#4
そうしてやって来ました、再び長沙の街。
「うわあぁ……」
初めて目にするその光景に、亞莎は瞳を輝かせている。
「こんなにたくさん人がいるなんて……それに本屋さんもあります!あ、あっちの店の点心も美味しそうです!それに向こうの麺屋さんも――――」
そんな亞莎を微笑ましく思いながら、俺は口を開いた。
「亞莎、まずは落ち着け」
「はややっ!?」
とりあえず、最新話のオープニング的なノリで。
「ビーのおっちゃん、邪魔するぜ!」
「おぉ、北郷か!久しぶり……って言う程でもないくらいに、すぐに来たな。てか、その呼び方、なんかおかしくなかいか?」
やって来たのは、麋の商家。相変わらずの笑顔で俺を迎えてくれる。
「細かい事は気にするな。それより、俺もこの街で店を開くぞ!」
「おっ、なんだなんだ、いきなりだな!そんなにこの街が気に入ったのか?1日しかいなかったくせに、よく言うぜ」
「何言ってんだ、おっちゃんがいるからに決まってんだろ?」
「そいつは嬉しい事言ってくれるじゃねぇの。だが、俺には母ちゃんがいるからな。諦めてくれ」
「「HA HA HA HA!」」
そんな事を話しながら、笑い合う俺とビーのおっちゃん。
「いや、そういうノリじゃないだろ」
「ん?」
そして冷静に戻る。
「色々あってな。俺もこの街で店を開こうと思う」
「へぇ、興味深いねぇ。お前とならいい協力関係が築けそうだな。それで、何をやるんだ?」
そんなこんなで商談開始。
「なんでも、だ」
「なんでもだぁ?」
「あぁ、名付けて『万屋北郷』だ」
「……」
亞莎たんは、ポカンと口を開いたままなのでした。
ビーのおっちゃんの口利きで、割と簡単に店を構える事の出来た――諸経費はおっちゃんからの
「一刀さん、卓に対して椅子の数が多すぎるんですけど……」
「それはこっちのカウンター用だ」
「かうんたぁ?」
「あぁ、1人で来る人は、誰かと相席になっても呑み難いだろ?それに、1人者どうしで仲良くなるきっかけにもなるし、そういう人達の為の席だ」
「なるほど……」
いちいち感心してくれる亞莎は可愛いとして、まず開くのは居酒屋だ。いくら酒を飲む年齢でなかった俺でも、居酒屋の定番メニューくらいは知っている。
基本は焼鳥で、余った部位を使った品々や、それに加えて豚や牛肉でもあまり使わない部位を用いた料理。簡単な菜物に、米や麺など。高校生の癖に居酒屋でもバイトをしていた俺に死角はなかった。
なんやかんやで数日経過。
「亞莎、採譜の内容は全部覚えたか?」
「はい、バッチリです!」
「オッケーだ」
「はややっ!?」
真面目な彼女は、ウェイトレスの仕事のひとつであるメニュー覚えを終えているようだ。そんな亞莎の頭を撫でてやれば、真っ赤になってしまう。可愛いなぁ、もう。
「基本的に俺は料理に専念するから、注文取りと品出しは亞莎に任せるぞ」
「うぅ…緊張します……」
「大丈夫だ」
その緊張も、すぐに慣れに変わるさ。
「お客さんが来店されたら?」
「『いらっしゃいませー!空いてるお席へどうぞー!』」
「注文を受けたら?」
「『かしこかしこまりましたかしこー!少々お待ちください!』」
「何か分からない事があったら?」
「『すみません、ただいま確認して参ります!』
「酔っ払いに絡まれたら?」
「『私には
自分から言った癖に、何紅くなってやがる。
最終目標はビーのおっちゃんに言った通りに万屋――現代風に言うと総合商社的なものだが、まずはその為の地盤を固めねばならない。手っ取り早いのが飲食店だ。まずは俺と亞莎で一定の利益を出し、余裕が出てくればバイトを雇う事も考えている。ま、そんなこんなで。
「『焼鳥・北郷』開店だぜ!」
「おー!」
そういう事となった。
「ますたー!3番卓にモモ・胸・手羽2本ずつと、牛筋煮込みです!」
「あいよっ!」
開店早々から、俺達の店はそれなりの賑わいを見せていた。全席埋まるとまでは言わないが、8割方の席には客がついている。
「店長!
