No.1171408

右側通行用のバス

新人さん

沖縄が日本に返還された日(本土復帰の日)は、1972年(昭和47)5月15日だが、それまで33年に渡ってアメリカだった沖縄は 車は右側通行だった。復帰6年後の1978年(昭和53)7月30日にようやく、沖縄の交通方法が変更され、他の都道府県と同じ左側走行になった。この日のことを、沖縄の人たちは730(ナナサンマル)と呼び、石垣島に記念碑もあるそうだ。 7月29日の午後10時から30日の午前6時までの8時間、全県にわたって車を通行止めにし、全道路上を駐車禁止にした上、一夜にして(8時間内で)切り替えるという離れ業を行っている。道路表示は事前に左側通行に対応したものを設置しておいて、黒いテープで覆い隠しておき 右側通行から左側通行へと変更する29日の夜中に、黒いテープをガスバーナーではがし、一気に左側通行用の表示に切り替えたという。こうして朝6時までに総延長160キロにも及ぶ標示の切り替えを ほぼすべて終了したそうだ。ところが 大変だったのが路線バスで、千数百台のバスを左側通行仕様にしなくてはならなかったのだ。730実施前まで使用された左ハンドル車は「729車」、実施後に運行が開始された右ハンドル車は「730車」と呼ばれ、改造しない729車は中国へ売ったそうだ。 事故や渋滞がひどかったらしい。沖縄は電車がないから、バスは大事だ。

2025-07-30 17:52:11 投稿 / 1024×768ピクセル

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