1492年に奴隷商人のコロンブス一行はキャラック船と それより小型の2隻のキャラベル船に乗って インドに向かった。そして到達したと思い込み、カリブ海の島々（バハマ諸島を中心とする島々）を西インド諸島と名付けたそうだ。10月12日に初上陸し、最初に上陸した島に、現地にはグアナハニという名があるのに、サン・サルバドル島と名づけている。西洋人とは なんて横暴なのだろうか。島で 一行は現住民のアラワク族たちから好意的な歓待を受けたという。アラワク族は船から上がったコロンブスたちに水や食料を用意し、オウムや綿の玉、槍やその他珍品などをたくさん持ってきたそうだ。コロンブス一行はそれを安価なガラス玉や鷹の鈴と交換したが、強欲で非道なコロンブスの興味は黄金にしかなかったらしい。友好的な住民達からでさえ略奪し、虐殺して スペインへ帰還したという。いかにコロンブスが非道なのかは、記録された言葉にも表れている。「彼ら（王公貴族）が必要とするだけのありったけの黄金や彼らが欲しがるだけのありったけの奴隷を連れてくるつもりだ。このように、永遠なる我々の神は、一見不可能なことであっても、主の仰せに従う者たちには、勝利を与えるものなのだ」この文書の神を悪魔に入れ替えたほうがしっくりする。コロンブスの信仰する神はキリストだから、キリストは悪魔だという証拠に他ならないではないか。コロンブスは決して称えられてはいけない人間だと思う。