No.64442

流琉と兄様 アフター・ストーリー 中編

komanariさん

本当は前後編のはずだったのですが、なぜか中編に・・・

今回のお話では、主に流琉と貂蝉がしゃべります。

貂蝉のセリフの中の『正史』・『外史』の解釈は、私の勝手な解釈ですので、皆様の解釈と合わなかったらごめんなさい。

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2009-03-21 01:42:42 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:9323   閲覧ユーザー数:7612

泉を一層美しくしている、星空には雨雲が浮かんでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流琉と兄様 アフター・ストーリー 中編

 

 

 

 

 

 

 

私は、華琳様の話を聞いた日から、魏の皆さんをはじめ、他の国の皆さんに話を聞いて回りました。

 

ここではない、他の世界から人を呼び寄せる方法を知らないか。

ここではない、他の世界に行く方法を知らないか。

 

私は皆さんに聞いて回りましたが、その方法を見つけることはできませんでした。

 

でも、

華琳様は、他の国の王様に私に協力してくれるようにお願いをしてくれました。

春蘭様と霞様は頑張れと言って私を抱きしめてくれました。

秋蘭様は、協力してほしいと他の国の皆さん一人ひとりに頭を下げてお願いをしてくれました。

凪さん・沙和さん・真桜さんは、三国の兵士の皆さんに、知っている人はいないか聞いて回ってくれました。

稟さんと風さんは魏に戻ったら、参考になる資料はないか調べてみると言ってくれました。

桂花様も、「何で、私が男なんかのために」と言いながら、蜀の書庫を行って、資料を探してくれました。

 

季衣は皆さんに話を聞いて回るわたしにずっとついてきてくれました。

 

呉・蜀の皆さんも、私がその方法を探すのに協力してくれると言ってくれました。

 

 

しばらくして、蜀に集まっていた皆さんが、自分の国に帰る日が来ました。

 

私は、皆さんと一緒に魏に帰らずに、蜀に残って兄様を取り戻す方法を探すことにしました。

 

 

 

魏の皆さんと別れるとき、

「大丈夫。流琉なら見つけられるよ。だって、流琉は兄ちゃんのことになったら、何でもできるんだって、ボクは知ってるもん。だから流琉・・・」

 

 

「頑張ってね。ボクはいつでも、流琉を応援してるから。」

季衣は私を抱きしめてそう言いました。

 

 

兄様が消えてしまった日に、私をつつんでくれたときと同じ季衣のやさしさは、私に勇気をくれました。

 

「・・・うん。ありがとう。季衣。」

季衣がくれたやさしさに、私ができるお返しをしよう。喜んでくれるように、ありがとうの気持ちをこめて、料理を作ろう。

そう私は心に決めました。

 

「皆の者!出立するぞ!!」

春蘭様の声が聞こえました。

 

「じゃあね。流琉」

 

「じゃあね。季衣!」

 

 

泣いている私をいつも抱きしめてくれた季衣を、私は精一杯の笑顔で見送りました。

 

 

季衣たちが立てる砂埃が見えなくなってから、私は蜀での方法探しを始めました。

 

 

 

成都のお城の書庫は桂花様が探してくれていたので、私は朱里ちゃんと雛里ちゃんにお願いして、他の世界に行く方法、他の世界から人を呼ぶ方法が載っていそうな妖術書がありそうなところ、またはそれらに関する情報を探してもらい、私はしらみつぶしに、その場所に行きました。

 

蜀の端にあるお城の書庫に、そのような本があるのなら、馬で何日かかってもそのお城まで行きました。

南蛮の奥地にすむ部族の人たちが知っているかもしれないというのなら、そこまで行ってその部族の人たちに聞いて回りました。

西域から来た行商人が、他の世界の話をしていたのなら、その行商人を追いかけて、話を聞きました。

 

他にも、どんな小さな情報であっても、私はその場所に行って、情報を確かめました。

朱里ちゃんも雛理ちゃんも一生懸命情報を集めてくれました。

 

でも、兄様を取り戻す方法は見つかりませんでした。

 

朱里ちゃん達が持ってきてくれた情報をすべて当たったけど、見つかりませんでした。

 

朱里ちゃん達は

「ごめんなさい。力になれなくて・・・」

と謝ってくれましたが、私一人だったら、一生かかってもできなかったと思うほど、沢山情報を集めてくれた朱里ちゃん達に、私は感謝の気持ちをこめて料理を作りました。

 

