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No.1189808
新人さん
7月7日は「たなばた」だが 日本語の下手な妻が言うと「たなぼた」となる。それはそれで、何かの幸運が舞い込んで来そうだから楽しみでもある。たなぼたは『棚からぼた餅』であり、昔話が由来となっていて「棚の下で寝ていたところ、思いがけずぼた餅が落下して来て、ちょうど口の中に入ったと」いうことらしい。その意味は「なんにも努力をしないのに 幸運や利益を得ること」になる。僕が考えるに、通常は高い棚にぼた餅を置かないだろうから、おそらくお彼岸の期間中、神棚に御供えしたぼた餅かおはぎが落ちたのだと思う。そして、落ちてきたのがおめでたい「あんこ」だということに意味があると思うのだ。小豆は約6000〜4000年前の縄文時代後期遺跡からも種子が発見されているという。日本では古来より赤い色の小豆に、魔除けや呪術的な意味を見出だし、儀式や祝い事に使われていたようだ。おはぎは「萩の花といふ餅類を喫する」と出ていることから室町時代にはあったと考えられている。それに対して「ぼたもち」は古い時代に見つからないらしく、両方が揃うのは江戸時代からだという。江戸時代には、それまで超高級品だった砂糖が流通し始め、庶民にも手に入るようになったそうだ。つまり「棚からぼた餅」という"高級で幸運なあんこ"が飛び込んでくる諺は江戸時代以降だと考えられ、ぼた餅だから春の彼岸の出来事だということになる。秋だったら「棚からお萩」で「たなおは」になるもんね。いつから「たなぼた」と言っているのかは知らないが、四文字に縮めて言うのは現代も変わらない。 七夕の由来は3つあるらしい。 ①日本に古来からあった話に、棚機(たなばた)という禊ぎ行事があり、選ばれた乙女が清らかな水辺で機織り機で着物を織り、天から降りてくる水神様に捧げて秋の豊作を祈り人々の穢れを払うという。その乙女のことを"棚機津女(たなばたのつめ)"そして織り機は「棚機(たなばた)」と呼んでいたそうだ。織女星(しょくじょせい=ベガ)を「棚機つ女」(たなばたのつめ)と読んでいたそうで万葉集にでてくるという。やがて仏教の伝来と共にこの行事が7月7日の夜に行われ、本来は秋の豊作を祈り 人々の穢れを払う行事が、機織りや裁縫の上達を願う日に変わっていったそうだ。②中国の「乞巧奠(きこうでん)」が由来になった有名な織姫と彦星の物語だ。③上記の①と②の言い伝えが融合して、当初は「七夕(しちせき)」と呼んでいたらしい。五色の糸や金銀の針、山の幸などを供えて彦星と織姫の逢瀬と詩歌や裁縫の上達を同時に願い、星に祈りを捧げる行事となったという。供え物が置かれた祭壇の左右に笹を立てて、五色の糸が飾る「七夕(しちせき)」が室町時代にひろく伝わり、従来行われていた「棚機(たなばた)」にちなみ「七夕(しちせき)」を「たなばた」と呼ぶようになったという。(七夕=棚機=たなばた) 童謡 「たなばたさま」に きんぎんすなごという歌詞があり、むかし僕は 夜空に煌めく星のことと習ったが、供え物の金銀の針のことだったのかもしれない。 どうやら日本のたなばたは神がらみの行事のようだ。神事に小豆は欠かせないから、あんころ餅で正しかったのだ。妻の言う「たなぼた」で良いのだ。7月7日は「たなぼたの日」にするべきだ、恐るべしフィリピン人!
2026-07-07 15:57:26 投稿 / 1024×768ピクセル
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7月7日は「たなばた」だが 日本語の下手な妻が言うと「たなぼた」となる。それはそれで、何かの幸運が舞い込んで来そうだから楽しみでもある。たなぼたは『棚からぼた餅』であり、昔話が由来となっていて「棚の下で寝ていたところ、思いがけずぼた餅が落下して来て、ちょうど口の中に入ったと」いうことらしい。その意味は「なんにも努力をしないのに 幸運や利益を得ること」になる。僕が考えるに、通常は高い棚にぼた餅を置かないだろうから、おそらくお彼岸の期間中、神棚に御供えしたぼた餅かおはぎが落ちたのだと思う。そして、落ちてきたのがおめでたい「あんこ」だということに意味があると思うのだ。小豆は約6000〜4000年前の縄文時代後期遺跡からも種子が発見されているという。日本では古来より赤い色の小豆に、魔除けや呪術的な意味を見出だし、儀式や祝い事に使われていたようだ。おはぎは「萩の花といふ餅類を喫する」と出ていることから室町時代にはあったと考えられている。それに対して「ぼたもち」は古い時代に見つからないらしく、両方が揃うのは江戸時代からだという。江戸時代には、それまで超高級品だった砂糖が流通し始め、庶民にも手に入るようになったそうだ。つまり「棚からぼた餅」という"高級で幸運なあんこ"が飛び込んでくる諺は江戸時代以降だと考えられ、ぼた餅だから春の彼岸の出来事だということになる。秋だったら「棚からお萩」で「たなおは」になるもんね。いつから「たなぼた」と言っているのかは知らないが、四文字に縮めて言うのは現代も変わらない。 七夕の由来は3つあるらしい。 ①日本に古来からあった話に、棚機(たなばた)という禊ぎ行事があり、選ばれた乙女が清らかな水辺で機織り機で着物を織り、天から降りてくる水神様に捧げて秋の豊作を祈り人々の穢れを払うという。その乙女のことを"棚機津女(たなばたのつめ)"そして織り機は「棚機(たなばた)」と呼んでいたそうだ。織女星(しょくじょせい=ベガ)を「棚機つ女」(たなばたのつめ)と読んでいたそうで万葉集にでてくるという。やがて仏教の伝来と共にこの行事が7月7日の夜に行われ、本来は秋の豊作を祈り 人々の穢れを払う行事が、機織りや裁縫の上達を願う日に変わっていったそうだ。②中国の「乞巧奠(きこうでん)」が由来になった有名な織姫と彦星の物語だ。③上記の①と②の言い伝えが融合して、当初は「七夕(しちせき)」と呼んでいたらしい。五色の糸や金銀の針、山の幸などを供えて彦星と織姫の逢瀬と詩歌や裁縫の上達を同時に願い、星に祈りを捧げる行事となったという。供え物が置かれた祭壇の左右に笹を立てて、五色の糸が飾る「七夕(しちせき)」が室町時代にひろく伝わり、従来行われていた「棚機(たなばた)」にちなみ「七夕(しちせき)」を「たなばた」と呼ぶようになったという。(七夕=棚機=たなばた) 童謡 「たなばたさま」に きんぎんすなごという歌詞があり、むかし僕は 夜空に煌めく星のことと習ったが、供え物の金銀の針のことだったのかもしれない。 どうやら日本のたなばたは神がらみの行事のようだ。神事に小豆は欠かせないから、あんころ餅で正しかったのだ。妻の言う「たなぼた」で良いのだ。7月7日は「たなぼたの日」にするべきだ、恐るべしフィリピン人!