典型的な「鶏が先か卵が先か」現象です。

自分の創作物を公開する、配布するというのは突き詰めれば自己のアピールです。
自分の感性や思想を誰かに知ってもらいたいというものです。
「知ってもらいたい」ということは「伝える努力」が必要です。
努力しなくても世間が振り向いてくれるのならこんな所で悩む必要は無いはずですから。

いわば「誰も聴いてくれないから歌う気が失せる」ではなく、
「聴いてくれるまで歌い続ける」「聴いてもらえる工夫を重ねる」ことが大切なのです。

まずは
「一度やると決めたら躊躇わない迷わない」
「何を伝えたいのかはっきりさせる」
「表現に余計なノイズを混ぜない」
技術論方法論以前にこの三点は最低押さえておくべきです。

三つ目だけは少し補足が必要でしょうか。
表現したい物をアピールしたいなら、同時に表現したくない物は徹底して世に出さないこと。
手も時間もかけていない、何かの練習にもなっていない、何のために描いた？と訊かれても返答に困るようなその名の通りの落書きを公開したりとかです。
必死になって完成させた絵を「落書きです」と宣言するのはまだ自分の限界はこんなもんじゃないという自己啓発の意味でもあるのかなと思いますが、本当に手を抜いた物を落書きとして公開するとかはオーディエンスからみれば「作者自ら自分を薄めているだけ」に映りますからね。

そして自己アピールしたい「要素」や「拘り」がレベルアップに繋がる原動力足り得るので具体的なアドバイスを貰う前にまず自分が何を表現したいのか、何に拘りたいのかをアピールすることが重要なのです。
何でも良いんですよ。「○○先生のような絵が描きたい」という具体的なものから「究極のおっぱいが描きたい」というような象徴的なものまで。
「△△といえば××さん」というような人で閲覧数の少ない人なんていないと思いますよ。表面化している評価についてはその△△次第な所もあって一概には言えませんが。

ファンタジーRPGでいうところのキャラ特性が分からないのに装備やスキルのアドバイスは出来ないよ、という話です。
まずは自分を知ってもらうことに努めて下さい。

ども初めまして。
僭越ながらアドバイスさせていただきます。

上の方々の言う事もわかるのですが、自分はあえて｢人の目を気にしろ｣と言います。
とはいえ、目的も目標もなくただ漠然と閲覧してもらいたいと言うのでは到底閲覧してもらえません。と言うかそれは人の目を気にしていません。

人の目を気にすると言うのは、まず自分の中でこういうものが描きたいというのを作った上で、さらに同じ思考の人に喜んでもらえる工夫をする事だと思います。

簡単な例として版権イラストがあると思います。
ただ人気のジャンルだと言うことで描いてみたとしても、まったく知らない状態でただ服装なんかを調べて描いたイラストなんかは、薄っぺらな絵であまり人気がないと思います。
それと比べてちゃんと見たりプレイしたりしてどういうキャラなのかわかってる人が描くキャラは、そういうキャラだと見せようと工夫するので、結果それなりに見てもらえるではないでしょうか。
もちろん加えて技術があればより人気が出ます。
と言うか自分がそのキャラを(さらに行けばそのシチュエーションや世界を)表現するために技術が必要になっていきます。

これは版権に限らずオリジナルのイラストにもいえる事だと思います。

今回のイラスト、売りはいったいどこなんでしょうか？
今回のイラストで一番目立つのは、比較用に残した前の絵と比べると、若干色が鮮やかになった頭ぐらいだと思います。羽、体については背景に埋もれてほとんど目立ちません。
特に貧乳が好きだとわかったとの事でしたが、その胸も手で隠してます。他の貧乳好きの人にこれでアピールできるでしょうか？
かといって顔に関しても何か拘りがあるようには見えず、ただ笑っているだけです。これでは見る人に何を感じて欲しいのかわかりません。

例えば、羽をしっかり見せたいのならば羽に動きをつけたり、ディテールをこだわったり、背景と色の差を作って目立たせたりなどの工夫ができます。
貧乳を目立たせたいのであれば腕で隠さずにこれもしっかり胸が無いってのを描かないといけないと思います。(描かないって事ではない。この絵は何も描いてないに等しい)

拘りを持って絵を描くから一歩進んで、こういうのが好きなんでしょ？と見る側に訴えかける絵を描く事ができれば、おのずと閲覧してもらえると思います。ガンバってみてください