「任せとけ!」
おそらく、半分くらいはビーのおっちゃんからの紹介だろう。残りの半分は、新しい店だからという理由で来店したに違いない。いずれにせよ、彼らの舌を捕まえられるかどうかに、この店の今後がかかっている。彼らが気に入ってくれれば噂となり、噂が客を呼び、その繰り返しとなるのだ。
「お客様お帰りでーす!」
「ありがとうございましたー!」
亞莎も初めての接客業であるが、精一杯奮闘している。あの人見知りをする亞莎が、だ。
「はややっ!?あの、その…私には店長がいますので!」
「おぉっ、愛してるぞ、亞莎ー」
「はややややっやややぁあああっ!?」
「食いに来たぞ、北郷!」
「…………あーぁ、皿を割っちまいやがった。って、ビーのおっちゃんじゃねーか。らっしゃい!」
ドジキャラの地位を確立しつつも、である。
順調に利益も出ており、これならばそろそろローンを返し始めても大丈夫だろうと考えるようになった、ある日の事であった。
「あら、新しい居酒屋ね」
「ほぅ、『焼鳥・北郷』……か。確かに今まで見た事はないな
開店の準備をしていると、これまたデラべっぴんな女性2人がやって来た。それにしてもエロい格好だな。
「冥琳、ここにしない?興味あるし」
「私は何処でもかまわんさ。久しぶりの、お前との休みだしな」
「お姉さん方、ご利用で?開店までもーちょいと待っててくれませんかぃ?」
1人は桃色の髪をした女性で、1人は黒髪の、眼鏡をかけた理知的な女性である。
へぇ…この桃髪ねーちゃんは腕がたちそうだ。剣も腰に提げてるし。
「あら、聞こえてた?だったら待たせて貰うわね。店の中でもいいかしら?」
「ちょい待ち……亞莎、中の準備はどうだ?」
「はやっ!あとは
桃髪ねーちゃんに待ったをかけて店内に問えば、いつものような慌てた声。これなら大丈夫だろ。俺は開店待ちの姉さん方に向き直ると、暖簾をずらして示す。
「……てな感じだ。こっちの細長い席についてくれ」
「はーい」
「邪魔するぞ」
客が来た為か亞莎も普段の5割増しの速度で作業を終え、開店の準備が整う。さて、新規のお客さんのようだが、何を注文するのかね。
「お待たせ、何を注文しますかぃ?」
「どうする、雪蓮?」
「そうねぇ、どれも初めて見る料理名ばっかりでわからないわ……ねぇ、貴方のオススメは?」
そりゃそうだ。珍しいけど安くて美味い、で売ってるんだからな。
「そうさなぁ、今日は肉の仕入れがいまひとつだったから、鶏ならつくね、牛なら煮込み辺りかな?」
「じゃぁ、それひとつずつ頂戴。それとお酒ね」
この2つなら、鮮度はそれほど味に関係ない。あくまで『それほど』ではあるが。
「あいよ!熱燗と常温、どっちがいい?」
「あつかん……って何?」
「あぁ、そういや姉さん方は初めてだったな。そのまんまだよ。たぶん姉さん達がいつも飲んでるのは常温、熱燗ってのは、湯で酒を温めた奴だ。寒い日に飲むには最適だが……ま、ここ江東の地じゃあまり関係ないな。どうする?」
「初めてね……ねぇ、冥琳、熱燗頼んでもいい?」
「私も興味がある。それにしよう」
「毎度!」
注文を受け、俺はつくね串を火にかけ、牛すじ煮込みの鍋をかき混ぜる。当然、細徳利も湯に入れた。
「煮込みならすぐに出せるんだけど、酒を飲みに来たのに肴だけってのもつまんないだろ?少し待っててくれ」
「えぇ、構わないわ」
「という訳で、
「とぉく…たいむ……?」
カウンター席は、こういう遣り取りが楽しいのだ。
「ますたー、それだと初見のお客様には通じないですぅ……」
「あー…店長のとっても楽しいお話の時間だな」
「あら、面白そうね。私はともかく、冥琳を満足させられるかしら?」
「雪蓮、そういう事はいうものではないぞ」
なんだ?こっちの眼鏡姉さんは笑いに厳しいのか?