蜀の皆さんは、「おいしい」と言ってたくさん食べてくれました。

その日は、そのまま私の送別会を開いてくださることになり、蜀の皆さんにたくさん励ましの言葉をいただきました。

中でも紫苑さんからは

「あぁ!その青い果実をささげた、殿方への愛のために・・・・」

と言われながら抱きしめていただいたのですが、あまりにも豊満な胸におぼれていた私はそれ以降の言葉を聞きとる前に、意識が途絶えてしまいました。

 

 

 

 

次の日、私は呉へと向かいました。

 

何日かの旅路を経て呉に到着した私は、まず建業のお城の書庫の中に探しているものがないか調べました。

調べていると、冥琳様や穏様、亞莎さんたちが時々手伝いに来てくれました。

ただ、穏様はなぜが本を読み終わるたびにクネクネしていました。

 

お城の書庫を探し終えた私は、軍師の皆さん、それに雪蓮様・蓮華様にも協力していただいて、集めてもらった情報を確かめに行ったり、地方の豪族の方の書庫を調べさせていただいたりしました。

 

それでも、兄様を取り戻す方法を見つけることはできませんでした。

 

冥琳様たちは

「すまんな。」

と言ってくれました。

 

私は、蜀の時と同じように、呉の皆さんのために料理を作りました。

すると、雪蓮様と祭様が

「宴会だ~♪」

と言って、お酒を飲み始めたので、そのまま呉の皆さんによる大宴会が行われました。

なぜか、真っ赤になってお酒を飲み続けていた蓮華様に、兄様との馴れ初めを話せと強要されたり、もっと飲めと無理やりお酒を注がれたりと大変でしたが、冥琳様たちに助けて出していただきました。

 

 

呉でも、兄様を取り戻す方法を見つけることができなかった私は、最後の望みを託して、魏へと向かいました。

 

 

 

 

 

 

その途中、呉と魏の国境辺りの村で、私は妙な噂を聞きました。

 

それは、

「この村から少し行ったところに、化け物がでる。しかも、その化け物はとても強烈な見た目をしているらしく、それを見た者は、桃色のものを見ると怯え出すらしい。」

というものでした。

 

宿屋さんの話では、この噂のせいで、村に行商が来なくなって困っているとのことでした。

 

今は魏の親衛隊長の任を解かれているとは言え、私は魏の将軍です。

ここは魏ではないけど、困っている人たちを放っておくことはできませんでした。

 

私は、村の人たちに化け物についての詳しい話を聞き、その化け物が出るという場所に行ってみることにしました。

 

 

その場所は、村から馬で2刻ほど行ったところにあって、街道から少し離れた小さな森の中にある泉でした。

 

その泉はとてもきれいで、まるで天女が水浴びをするための場所のようでした。

 

(こんなきれいな所に兄様と一緒に来ることができたら・・・)

 

そんなことを考えていると、後ろから低い男性の声が聞こえました。

・・・男性の声。でもしゃべり方は女の人のようでした。

 

「あらぁん♪小さな旅人さんねぇ。この泉で渇きを潤しているのぉん?」

 

振り向くと、今まで見たことのない生き物がいました。

全身の体毛がほとんどなく、あるのは耳のあたりについている編みこまれた毛とあごにある髭だけでした。特徴はそれだけでなく、ピンクの下着のようなものも穿いていました。

動物は自分では編みこむことはできないだろうし、あのピンクの下着は明らかに人の作ったものだったので、誰かに飼われている新種の熊なのかと思いました。

 

でも、よく考えると、この熊?はさっき私に話しかけてきていました。

 

「どぅしたのん?固まっちゃって。どぅふふ。もしかして、私のあまりの美しさに同じ女の子として、自信を失っちゃったのかしらぁん??」

 

その熊?は、もう一度話しかけてきました。

(「同じ女の子として・・・」ってことは、この熊?はメスなのかな??)

 

「そんなに心配することないわよ。私みたいなオ・ト・ナの魅力はまだないかもしれないけぇどぉ、あなただって十分かわいいわぁ。ご主人さまがいたら、すぐにあなたに手を出してしまうほどにねぇ」

 

(ご主人さまってことは、やっぱりこの熊?は誰かに飼われているみたい。でも、こんな変わった生き物を飼っているなんて、いったいどんな人なんだろう・・・)

 

そんなことを考えていると、熊?が私の方をじっと見つめてきました。

(餌でもほしいのかな?)

