No.1178350

ダイナマイトボディ

新人さん

ダイナマイトは形容詞で使うと"ものすごい、素晴らしい、抜群の、最高の、最高に魅力的な"となる。ダイナマイト王と呼ばれたアルフレッド・ノーベルは、355の特許を取得し、ダイナマイトの発明で大富豪になった。まさに"ダイナマイト"だっだのだ。だが逆に恋愛は最低だったようで 生涯に3度ひどい失恋をしたあげく、巨万の富を築いたにもかかわらず独身のまま1896年12月10日に63歳で亡くなった。心臓病が有るため遺言を書いたら、その翌年に亡くなったらしい。死因は脳溢血だったというから動脈硬化が進み血管が脆くなっていたのだろう。今の世なら、その歳からでも治療をして 恋愛も出来たはずだと思うと残念だ。 彼の遺言により 遺産は「ノーベル賞」に使われた。ダイナマイトは彼の意に反し、戦争で殺人のために使われ続けた。そのせいでノーベルは「死の商人」とも呼ばれている。"ノーベル平和賞をつくったのは贖罪だったのかも知れない"と考える人たちは多いようだ。そういえば原子爆弾もアインシュタインの意に反して大量殺人に使われてしまっている。僕らは、どんなに素晴らしく新しい知識や技術を 学者が発見しても、 その時代の政治家の利用の仕方次第で 善にも悪にもなってしまうことを知っている。あとは政治家の良心に期待するしかないだろう。そう考えると独裁者たちがよけい恐ろしい。だからこそ僕らはその場限りの損得ではなく、その政治家の本質を見極めて投票しなければいけないのだろう。国の代表は変な意地を張らないでほしい。 ノーベル賞の最初の授与式は1901年に行われた。日本で初めてノーベル賞を受賞したのは1949年の湯川秀樹博士だ。今年ノーベル賞を授賞した坂口志文博士の「過剰に暴走する免疫にブレーキをかけて リウマチやガン、アレルギーなどがなくなる可能性の研究」は素晴らしいダイナマイトだ。でもそれより もう1人受賞した 北川進博士が発した言葉「無用の用」が、僕の心に響いた。僕のような無用な役立たずの人間も そのうち「誰かの/何かの」用に立つかも知れない。誰かが僕の使い途を見つけて、「その人/世の中」の役に立てる日が来るかも知れないと考えても良いのだと気付かされた。僕はノーベルとは まったくの逆の人生で、2回結婚して 誰の子かわからない子供たちを4人育てた、クズで最低の貧乏人である。それでも 役に立つ時が来るまで生きていても良いと思わせてくれたのだ。 でも もうダイナマイトボディの役には立たないけどね。

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