「そういう訳じゃないわよ。でも、冥琳は頭がいいから、すぐに口を挟んじゃうのよ」
「そんな言い方はないだろう」
「おやおや、なかなかマスターのネタの
「(一刀さん、また嘘の話を始めちゃった……)」
亞莎、顔に出てるぞ。
「姉さん方、鹿は知ってるだろ?」
「えぇ、美味しいわよね。お酒に合うわ」
「すぐ食にもってくか、まぁいい。俺が益州の山を歩いている時にな、ばかデカい鹿に出くわしたんだよ。その時の俺は、これまた腹を空かしてて、どうにかして捕まえようと思ってたんだ。だが、狩りの為の矢は尽きていたし、他の道具なんかを持ってる訳もなかった」
「ほぅ?面白い語り口だな」
「あんがと。でも、今言った通り、俺は腹ペコだった訳だ。さて、どうやってその鹿を仕留めたと思う?」
「徒手空拳で挑んだとでも言うのかしら?だったら、是非私とも勝負して欲しいわね」
「そんな訳ないさ。奴らの角はメチャクチャ堅いからな。無謀な事はしない。だが、再三言うが俺は、空腹の極みだった。どうにかして、そいつを捕まえたいと思った。で、荷物を探っていると、見つけた訳だ」
「何を?」
「いらっしゃいませー、空いているお席へどうぞー」
「いらっしゃいませー!朝に食った、さくらんぼの種だ」
「さくらんぼ?」
「あぁ、俺は、これしかないと思ったね。まさに天佑ってやつだ。俺はその種を握り締めて振りかぶり、その鹿に向けて、思い切り投げつけてやったんだ……おっと、そちらの眼鏡の姉さんは何か言いたそうだな」
話ながらも鍋をかき混ぜ、燗の様子を確認する。もう少しだ。
「あぁ、それで仕留められたら大層な膂力だが、そのような事はまず不可能だろう」
「なによ、冥琳。夢がないわねぇ」
「ふっ、軍師とは現実を精査する性分なのさ」
頬を膨らませる桃髪姉さんの横で、黒髪姉さんが眼鏡のつるを直しながら不敵に笑う。ちくしょう、セクシーだ。
「モモ・皮・ハツ2本ずつと常温ですね。かしこかしこまりましたかしこー!ますたー!」
「聞こえてたよ!ちょいと待ってな!」
亞莎に返し、串を火にかけ、酒を用意する。
「亞莎、持ってってくれ……お待たせ。まぁ、そちらの姉さんの言う通り、さくらんぼの種なんかじゃ大鹿を仕留められる訳がない。確かに当たりはしたが、そいつは気にした様子もなかった。俺はなくなく、葉っぱを千切っては食みながら山を降った訳だ。で、話はそれから1年後に時を移す」
「私の予想通りだな、雪蓮」
「待ちなさいってば、冥琳。まだ途中よ」
「あんがと、そっちの姉さんは聞き上手だね。んで、俺はまた、益州の山へと狩りに言ったんだ。だが、その時もなかなか獲物を見つける事は出来ず、ただただ山中を歩いていた……で、見つけたんだよ」
「……何を?」
「さっき話した、1年前の大鹿だよ」
「何故、1年前と同じ鹿だとわかったんだ?」
眼鏡の姉さん、略してメガねーさん――胸の方もメガねーさん――が食いついてきた。ここが1番の盛り上がりどころだぜ?