 

「あなたよく見たら、どこかで見た顔ねぇ。たしか、前にいた外史で卑弥呼と一緒にダーリンに金の針を届けに行くときに見たような・・・・」

 

何かを考え込んでいる様子だった熊?は私に尋ねました。

「・・・ねぇえ。あなた、お名前はなんて言うのん?」

 

「…典韋です。」

動物から名前を尋ねられたのは初めてでしたけど、この熊?はそんなに悪い動物ではないように思えたので、私は素直に自分の名前を答えました。

 

「やっぱりねん♪曹操ちゃんのところにいたから、もしかしたらと思って聞いてみて正解だったわぁん。」

 

クネクネしながらそう言い終えると、熊?は私の方をみて言いました。

 

「ねぇえ、典韋ちゃん。あなた、北郷一刀っていう男の子をしらないかしらぁ?光を浴びてキラキラ輝く白い服を着ているとおもうんだけどぉ」

 

「!!」

 

私は耳を疑いました。

こんな所で兄様の名前を聞くとは思っていなかったからです。

でも、もっと驚いたことに、この熊?は兄様が白いキラキラした服を着ていたことを知っていました。

 

私が兄様と初めて出会ったとき。

兄様は確かに白いキラキラした服を着ていました。

でも、その後兄様は「目立つから」と言って、あまりその服を着なくなりました。

洛陽に行ってからは、家ではその服を着ていることはあっても、お仕事の時や街に出るときは、警備隊の鎧や、服屋さんで買った服などを着ていました。

だから、私や私たちの家によく泊まりに来ていた季衣、それと私の村以外の人たちが、兄様の名前を知っていることはあっても、兄様が白いキラキラした服を着ていたと知っているということはあり得ないことでした。

ましてや、人でない熊?がそのことを知っていることなんてもっとあり得ないことでした。

 

「どうして華琳様もでも知らないことを・・・兄様が白い服を着ていたことを知っているんですか!?」

 

私は、なぜかこの熊?に期待していました。もしかしたら、私が探していたことを知っているかもしれないと。

 

「兄様ぁ?もしかして、典韋ちゃんは、ご主人さまのこと知ってるのん??」

 

「あなたの飼い主の方のことなんて私は知りません!それよりも、どうして知っているか答えてください!!」

 

私は思わず声を荒げてしまいました。

 

「わかったわぁ。教えてあ・げ・る。でも典韋ちゃん。その前に私の質問に答えてくれないかしらん?」

 

 

 

 

 

はやる気持ちを抑えながら、私はその質問を待ちました。

 

「どぅふ。ありがとぉん。」

熊?はそう言いながら片目だけまばたきをしました。

 

「ご主人さま・・・いいえ、あなたのお兄様は今どこにいるのん?」

 

「・・・」

私はすぐに答えることができませんでした。

 

(やっぱり、何か知っている。)

 

「・・・」

 

(今すぐに、兄様の所に行く方法を知っているか聞いてしまいたい)

 

そう、はやる気持ちが強くなるのを必死で押さえて私は答えました。

 

「今はこの世界にいません。」

 

「そう。それじゃあ、典韋ちゃんは今、お兄様に会う方法を探しているのん?」

 

「!!」

私の期待は確信へと変わりました。

 

「そうです!!あなたはその方法を知っているんですか!?」

 

なぜ兄様のことを知っているのかではなく、私は、私が一番聞きたかったことを聞きました。

 

「うぅ~ん。知っているといえば知っているわぁ。その方法で絶対に会えるって確証はないけどねぇん。」

 

「お願いです!!教えてください!!!!」

 

相手が人間でなくても、そんなのは関係ありませんでした。

私は、おでこが膝についてしまうぐらい、深く頭を下げました。

 

「まぁ、まってぇん。その前に、あなたとお兄様の話を私に聞かせてくれるかしらぁん??」

 

「・・・っ!」

 

「話してくれないと、あなたのお兄様と会う方法を見つけることができないの。お・ね・が・い」

 

「・・・わかりました。」

 

私は、兄様と初めて出会ったこと、占いのこと、季衣に洛陽に呼ばれたこと、兄様に告白したこと、恋人同士になったこと、定軍山・赤壁のこと、そして華琳様から聞いた兄様のこと、そして兄様が消えてしまったことを、出来る限り丁寧に話しました。

兄様が消えてしまった所を話していると、途中で涙が止まらなくなってしまうと、

「もういいわぁ。ありがとねぇん」

と熊?が声をかけてくれました。

 

