No.180954

花蓮✝無双 17時間目 (計画)

う~ん花蓮ちゃんなかなか活躍しないな~。
なぜ3人娘が出まくってるような気がする…。
花蓮ちゃんごめん!!!


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2010-10-28 21:23:27 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3732   閲覧ユーザー数:3164

紫苑が治めている永安で仕官する事になった旧呉軍。

名目上紫苑が主君となっているが実質は一刀が主君となっていた。

一刀はすぐ行動を起こした。

まず警備体制の見直しだった。

呉羽、璃々を中心とした警備部隊を設立し街を東西南北の区画に分け各区画に警備隊の詰所を建設した。

そして常時警備兵が居るようにした。

次に教育の充実を図った。

現代で言う学校の設立をし子供たちに教育の場を与えようと考えた。

これらはあの世界で教師をしていた冥琳,穏が中心となった。

最後に税金及び市場の発展だった。

バイトの確立,銀行の設立や新規参入する際の諸経費の見直しなどを蓮華,月が立案し詠が法の整備や実際に徴収などを実施した。

これらにより永安の内政は格段と向上した。

それと同時に軍事にも力を注いだ。

星による兵の鍛練や思春の隠密兵の育成により兵士の質の向上を図った。

紫苑については最終決定の権限をもち、一刀はその補佐をしていた。

 

内政に力注いでいたある日。

 

「ねえ蓮華,紫苑」

「なに?」「どうされました」

 

一刀は紫苑とたまたま税について報告に来ていた蓮華にしたい事を言った。

 

「魏と同盟を結ぼうと思うんだがどうかな?」

 

魏との同盟の事だった。

自国だけですべてをするには限度があった。

また、他国との交流を持つことで敵国への抑止力や物流の安定供給を考えていたのだ。

あの世界では当たり前の事だがこの外史ではあまりしないことであった。

 

「私は賛成だけどみんなの意見も聞かなくてはいかないわ」

「そうですわね…ご主人様」

「そうだね…明日みんなを集めて決めようか」

 

二人は賛成してくれたもののさすがにそれだけでは決められない案件だった為翌日旧呉,北郷軍の勇将知将を招集した。

 

「みんなすまない…忙しい所を」

「それはいい…それで話とはなんだ」

 

みんな揃ったのを確認した一刀は魏の同盟について話した。

 

「うむ…確かにした方がいいだろうな」

「そ~ですね~」

「確かにそれが上策だな」

 

軍師兼教師の二人(冥琳,穏)とミナミの帝王並の手腕を持つ軍師(詠)は賛成した。

武官も口には出しはしなかったものの賛成した。

 

「あとは誰を使者にするかだな」

「まず花蓮と一刀が確定だな…」

 

冥琳が二人の名を出したとたん立候補する者が出てきた。

 

「一刀様が行くなら私も」

「お父様!私も行きます!」

「一刀…奥さんを無視するなんて事ないわよね~」

 

本妻(蓮華)に自称愛人(呉羽),ファザコン娘(璃々)が名乗りを挙げたのだった。

それを見た紫苑は苦笑いをしながら言った。

 

「蓮華ちゃん,華雄ちゃん,璃々3人共駄目よ~」

「何でですか!お姉さま」「どうしてです!黄忠殿」「お母様…なぜ」

「だって…蓮華ちゃん」

「はい」

「今市場改革の途中でしょ…指揮者がいなくなるのは…ね」

「はい…」

「それに華雄ちゃん,璃々」

「「はい」」

「あなた達は警備隊の隊長でしょ二人ともいなくなるのは感心しないわ」

「「う……」」

 

紫苑の言葉にぐうの音も出ない3人。

そこにさらに追い討ちをかけるように言った。

 

「なので主君である私が同行するわ」

「「「え~~~~~」」」

「当然だな」「ですよね~」「そうよね~」「ほほ~」

 

3人以外は納得したがやはり抗議をした。

 

「お母様ずるいです!!」

「お姉さま!」「黄忠殿!」

「みんな…これは仕事だからわかって…ね♪」

「「「………はい」」」

 

紫苑の冷たい微笑みに3人は了解せざる負えなくなってしまい使者として一刀,花蓮,紫苑の3人に決まった。

永安を出発する当日…。

 

「さて…いくとするか花蓮」

「は~い♪」

「それじゃあ皆さん頼みますね」

 

見送りのためみんな集合した。

みんな挨拶はそこそこにするつもりだったがやはり一刀大好きっ子たちは一刀が心配で仕方がなかった。

 

「一刀様…そこら辺の物を食べてはいけませんよ」

「お父様、生水には気をつけてくださいね」

「パパ…外で他の女性に手を出したら…ねぇ~♪」

 

本当に子供のお使いをする時の注意事項をされる一刀であった。

 

「呉羽,璃々…俺はそんな事しないよ。ママ…大丈夫だよ」

「お姉さま監視御願いします!あとお姉さまも手を出さないで下さいね」

 

蓮華のお願いにこけそうになる紫苑だった。

 

「はいはい…それじゃあ」

「いってくる」

「いってきま~す♪」

「「「いってらっしゃい」」」

 

みんなに見送られ仕官する為でなく同盟を結ぶために許昌を目指した。

 

花蓮side

新しいお家はいいの~

 

「花蓮ちゃんおはよう…服は置いときますね」

「は~い♪」

 

服を着替えて食堂にいったの

そこには星お姉ちゃんがいたの

 

「おや花蓮殿今から朝食かな」

「うん♪」

「ならば少々待たれよ」

 

そういうと星お姉ちゃんは台所に行っちゃったの

おなかぺこぺこだけど待ったの

 

「待たせたな花蓮殿」

 

星お姉ちゃんがお盆をもってきたの~

 

「出来立てだから気をつけてくれよ」

「は~い♪いただきます♪」

 

お盆の上には餃子と炒飯があったの~

餃子はコリコリして美味しかったの~

炒飯は卵と茶色いのがコリコリしておいしかったの~

 

「ごちそうさま♪」

「うむ…お盆はそのままにして紫苑の所に行った方が良いぞ」

「は~い♪いってきま~す」

「うむ。行ってこい」

 

そうだったの今日からパパと紫苑ママとお出かけなの~

 

「趙雲将軍!またメンマが少なくなっていますが」

「すまんな…天の御遣い様に手料理を振舞ったからな」

「はあ…」

 

「ぱぱ~,しおんまま~」

 

いつも仕事をしている部屋の扉が開いてたの~

 

「花蓮…おはよ」

「花蓮ちゃんおはよ…いつも元気ね」

「うん♪」

 

パパ達と一緒にお外に出たの

パパに聞いたら華琳お姉ちゃんの所に行くって言ってたの

怖いお姉ちゃんに会うのかな~

秋蘭お姉ちゃん,桂花お姉ちゃん助けてくれるかな~

 

「はいはい…それじゃあ」

「いってくる」

「いってきま~す♪」

「「「いってらっしゃい」」」

 

パパと一緒のお馬さんに乗って出発するの

お馬さんいっぱい走るけどがんばってね

 

つづく


 
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