「そんなもん一目瞭然さ。なんせ、やつは身体のあちこちから、枝を生やしていたんだからな」
「枝?角じゃなくて?」
「あぁ、それも、さくらんぼの枝だ。奴さん、よっぽどいいもん食ってたんだろうな。どの枝々にも大きなさくらんぼの実がなってたよ。俺が投げつけた種が奴の体内で芽生え、すくすくと育った結果が、あの姿だったって訳だ。そん時の俺はちゃんと矢をたんまりと持ってたからな。そいつを仕留めて肉を食った後、食後の甘味にさくらんぼまで味わえたんだから、かなりの幸せ者だったよ。なかなか面白い冒険譚だろ?
……っと、マスターの話はこれでおしまいだ。熱燗につくね、それから煮込みだ、お待ち!」
区切りのいいところで料理を出す。うむ、我ながら話の持っていき方が上手い。ありがとう、ホラ吹き男爵さん。
「なかなか面白い話だったわね、冥琳」
「あぁ、どこまで本当かはわからぬが、時間を潰すにはちょうどよかったよ」
「素直じゃないんだから」
軽口を叩き合いながら猪口をぶつけ合う2人に、お通しの野菜を出す。塩のみのシンプルな味付けだが、酒には合うのだ。
「そっちの姉さんの言う通りさ」
「何が?あ、これ美味しい!」
「だろ?じっくり煮込んであるからな。……俺の話は、どこまで本当かわからない。全部が嘘かもしれない。だからこそ面白いんだよ」
「一理あるな。想像を働かせてしまう」
「そういうものかしら?ちなみに、さっきの話はどこまでが本当なの?」
楽しそうな笑みで話しかけられると、こっちもマスター冥利に尽きるね。
「決まってる。最初から最後まで、真っ赤な嘘さ」
「……へ?」
そして、お客さんのこんな呆けた顔がまた、俺を楽しませてくれるのだ。ポカンと口を開けた桃髪のねーさんは、次いで笑い出した。
「あっはははは!貴方面白いわね!気に入ったわ!冥琳はどう?」
「あぁ、どちらかといえば静かに飲む方が好きなのだが、店主の話ぶりは、どこか聞き入ってしまう。それなりに頭の回るところは、好感が持てるぞ」
「おっと、俺の事は
「はやっ!?私ですか!?」
料理を取りに来た亞莎は、まさか自分に話を振られると思っていなかったのだろう。驚きに仰け反り、危うく皿を落としそうになるところだった。
「初めて聞く言葉だが……そうだな、店主…いや、ますたぁがそう呼べというのならば、呼ばせてもらうとしよう」
「なんかいい響きね、ますたぁって」
「どもっ」
ある程度会話を終えると、俺は自然にその場から離れる。1人客ならともかく、2人で来ているのにあまり話しかけても邪魔になるだけだ。ちょうど客足も増えてきたところだし、俺は亞莎から飛んでくる注文に、専念する事としよう。
開店してから1時間ほどが経過した。本日最初の客はどうやら役人さんのようで、難しい政治の話をしている。それをBGMに俺は串を焼き、鍋を見て、酒を出す。いつもの店内の雰囲気を楽しんでいる、その時だった。
「なんだぁ、この酒は!?安物の不味い酒を出しておいて、こんなに金をとるってのか、あぁ!?」
何かが割れる音がし、直後、男の叫び声が店内に響いた。
「あ、あの…その……」
こんな客は初めての事だし、亞莎も、恐怖よりも先に困惑を感じているようだ。
「はいはい、どうしました?」
「おい、店長さんよぉ!どういうつもりだよ、こらぁ!」
という訳で、俺の出番。焼き場から、その客達――3人連れで、残りの2人は下卑た笑いを浮かべている――に声を掛ける。他のお客さんは固まっていた。
「さっきから言ってんだろ!こんな不味い酒で金をとるのかっつってんだろぉがよぉ!?」