「大体のことはわかったわぁ。それじゃあ、私の知ってることを典韋ちゃんに教えてあ・げ・る♪」

そいうと熊?は話し始めました。

 

「この世界はね。『外史』と呼ばれている世界なの。この世界はね『正史』と呼ばれる世界に住む人々によって作られたものなのよぉん・・・」

 

熊?の話は私にはよく理解できないものでした。

 

なんとか私が理解できたことは、

『正史』『外史』というものがあること。

『正史』はひとつしかないが『外史』は無限大にあること。

私はもちろん、兄様もこことは別の『外史』の人であること。

兄様の服のことを知っていたのは、別の『外史』で出会ったことがあるからということ。

この熊?は実は熊?ではなく貂蝉という人間であること。

貂蝉さんは『外史』を管理する者であること。

貂蝉さんが「ご主人さま」と呼んでいるのは兄様のことらしいということ。

それぐらいでした。

 

「それでねぇん。『外史』は『正史』に住む人たちの想念によって作り出されるわけなんだけどぉ、今私たちがいるこの『外史』の、元のもとになった『外史』の時に、私はご主人さまと出会ったのぉ。その時のご主人さまと言ったら・・・(やたらに長かったです。)・・・まぁいろいろあって、今度は、その『外史』をもとに今典韋ちゃんがいるこの世界のもとになった『外史』ができたわけぇ。私が初めてその『外史』に言ったとき、ご主人さまは袁紹ちゃんの所にいたわぁん。その時私と一緒にいたダーリンがねぇ・・・(すごく長かったです。)・・・それでねぇ、私思ったの、こんなにいっぱい『外史』があるんだから、どこかに私とご主人さまが恋に落ちる『外史』があるんじゃないかってね。もしそんな『外史』があったら私、ご主人さまに・・・(長かったです。あとすごく気持ち悪かったです。)・・・それで、いろいろと『外史』を回ってるんでけど・・・なかなかお目当て外史がなくてねぇ・・・」

 

いつの間にかあたりは暗く、空には星が輝いていました。

「あ、あの。」

 

「なぁあに?典韋ちゃん??」

 

「私が兄様に会うにはどうすればいいんですか??」

このまま待っても、その話にたどりつかないような気がして、私は貂蝉さんに声をかけました。

 

「あぁら、ごめんなさいね。私ったらご主人さまとの甘い妄想に夢中になっててそのこと忘れてたわぁん。」

 

(・・・本当にこの人に頼って大丈夫なのでしょうか?不安になってきました。)

 

「典韋ちゃんがもう一度ご主人さまに会うためには、本来なら『正史』に住む人によって新たな『外史』が。典韋ちゃんとご主人さまが再会できるような『外史』が作り出されるまで待たなきゃいけないのん。でも、その方法でご主人さまと再会できるのは、この世界の典韋ちゃん、つまりあなたではなくて、再会できる『外史』の典韋ちゃんなの」

 

「そんな!それじゃあ、わた「落ち着いてぇん♪」・・・」

 

「さっき説明した方法は、あくまで正式な場合よ。その場合は私みたいな『外史』の管理者が出てこなくても、典韋ちゃんとご主人さまは再会できるの。そう定められているからねぇん。でも、そう定められていない、この外史のときは、もっと強引にやらないと、ご主人さまと再会することはできないわぁん。」

 

私は、今から説明されるであろう方法に耳を澄ましました。

他の世界の私じゃなくて、今、この世界にいる私が兄様と再会するための方法を聞くために。

 

「典韋ちゃん。泰山っていう山、知ってる?」

 

「はい。知っています。」

 

「その泰山の中にねぇん。すべてのもとになった『外史』の時に終端の場所になった神殿があるのぉ。その神殿の中にねぇん、古い銅鏡が置いてあるのぉん。その銅鏡はねぇえ、外史の突端であり終端、まぁ、鍵みたいなものなんだけどぉ。それを壊せば、典韋ちゃんはもう一度ご主人さまに会えるかもしれないわぁん。」

 

「本当ですか!!」

 

(やった!!兄様ともう一度会える!もう一度、兄様と一緒にいられる!!!)

