メールアドレス
パスワード
?パスワードを忘れた方
新規登録 | SSLでログイン
プロフィール
作品投稿・管理
お気に入り
交流・上達支援
メッセージ
設定・その他
No.1190333
新人さん
山梨の桃のピークは7月~8月だという。「もも」という字は百を並べて百々と書く。百と百を足すと200となり、暦を数えると1月1日から200日目は桃の最盛期の7月19日になる。だから桃の出荷量日本一の山梨果樹園芸会は7月19日を桃の記念日に制定したそうだ。この時期山梨の果樹園は桃の甘い香りに包まれていることだろう。中国原産の桃が日本に伝わったのは、弥生時代以前のことらしく 桃は神話にも登場している。『亡くなられたイザナミノミコト様をイザナギノミコト様が連れ戻そうと黄泉の国へ赴きましたが失敗してしまい、黄泉の雷神様や鬼たちに追われてしまいます。生と死の境にある黄泉の国への入り口で、イザナギノミコト様は黄泉比良坂(よもつひらさか)の麓に生えていた桃の実を取って投げたところ、鬼たちは逃げ帰ってゆきました。』当時の桃は厄祓いや観賞用、若しくは薬用がほとんどだったという。桃太郎伝説も厄祓いの話だった。だから柿太郎や梨太郎では駄目なのだ。厄を祓える小豆太郎だったら良いかも知れない。そういえば桃とあんこを合わせた創作トーストが名古屋にあると聞いたことがある。桃とあんこの組み合わせなら最強の厄祓いになるはずだ。 桃の果肉を食べて楽しめるようになったのは、江戸時代に品種改良がされ さらに明治以降は外来種と交雑に成功したからだという。しかし中国ではもっと以前から食用として人気が高かったようだ。 桃の原産地は中国の西北部で、現在は陝西省やウイグル自治区などが位置している。この地は漢代(紀元前206年~220年)の長安で、シルクロードの起点になった地点だ。日本の大和時代~飛鳥時代にあたる唐代(618年~907年)の中国にはすでに広く桃が栽培されており、栽培技術も確立していたと考えられているようだ。「種樹書」という書物には、『桃をすももに接げば、赤く かつ甘くなる。桃に柿を接げば、金桃になる。しかし梅を桃に接げばもろくなる。』と記述があるそうだ。当時の日本人には、現代の中国人のように 新しく創られた果実の苗木をこっそり盗み出すような考えは浮かばなかったのだろう。 中国でも古来より桃には邪気を祓う力があると考えられており、桃の実は仙人の食べ物の「仙果」、木は仙人の力の源「仙木」とされ、古くから神聖なものとして扱われてきたそうだ。そして桃の葉や種は薬用として活用されている。桃の種は桃仁(トウニン)とよばれ、中のアミグダリンという成分は、血滞(けったい)を治す作用があるといわれている。その薬理作用は、毛細血管透過性亢進の抑制、肉芽腫形成抑制、抗凝血、血小板凝集抑制などが報告されている。 トウニンの薬能としては、瘀血が原因と考えられ る月経障害や、痛みを和らげたり、脂肪油を多く含んでいるので、通便をよくする作用も あるそうだ。しかし、しかし、しかーし、薬効があるということは、裏を反せば毒だということだ。桃の果実以外の部分は有毒で、食べると深刻な影響がでて、場合によっては死亡することもあるという。 だからこそ仙人の果実なのだろう。小枝、葉、果実の種子に含まれているアミグダリンは有毒な青酸配糖体(シアン化合物の総称)だったのだ。この毒は桃以外にも同じバラ科の梅やビワ、サクランボなどの種にも含まれている。この青酸配糖体によって引き起こされる症状には呼吸困難、痙攣、ショックがあるという。 薬も過ぎれば毒となるのだ。この世は何処にでも毒は存在する。夫婦のように甘い蜜と苦しみの毒は表裏一体なのだ。 あのっ、喉に桃の種みたいにつかえているのは扁桃腺炎だから! 毒よりも喉の性病を疑ったほうが良いかも知れないね。不潔なモノを咥えた遊びの報いなのだ。
2026-07-19 14:37:52 投稿 / 978×734ピクセル
コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。
この作品について報告する
追加するフォルダを選択
ユーザー登録してTINAMIをもっと楽しもう! ユーザー登録すると投稿された作品に支援やコメントをしたり、 クリエイターとして作品を投稿することができます!
