野外でビールをジョッキで楽しむ場所をビアガーデンと呼ぶ。そして 室内でビールをジョッキで飲むところがビヤホールだ。連日30℃を越す暑さでは、ビアガーデンに涼を求めて行ったのに、冷たいビールを飲みながら熱中症になるというパラドックスが起きる。アルコールは利尿作用があるから脱水症を引き起こすし、体内でアルコールを分解するときは熱を生むから、冷たいビールを飲んでいるのに 体温が上がって熱中症になるのだ。ビールを飲むなら、クーラーが効いたビアホールのほうが良いし、屋外のビアガーデンへ行くなら冬が良いということになる。夏のビアガーデンを勧めている人達は 無意識に自殺幇助をしているのと同じだし、暑い日にビアガーデンに誘われたら心中に勧誘されているのと同じなのだ。各地でサマーフェスティバルも盛んだが、魔法にかからないように注意しなくてはいけない。アルコールを飲むことは、悪魔に魅了の魔法をかけられて 気が付かないうちに 死の危険に魅いられることだからだ。　日本初のビアホールは、1899年（明治32年）8月4日に、日本麦酒（現サッポロビール）が恵比寿ビールの宣伝をするために銀座にオープンした「恵比寿ビヤホール」だという。銀座ではビール１杯10銭（現代の約1,500円らしい）で飲めたそうだ。この恵比寿ビヤホールは、当時の人々にとって非常に斬新で、連日満員の大盛況となったそうだ。ビールは高級品だったが、雑多な人々がビールを飲む様子を新聞が紹介して、他の地域にビアホールを広めるきっかけとなったらしい。　ビールのお供には旬の野菜がいい。近年では野菜の季節感が薄れてしまったが、地上にできる夏野菜は、暑い夏に不足しがちな水分やミネラル、ビタミンを補給するのに良いからだ。レタス、トマト、ナスやキュウリは体を冷やしてくれるありがたい野菜だ。クーラーが苦手な冷え性の方は、枝豆でも良いが、ピーマンは夏野菜でも体を冷やさないから安心して食べられる。熟したピーマンは赤くなり、苦味が消えて甘くなるんだよ。