No.1173195

ミンク鯨

新人さん

デイヴィッド・ブリンのSF小説に 人類に知性を増強された類人猿のチンパンジーやゴリラと、鯨属のイルカやシャチが登場し、言葉を話して宇宙船を操縦する物語がある。07/16付けの情報に 「2025年最新版、動物IQランキング」があった。それによると、 1位: チンパンジー(推定IQ 70-95) · 2位: イルカ(推定IQ 70-90) · 3位: ゾウ(推定IQ 70-85)となっていた。やはり鯨類は頭が良いらしい。 9月4日はくじらの日だという、”鯨と日本人の共生を考える日”として一般財団法人日本鯨類研究所が2012年に記念日を制定しているので、僕も想いを巡らしてみた。 日本は2019年(令和元年)6月30日にIWC(国際捕鯨委員会)を脱退し、直後の7月1日から大型鯨類の商業捕鯨を再開している。 哺乳類に対する殺生の是非は、考え方に賛否両論あることは仕方ないと思う。極端な人達は、自身に対立すれば、人でさえ戦争などで殺してしまう。また、食べるためなら致し方無し、世の中は弱肉強食であるという考え方もある。一方、かわいそうだと言う人々は人間が犠牲になってすら 動物の殺生に反対をしている。野性動物の愛護を唱えながら、高価な毛皮やバッグを使っていたら 笑えるだろう。 僕は いまさら商業捕鯨を再開する必要があったのだろうかと考える。 捕鯨に携わっていた人々は、生存していても高齢であり いまさら捕鯨業には戻れない。また鯨を食べたことがない一般人は 鯨肉が無くても全く構わない筈だ。高価で貴重な鯨肉を 無理してまでも食べたい人が何人いるのだろうか?  よく有識者という人達は、捕鯨は日本に古来からある伝統的な漁だからという。確かに日本近海では昔から鯨漁をしている。だが調べてみると、第2次世界大戦が終わるまで、船団を組み南氷洋まで行くような大規模な捕鯨は、行われていなかったようなのだ。戦後 日本が焼け野原となり 国民は飢えていた。それを見てダグラス・マッカーサー元帥が提言して、米海軍のタンカーを改造し捕鯨船2隻を作り 南極海に向かったらしいのだ。その結果、戦後から1960年代半ばまで鯨肉が日本の主要なタンパク源になったという。 どうやら日本人に鯨を特別な存在として植え付けた張本人は、マッカーサーのようだ。お陰でシーシェバードにしつこく追い回されてしまった。 だが僕は違う。父は捕鯨船に乗って沿岸でミンク鯨を捕っていて、ある日いきなり捕鯨禁止となり 失業した。僕が進学を諦めたのは捕鯨禁止のせいもあった。でもそれで良かったと思う。それは我が家では肉といえば鯨ばかりだったからだ。たまのカレーライスに豚肉の小間切れが入っているぐらいしか豚肉は食べなかった。鳥モモ肉のから揚げを作るときは特別な贅沢な日で、牛肉なんてものは見たこともなかった。上京してから、初めて牛肉(牛丼)を食べることが出来たんだ。 僕は、牛は殺しても良いが、鯨は殺さずに友にした方が良いと思う。鯨とは共生していこうよ。

2025-09-04 16:07:00 投稿 / 978×734ピクセル

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