山梨の桃のピークは7月~8月だという。「もも」という字は百を並べて百々と書く。百と百を足すと200となり、暦を数えると1月1日から200日目は桃の最盛期の7月19日になる。だから桃の出荷量日本一の山梨果樹園芸会は7月19日を桃の記念日に制定したそうだ。この時期山梨の果樹園は桃の甘い香りに包まれていることだろう。中国原産の桃が日本に伝わったのは、弥生時代以前のことらしく 桃は神話にも登場している。『亡くなられたイザナミノミコト様をイザナギノミコト様が連れ戻そうと黄泉の国へ赴きましたが失敗してしまい、黄泉の雷神様や鬼たちに追われてしまいます。生と死の境にある黄泉の国への入り口で、イザナギノミコト様は黄泉比良坂(よもつひらさか)の麓に生えていた桃の実を取って投げたところ、鬼たちは逃げ帰ってゆきました。』当時の桃は厄祓いや観賞用、若しくは薬用がほとんどだったという。桃太郎伝説も厄祓いの話だった。だから柿太郎や梨太郎では駄目なのだ。厄を祓える小豆太郎だったら良いかも知れない。そういえば桃とあんこを合わせた創作トーストが名古屋にあると聞いたことがある。桃とあんこの組み合わせなら最強の厄祓いになるはずだ。 桃の果肉を食べて楽しめるようになったのは、江戸時代に品種改良がされ さらに明治以降は外来種と交雑に成功したからだという。しかし中国ではもっと以前から食用として人気が高かったようだ。 桃の原産地は中国の西北部で、現在は陝西省やウイグル自治区などが位置している。この地は漢代(紀元前206年~220年)の長安で、シルクロードの起点になった地点だ。日本の大和時代~飛鳥時代にあたる唐代(618年~907年)の中国にはすでに広く桃が栽培されており、栽培技術も確立していたと考えられているようだ。「種樹書」という書物には、『桃をすももに接げば、赤く かつ甘くなる。桃に柿を接げば、金桃になる。しかし梅を桃に接げばもろくなる。』と記述があるそうだ。当時の日本人には、現代の中国人のように 新しく創られた果実の苗木をこっそり盗み出すような考えは浮かばなかったのだろう。 中国でも古来より桃には邪気を祓う力があると考えられており、桃の実は仙人の食べ物の「仙果」、木は仙人の力の源「仙木」とされ、古くから神聖なものとして扱われてきたそうだ。そして桃の葉や種は薬用として活用されている。桃の種は桃仁(トウニン)とよばれ、中のアミグダリンという成分は、血滞(けったい)を治す作用があるといわれている。その薬理作用は、毛細血管透過性亢進の抑制、肉芽腫形成抑制、抗凝血、血小板凝集抑制などが報告されている。 トウニンの薬能としては、瘀血が原因と考えられ る月経障害や、痛みを和らげたり、脂肪油を多く含んでいるので、通便をよくする作用も あるそうだ。しかし、しかし、しかーし、薬効があるということは、裏を反せば毒だということだ。桃の果実以外の部分は有毒で、食べると深刻な影響がでて、場合によっては死亡することもあるという。 だからこそ仙人の果実なのだろう。小枝、葉、果実の種子に含まれているアミグダリンは有毒な青酸配糖体(シアン化合物の総称)だったのだ。この毒は桃以外にも同じバラ科の梅やビワ、サクランボなどの種にも含まれている。この青酸配糖体によって引き起こされる症状には呼吸困難、痙攣、ショックがあるという。 薬も過ぎれば毒となるのだ。この世は何処にでも毒は存在する。夫婦のように甘い蜜と苦しみの毒は表裏一体なのだ。 あのっ、喉に桃の種みたいにつかえているのは扁桃腺炎だから! 毒よりも喉の性病を疑ったほうが良いかも知れないね。不潔なモノを咥えた遊びの報いなのだ。