No.1190521

卒業アルバム「修学旅行で奈良の鹿に蹴りを入れるふりをする」

新人さん

なぜ夏に卒業アルバムが話題に上るのか訝しんだが、単なる「な(7)つ(2)かし(4)い」(懐かしい)と読む7月24日の語呂合わせだった。この記念日はラジオ文化放送の番組と、卒業アルバムを制作するダイコロ株式会社が共同で制定している。卒業アルバムを、一年に一度見返すきっかけとなる日になればよいと2023(令和5)年に日本記念日協会に登録したそうだ。僕ら昭和世代の「卒業写真」はユーミンの歌と共に懐かしく感じるが、最近は卒業アルバムや卒業文集を作らない学校が増えてきたらしい。不登校の子どもが卒業する際に卒業式を欠席したり、アルバム掲載を拒否したりといったことがよく起こっているとも聞く。不登校は令和2年度の19万6,127人から 令和6年度には35万人を超えていたそうだ。教師の負担軽減や変態教師の増加、個人情報の保護の観点から卒業アルバムを「廃止する」動きも出ているそうだ。また、不登校生徒の卒業アルバム拒否に加えて少子化もより進み、学校の小規模化や卒業生数の減少は卒業アルバムづくりにも影響しているという。制作部数が少ないほど一冊あたりの負担が大きくなるからだ。その結果として、卒業アルバムをデジタル化して採用する学校が増えているらしい。そんななか最近は他人に画像を安易に渡すのは良くないという風潮が出てきている。生成AI等を使って、卒業アルバムなどを性的画像に加工されたり、他人の裸体画像を自分の顔と交換されるという被害が急増しているというのだ。なかには肖像権に神経質なほどこだわる人もいる。肖像権とは、勝手に撮影されたり公開されたりしない権利だが、国内には明確な法律がないらしく、過去の判例によって認められている権利でしかないそうだ。写真や映像を使う側は、自らの人権意識を頼りに、すべての写真や映像について、その都度「総合考慮」しないといけないから、いずれ卒業アルバムはマスキングだらけの写真と加工された写真ばかりになる可能性もある。アルバムが風景写真ばかりになるかも知れない。そしてガラス窓にうつり込んだ顔を問題視するサスペンスドラマみたいな事件が起きるかも知れない。顔の分からない虚構のアルバムを見て、懐かしさが感じられるかは疑問に思う。そんなアルバムを開くぐらいなら、目を閉じて思い浮かべる方が、より懐かむことができると思う。SNSにあふれるインチキな写真ならいらないしね。 あぁ 歌を思い出した、「なつかしい人や 町をたずねて 汽車を降りてみても 目に写るものは 時の流れだけ 心がくだけて行く  ...シンシア ふっふー 君の声が…」

2026-07-24 14:10:15 投稿 / 734×734ピクセル

2026-07-24 14:10:15 投稿
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