No.1172606

低所得のろくろ首は行灯の油を舐めてカロリーを補う

新人さん

859年(貞観元年)の8月23日に、日本の精油発祥の地といわれる九州の宇佐八幡宮(全国に44000社ある八幡様の総本宮)から京都の大山崎に遷宮されたことに因んで、8月23日は「油の日」となっている。遷宮された大山崎の 離宮八幡宮は油の神様と呼ばれ 荏胡麻(えごま)油発祥の地となり、油の製造と販売の中心「油座」となっている。 油は太ると言われているように、高カロリーで 食糧の乏しい昔は 貴重で有難い食材であったはずだ。狐や猫の妖怪も ろくろ首も行灯(あんどん)の油を舐める。だが食糧が豊富になった現代では、犬や猫でさえ 食べ過ぎて肥満になるほどだ。油だけではなく、糖質もタンパク質もとりすぎたら太るのは同じで、エネルギーに変わる順番は①糖質②脂質③タンパク質の順番で燃えていくから、糖質がたくさんある人はいつまでも脂肪は減らない理屈になる。逆に余った糖は脂肪に作り替えられて、どんどん蓄えられていくから太るわけだ。人は何も活動をしていなくても 内蔵は動き続けている。これが基礎代謝で、必要なエネルギーは 計算式で推定することができる。男性は(13.397 x 体重[kg]) + (4.799 x 身長[cm]) - (5.677 x 年齢[歳]) + 88.362でふつうの人は1200~1500kcal必要で、女性は(9.247 x 体重[kg]) + (3.098 x 身長[cm]) - (4.330 x 年齢[歳]) + 447.593でふつうはだいたい1100kcal必要らしい。これと体内の深部体温37℃を一定に維持する為に、暑くても 寒くても、大量のエネルギーが使われるわけだ。 このカロリーを越えて摂取したカロリーは活動に使われるし、余ったら太る。運動したくないなら、真夏や真冬なら外でただじっとしるだけで大量にカロリーが使われるわけだ。10分間寒さに耐えながら震え続けていると、1時間エクササイズをしたのと同量のカロリーを消費するとした研究者もいる。 低所得者層は肥満率が高いようで、2018年に滋賀医科大 公衆衛生学のチームが発表したところによると、全国約2900人のデータ分析で、世帯年収が少ない女性ほど肥満リスクが高い傾向にあることが分かったという。 2023年の調査では、200万円未満の世帯の男性の肥満率は約38%で女性は約26%であるが、年収が600万円以上の世帯の男性の肥満率は約25%で女性も22〜23%となっている。 2024年の記事を見ても、日本やアメリカ合衆国などの先進国では、低収入者ほど肥満になりやすいということが、研究機関や厚生労働省の調査で分かってきている。その原因は栄養バランスの悪さらしい。低収入の人は、安くてお腹がいっぱいになることを重視する傾向にあり、摂取エネルギーに占める穀物(糖質)の割合が多く、野菜や肉が少ないことが調査で分かっているそうだ。アメリカの調査では、安価な食品ほど脂質が多いという結果も出ている。もう一つの原因は運動不足で、低収入の人ほど1日の平均歩数が少ないという調査結果がある。遊びに出かける機会が少ないことも理由だというが、僕は、低収入だからこそ本能的に省エネモードで暮らしていると考える。低所得の家庭は命を維持する為に、本能的に油分の多い高カロリーなドーナッツや唐揚げばかり食べてしまうと思うのだ。つまりそれは ”命を守る行動”をしていると考えられる。低所得は災害時と同じなのだ。非常時は油を舐めるにかぎる。おあとがよろしいようで

2025-08-23 14:43:40 投稿 / 978×734ピクセル

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