（さ、寒いぞ！）
決断した夕方
公園で待っていると雪が降り出してきた

（もう３月も近いのに...）

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それでも帰らないのは今日どうしても
自分の気持ちを伝えたかったから
だから、ずっとこうして先生の帰りを待っていた

しかし、日が落ちると急に冷え込むな...
雪空を仰いでいると　後ろに気配が

牧野「な、何やってるの？
空、雪すごいよ」

（先生！）

俺「先生を、待ってたんです」
牧野「え！私？」

躊躇してたら切り出せなくなりそうで
まだ驚いたままの彼女に、続けて放った

俺「先生、好きです
初めて見た時から、ずっと憧れてました
自分の気持ちを伝えたくて　今日、ここで待ってたんです」

先生はしばらく硬直する
けどすぐに表情を笑顔に変え
涙を流しはじめた

牧野「嬉しい...

私も、貴方のこと　ずっと気になっていたから」

（想いが通じた！）

俺「まだ、早いんでしたら卒業してからでもいいんです
俺と恋人同士になってください」

先生は下を向いて　躊躇うように言った
「ごめんなさい　考えさせて…」

（続く）