No.1171838

沼地化した道に適応したバイク

新人さん

立秋は季節の変わり目を表しているという。太陽黄経が135度のときが立秋となるから、2025(令和7)年は8月7日が立秋にあたっている。本当は、立秋を過ぎると 秋風が吹きはじめ 秋の気配を感じ始めるから「秋の気配が立つ日」という名が付いたそうだ。だが、立秋が過ぎて暑いことを残暑と呼んでいるのに、近年では残暑の方が 最も暑い時季となってしまったようだ。 熱中症対策のため、 道路が蓄熱しないようにする「遮熱性舗装」の道路を増やしてヒートアイランドを防ごうとしている。しかし、それがかえって歩行者などの皮膚温度や体温を高めるとする研究論文(2024年アリゾナ大学)が国際科学誌に掲載されたそうだ。太陽光を反射させて路面温度を下げる目的だが、反射光がかえって歩行者をむしばんでいるというのだ。今のところ真偽はわからないようだ。 熱中症ばかりが注目されているけれど、暑いとアスファルトも ぐにゃぐにゃになる。知らない人が多いようだが鋪装路の固さは一様ではない。北海道では、アスファルトの骨材(主に砂利など)を少なめにして、舗装を柔らかくしている。冬季はマイナス30℃にもなる地では、本州仕様のアスファルトだと1年もしないうちに陥没やひび割れが発生するらしいのだ。そんな北海道の柔らかい鋪装路に 気温が高いときバイクを駐車すると、アスファルトにスタンドがめり込んでしまう。ハイヒールのパンプスだってアスファルトに突き刺さるのだ。バイクを道路に駐車すると スタンドがめり込みそのまま倒れてしまうから、皆 夏はかまぼこ板などを持参してスタンドにあてがっている。僕らが中学生の頃の北海道は、暑いといっても25℃を越える程度でしかなかったのだが、歩道に停めた自転車のスタンドは、アスファルトにめり込み 自転車が倒れたのを覚えている。手でアスファルトを捏ねられるぐらいだから、今 思えばまるで異世界物語に登場する土魔法の使い手になったようだ。2輪専用の駐輪場がコンクリート製なのは そんな理由がある。 原油から精製された石油アスファルトは、常温では柔らかい固体で、高温では液体になるというから、このまま気温が上がり続けると、道路は みなベトベトぐちゃぐちゃの沼地になるのかも知れない。

2025-08-07 14:46:00 投稿 / 978×734ピクセル

2025-08-07 14:46:00 投稿
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