「なんかよぉ、最近綺麗になったよなぁ」
あんぱんを頬張りながら田尻が先生を見て言った

確かに他のクラスメートも口にしているのは聞いた
俺にとっては、いつも綺麗なので目新しくなんか無かったけど

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田尻「ありゃ、彼氏ふぁねぇ」
俺「ちゃんと噛んでから話せよ」

田尻「男だよ、お・と・こ
マイちゃんなんてすごい美男子と高級車で歩いてるの目撃されてるんだぜ
こんな寒い季節だし、暖まれる相手が欲しい季節。恋の季節なのよ～
もちろんこの俺もだ！」
（それ、秋口にも言ってたよな…）

田尻「まぁあれだ、お前もうかつに手を出すのはいかんぞ～
ここ最近、告白して撃墜された数も急増してるって話しだしな
マイちゃんには及ばずとも人気あるからなぁ　うちの担任」

俺「な、なんで俺が出てくんだよ」
田尻「お前　国語の時間黒板じゃなくてまきのんの尻ばっか見てるじゃねぇか
てか、気づいてないとか思ってたのか？」

（後姿を追ってただけなんだよ！そう！）

それにしても、輝いて見えてるってことは
先生はきっと、いろんなことを受け入れた上で
それで一歩前進したんじゃないだろうか

そして俺自身の気持ち...
春先に気持ちを伝えたことは、やっぱり本気にしてないのかな

でもあの夜の、先生の目
あれは、俺の気持ちを受け止めてくれて、彼女も俺に対して
気持ちを開いてくれたってことじゃないのだろうか
思い過ごしかもしれないけど

ここは...

１.　　ちゃんと想いを伝える
２.　　それでも告白にはまだ早いな
３. 興味は尻だけだと主張しよう