「そうは言いますが、それで3本目ですよ、お客さん。酔っ払ってんでないのかい?」
俺の返しに、店内に小さな笑い声が重なる。だが、それが男の神経を逆なでしたようだ。ま、当然か。
「なに適当な事言ってんだこらぁ!俺たちは来たばっかだろぉが!」
「ひゃぁ!?」
俺の言い方も悪いのだろうが、笑いで済ませられるタイプの客ではなかったらしい。卓の上の皿を床に投げつけ、返す手で亞莎の腕を掴む。
「へへっ、よく見れば可愛い嬢ちゃんじゃねぇか。アンタが俺達の相手をしてくれるなら、許してやってもいいんだぜ?」
「あ、あの…その……」
んー、やっぱ亞莎には荷が重いかなぁ。そんな事を考えていると、カウンターに座っている姉さんが俺に声をかけてきた。
「私がなんとかしてあげるわ」
「へ?」
「これでも街を治める身だしね。民の平穏を守るのが、私の仕事よ」
言いながら立ち上がり、腰に提げていた剣に手をかける。こりゃ拙い。
「いえいえ、お客さんの手を煩わせる訳にはいきません」
「ますたぁよ、ここは雪蓮に任せておけ。なに、あの店員は無傷で救い出すさ」
そこに、さらにメガねーさんの声。そりゃ俺だって武を修めていた人間の端くれだ。姉さんとあの男たちとの腕の違いは、すぐにわかる。でも、ここは酒を飲む店で、俺はマスター。姉さん達はお客さん。この場はこちら側が対処しなければならないのだ。
「だから気にしなくていいですって」
「ますたぁこそ気にしなくていいわよ?」
「まぁ見てな」
カウンターから手を伸ばして、桃髪ねーさんの肩に手を置き、宥める。そして、亞莎に向かって声をかけた。
「亞莎!思いっきりやっちっていいぞ!」
「……っ!はい!」
俺の許可に、亞莎は威勢よく頷き返す。次の瞬間。
「ぐぁあ!?」
「……へっ?」
前者は亞莎の腕を掴んでいた男の、後者は剣の柄に手をかけていた姉さんの声だ。俺達の視界には床に背中から打ちつけられた男と、その袖を握る亞莎の姿。
「亞莎、残りの粗大ごみもだ」
「お任せください!」
先程までのビクビクとした姿が嘘のように、亞莎は目にも止まらぬ速さで動き、1人の鳩尾に拳を叩き込み、もう1人の頸椎に手刀を打ちこんで気絶させた。
「「「「「――――――――!!!」」」」」
途端、状況を理解した客達から湧き上る歓声と拍手。
「凄いぞ、嬢ちゃん!」
「蒙の嬢ちゃんは強ぇな!」
「いいもん見せてもらった!もう1本だ!」
「はやややややあっやややっややあぁああ!?」
そして、先程までの闘気が嘘のように霧散し、お盆で顔を隠す亞莎。可愛いなぁ、もう。
「亞莎、お疲れ様」
「か、一刀さぁん……」
「よしよし」
俺に抱き着いてくる亞莎の頭を撫でてやり、俺は店内に向かって声を掛けた。
「大変お騒がせしました。お詫びに、各お席に大徳利を1本ずつお出しします。御代は結構ですので、今後ともご贔屓を!」
「こいつはありがてぇ!」
「ますたぁ!こっちは熱燗で頼む!」
「こっちもだ!」
「こっちは、それと煮込みを2人前!」
「煮込みは別料金だよ、毎度!ほら、亞莎。お客さんにお酒をお出しして」
「うぅぅ…はいぃ……」
そんなひと時。
あとがき
風邪っぽいので、特になし。
また次回。
バイバイ。
……いや、万屋は別に総合商社じゃねーだろ
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そんなこんなで#4。
亞莎たんが頑張るお話。
こういうまったりな雰囲気のままエンディングまで行きたいよな。
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