 

私が胸にはうれしさでいっぱいになりました。

 

けれど・・・

 

「ただぁ。こちらにご主人さまを呼ぶのは無理なのぉん。こっちからご主人さんの所に行くことは出来るかもしれないけどぉ、こっちに鍵がある以上、こっちからしか行けないのよぉん。しかも、仮に向こうに行けたとしても、二人でこっちに帰ってこられる可能性は、こっちから、向こうに行ける可能性よりも、ずっと、ずうぅっと低いのぉ。つまりぃ、向こうに行くことは出来るかもしれないけど、もうこっちの人たちとは会えなくなるってこのなのよぉん。」

 

(私を支えてくれた人たちと別れなければ、兄様に会うことはできないなんて、そんな・・・)

 

 

 

 

私が兄様の所に行けるのなら、きっと兄様と一緒に戻ってこられる。そう思って探してきた兄様に会う方法をやっと見つけることができました。

 

・・・でも

貂蝉さん教えてくれた方法は、私の大切な人を取り戻す代わりに、私の大切な人たちと別れなければなりませんでした。

 

 

 

 

 

 

そのときの泉は、空に瞬く星の輝きを受けて、一層の美しさを増していました。けれどその星空には泉を濁らせる雨雲も浮かんでいました。

 

 

 

あとがき

 

こんにちわ。こんばんわ。

komanariと申します。

 

 

なんとか、アフター前編は応援してくださった皆様の期待を裏切らずに済んだようでホッとしていました。

 

あと、初めて投降したのでよくわからなかったのですが、なんと「流琉と兄様」がランキングに入ることができたようです。

 

応援してくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 

 

 

今回の中編はいかがだったでしょうか。

 

というか、まず前・後編でまとめられなくてすみません。

 

貂蝉と流琉の会話を書いていたら思いのほか長くなってしまい。

やむなく、中編という形になってしまいました。

 

さて、今回の作品では、主に「恋姫無双」のときに登場した『正史』・『外史』というものを取り入れてみました。

それらの解釈は、あくまで作者の解釈なので、皆さんの理解と違う場合があります。

 

もし、僕の解釈を不快に思う方がいたらごめんなさい。また、「恋姫無双」をまだ未プレイで、それらについてよくわからなかった方、本当にごめんなさい。

 

 

『正史』・『外史』について永遠語っていただいた貂蝉ですが、あまりにも特徴的な口調のため、若干おかしなところがあるかもしれません。しかも、流琉ははじめ貂蝉を人として認識していません。

その時間が長かったので、途中まで貂蝉を表す名詞が「熊?」になってしまいました。

 

これはすべて作者の不徳がいたす限りです。

流琉は何も悪くありません。

 

貂蝉ファンの皆様ごめんなさい。

 

 

なお、真・恋姫の本編では貂蝉たちを見ておびえてしまっていたのに、なぜ今回「熊?」認識になってしまったかというと、本編における貂蝉は、なんかもういろんなオーラを出していたけれど、今回はあんまり出ていなかったという作者による勝手な解釈です。

 

貂蝉ファンの皆様ごめんなさい。

 

 

 

さていよいよ、アフターも次で終わり(その予定です)ですが、作者としては何とかしてハッピーエンドに持ってこうと思っておりますので、芥子粒程度で結構ですので応援していただけると嬉しいです。

 

 

最後になりましたが、今回も私の書いたつたない文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。閲覧してくださる方々。支援してくださる方々。コメントしてくださる方々。未熟な作者を応援してくださるすべての皆様に感謝の気持ちを持って、これからも頑張っていきたいと思います。

 

長いあとがきになりましたが、ここまで読んでくださて本当にありがとうございました。

 

また次の作品でお会いしましょう。

 

 

 

 

追伸。

 

 

タグにあった「彼の理想の外史」は、どんなことがあっても、僕は書かないので、書いてみようという人がもし・・・・まぁ、いらっしゃらないと思いますが、もしいらっしゃいましたら、ご自由にお使いください。

 

 

あ。たびたびですが、貂蝉ファンの皆様ごめんなさい。

 

 

 

 

つけたし。

 

コメントで「なぜ閣下と呼ぶのか」という質問が多かったのでお答えさせていただきます。

 

僕が貂蝉のことを閣下と呼ぶかというと、中の人がとある銀河の英雄たちの伝説をアニメ化したものに出演されており、その役がとってもクールでかっこいい元帥閣下の役で、その役の印象がとても強かったため、うちの姉弟の中では、中の人が他のキャラを演じている場合でも、総じて「閣下」と呼んでいるからなのです。

 

とても解りづらい表現をして申し訳ありませんでした。

 

また、キャラとしてではない表現で貂蝉を示したことに不快感を覚えた方々、誠に申し訳ございませんでした。

 

今さらですが、「閣下」を「貂蝉」に書き直しました。


 
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