8月31日は スペースオペラの父 E・E・スミスが亡くなった日である。Edward Elmer Smith （1890年5月2日 - 1965年8月31日）は、アメリカのSF作家で、「レンズマン」シリーズや「宇宙のスカイラーク」シリーズが有名だが、1938年に発表した『銀河パトロール隊』を「スカイラークのような疑似科学とは違い、この作品は本当の科学だ」と述べているのは興味深い。そしてスミスが科学者ではなく、食品関係の化学者であったことは もっと面白い。日本のスカイラークは「レストランならひばりヶ丘」を想像してしまった。　ロバート・A・ハインラインはスミスの友人だったそうだ。エドガー・ライス・バローズはどちらかというとスペースファンタジーだから、宇宙船で活躍したりはしない。だが、スミスのスペースオペラはやがてスターウォーズに繋がってゆくような壮大な物語りだし、日本では海野十三がその流れを汲み 多くの作家に影響を与えたそうだ。手塚治虫も星新一も小松左京も石ノ森章太郎も、みんな少年時代に海野十三のSF小説を読んで影響を受けたと公言している。　E・Ｅスミスは偉大SF作家なのだ。