No.1172519

ニノイアキノ空港にたむろする客待ちのトライシクル

新人さん

8月21日は、1983年にニノイ・アキノ氏が、3年に及んだアメリカ亡命生活からフィリピンに帰国した際、マニラ空港で射殺されたことを悼む日である。第10代マルコス大統領(フェルディナンド・マルコス)の独裁政治にずっと異論を唱えて、国民からとても人気があり、信頼もされていたニノイ・アキノ氏は、フィリピンでは国民的大英雄だ。マニラ国際空港にその名前が付き ニノイアキノ空港となったほどだ。ニノイはニックネームで、本名はベニグノ・シメオン・アキノ・ジュニア氏である。 さて、フィリピンでトイレは「CR(Comfort Room)」と呼ばれるが、アジアではよくあるように ニノイアキノ空港もトイレットペーパーを流すことを禁止している。トイレの水圧が弱い為に紙が溶けずに 詰まってしまうからだ。だからトイレットペーパーは使わない。もともとフィリピン人は用を足したら水で洗う風習があるから 拭かないのだ。拭くよりも洗う方が綺麗になる手動式ウォシュレットなのだ。洗った後の水はティッシュペーパーで拭き取ってごみ箱に捨てるのがマナーだという。そんなわけで、せっかく見た目が綺麗な国際空港の水洗トイレでさえ 、事情を知らない日本人が使うと ウ〇コを拭いた紙をごみ箱へ捨てるため、ウ〇コ臭くしてしまうことがある。英雄の名が付いた空港をウ〇コ臭くするのは残念である。と、最近 里帰りした妻が言ってた。妻も久しぶりなので、どこのトイレにもトイレットペーパーが無いことを忘れていたらしい。日本に暮らしていると世界の常識を忘れてしまうようだ。 やはり 日本は特別な国のようである。

2025-08-21 14:25:39 投稿 / 978×734ピクセル

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