ウィキペディアによると、ドラえもんのアイディアの元は「ある猫を飼う男が、自分の悪い未来を変えるために冒険する」というロバート・A・ハインラインの小説『夏への扉』にあるという。他にも 1919年に登場したアメリカの漫画『フィリックス』の、魔法の黄色いかばんを持つ黒ネコも参考にしたらしい。この魔法のカバンと四次元ポケットには多くの共通点がある。また集英社のパーティーで、アニメプロデューサーは「ドラえもんのイメージの原点が美空ひばりの『東京キッド』（右のポッケにゃ 夢がある左のポッケにゃチューイン・ガム）という唄にあると聞いたそうだ。　世間一般によく知られているドラえもん誕生は『1969年11月に締め切り日の朝が訪れ、階段を駆け下りたところ 置いてあった玩具のおきあがりこぼしにつまずき「ドラネコと起き上がりこぼし」の発想から、ドラえもんのキャラクターが生まれた』という話で、このエピソードはアニメにもなっている。しかしそれは実話ではなく、創作であったらしいそうだ。　ドラえもんの連載が始まったのは、1969年12月からだから本当のドラえもんの誕生日は12月になるのだが、誕生日の設定は2112年9月3日で、作中のロボット工場でドラえもんが製造された日となっている。さすが世界的な虚構のヒーローは徹底している。しかし、それはあくまでもWikipediaの情報だから真偽のほどは不明だ。