「パースを強調した絵を描くときはデッサン（というか人体のバランス、整合性）のことはひとまず忘れる」…でしょうか。

プロにでもなってイヤって程場数を踏めば両立も可能だとは思いますが、そうでないうちは整合性気にしてたら小さく纏まりがちになるので、勢いまかせで描いた方が格好良い絵が描ける…ような気はします。

あとは、真面目にカメラを勉強してレンズのメカニズムに明るくなることでしょうか。

そもそも論で恐縮ですが、参考までにどうぞ。

◆人体にパースが利いているのはどんなときか。
→視点（観測者）が人体に十二分に近付いているとき。
◆人体にパースを利かせるにはどうすればいいか。
→風景画を描くときのように。

パースとは言うまでもなく遠近法のことです。
遠近法では視点がどこにあるのかが重要です。
視点から遠ければその分小さく見えますし、角度が付いていれば当然そのように見えます。

具体的には…
・左足は大きく見える。足先に行くほど大きく。
・腰周りはほどほどの大きさに見える。
・胴から頭部にかけてはやや小さく、見上げる感じに。頭部に行くほど小さく。
・右足の膝から足先にかけてはやや小さく、見下ろす感じに。足先に行くほど小さく。
とかでしょうか。

寸法の正確さを求めないなら、あとは感覚的にやってしまっても良いかもしれません。
正確さを求めるなら…うーん。