秋毘古さん。はじめまして。

背景を描く技術はないのですが、写真資料を眺めて気づいたことがありますので、コメントします。ただ、イラストが実際の地形と一緒である必要もなく、気象条件によっては、違う見え方をするので的外れだったらすみません。

1) 空気遠近法
コントラストが低いのが違和感の原因だと思われます。手前の岩石柱は距離の割りにエッジが甘い気がします。空気遠近法を抑えて、もうすこしエッジを明確にした方が良い気がします。

滝の周辺や濃霧が出ていれば、今ぐらい強く空気遠近法でぼかしてもいいと思います。ただ、Google画像検索で「荒野」の画像を眺めていると、通常は乾燥しており水分が少なく見通しが良いようです。そのため、空気遠近法は軽めにした方が良さそうです。

参考: 夕暮れ時の荒野の画像
LandscapePhotoGallery より
http://dg1217.seesaa.net/article/125231538.html

2) 岩の色
高地では灰色の岩も多いですが、荒野だと晴天が多く基本赤っぽい色合いが多いようです。

3) 逆光の処理
光の使い方は、私も詳しくないですが地平線近くに太陽があるので、基本岩石柱は真っ黒に見えるのではないでしょうか？これは、気象条件によって異なるので、今の表現でも正しいのかもしれません。

逆光だと一般的に岩は真っ黒に見えるようです。

参考: 逆光時の岩の表情
http://kimageru-cinema.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/03/03/cap047.jpg

※次のサイトの画像
　イントゥ・ザ・ワイルド
　http://kimageru-cinema.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-047e.html

4) 雲
雲が近いところも遠いところも同じぐらいの大きさなのが気になりました。

はじめまして、少し物悲しい雰囲気がとても素敵なイラストだと思います。自分もまだまだ勉強中ですが少しアドバイスをさせてください。

サムネと原寸のギャップについてですが、恐らく描きこみ不足によるもののような気がします。ブラシ跡が残っているのが少し悪目立ちしてしまっている感じがします。
添付は自分なりにザックリと描きこみを増やしていったものです。全体のコントラストを上げたり、岩肌などの描きこみを増やしたり、太陽からくる影を地面に落としてみたり、靄っぽい表現の追加したりなどをしてみました。
好みの表現でなかったら申し訳ありません。参考になれば幸いです。

あとソフトに関して、これは一応フォトショで描いたものですが、個人的にドローイングソフトとしては使いにくい様に感じます。
一般的にフォトショはギャルゲの背景のようなある意味、個性を消した絵を描くのに向き、saiやペインターは手描きの個性を生かした絵に向いていると思います。
確かにフォトショはなんでもできるソフトなのですが、すべての効果をこちらが指定しなければならず、感覚で絵を描く人には面倒に感じることが多いようです。
その辺りは秋毘古さんのお好みで選んでください。

最後に練習法との事ですが風景や静物のデッサンをするのがいいと思います。今回のイラストを見るとディテールを思い込みで描いてしまっている印象があるので、実物を見て細かく描きこむ練習をするのが一番上達すると思われます。

秋毘古さま、初めまして。

やはり基本的には「描き込み不足」でしょうか？（元絵の左半分に加筆させて頂きましたが……ん〜〜、私も上手くないですね〜〜……＾＾；）

秋毘古さんご自身が「のっぺりしている」とお感じですので、「のっぺりしなくなるまで」とことん描き込んでみてはいかがでしょうか？ 同じ様に、ご自身が納得できる様な「ブラシ設定」になるまで、とことんトライ＆エラーを繰り返すのが、上達の一番の近道かと思います (残念ながら、“個人個人が納得する絵の描き方”なんてドコにもありませんから……＾＾；；；)。頑張って下さい！＾＾