No.110591

真恋姫無双~仁徳の王と共に~蜀√7

karasuさん

投降です
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう

<●><●>

2009-12-05 11:17:24 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:25355   閲覧ユーザー数:16668

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意下さい

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

それどもいいかたはどうぞ

 

反董卓連合が、連合側の勝利で終わってから、早一ヶ月

平原の牧として仕事に追われていた桃香たちのもとへと使者が現れた

その使者は、帝からの使いで使者は桃香を徐州の州牧に任命すると命じた

桃香たちはせっかく内政も整い、色々思い出もある平原を名残おしみながらも徐州へと向かっていった

 

 

徐州に越してきてから、一ヶ月が経過した頃――

 

 

朱里「ようやく徐州の生産高や産業の状況などがまとめ終わりましたー」

一刀「ご苦労様。こっちは軍隊の状況確認とかは一通りすんだよ」

桃香「皆ありがとうそれじゃあさっそく報告してくれる?」

一刀「はい。まずは軍隊に関してですが、兵力は現状、他の諸侯に対してもそこそこの規模ですがこれから先のことを考えるとまだまだ鍛錬も数も足りませんね」

桃香「そっか……。朱里ちゃんのほうは?」

朱里「はいっ! 徐州は生産力も高く、また鉄や銅などを産出することも可能です。人口も多く、交通の便も良いことから商業も盛んですし……力を蓄えるには良い土地かと思われます」

桃香「何だかすごーく豊かなところだねぇ」

雛里「しかし、それだけ治政が難しいと言っても過言ではありません」

一刀「さらに豊かだからこそ、他の諸侯もこの地を狙うだろうしね」

愛紗「となれば速急に軍備を整えねばなりませんね」

星「だが拙速な徴兵は民が不満を抱くもととなる。……上手く舵を取らんと、すぐに沈没する事になるだろう」

桃香「う~ん。朱里ちゃんや雛里ちゃんはどう考えてるの?」

朱里「概ね、愛紗さんや星さんと同じ意見ですね」

雛里「内政をして国力を充実させつつ、軍備の補強を図るしかないかと」

鈴々「でもその二つの同時をするって、すっごく難しそうなのだ」

一刀「でもその二つを同時にやってのけるくらいのことをしないと、この乱世の波にすぐに飲み込まれちゃうさ」

星「うむ。……だが皆で力を合わせれば、理想を実現させることが出来る。……私たちはそう信じてここにいるのだからな」

桃香「そうだね。悩む前に行動を起こそうよ」

一刀「だな。それじゃあ朱里と桃香と雛里は内政の方に。俺と愛紗と鈴々と星は軍備の方を集中的にやろう。五日毎に集まって成果の報告。目標に向かって方針を微調整していくって形でいいよね?」

朱里「はい♪」

桃香「よし! 皆頑張っていk――」

桃香がいつもの如く掛け声を掛けようとした時

兵士「失礼いたします!」

一人の兵士がやってくる

一刀「どうしたの?」

兵士「はっ! ただいま城門の所に公孫讃様が多数の兵を引き連れて来まして。劉備様に保護して欲しいといっているのです!」

桃香「保護!?」

星「本国の方で何かあったのでしょうな……」

一刀「とりあえずここに通してくれるかな?」

兵士「はっ!」

兵士は駆け出し、しばらくしてその兵が白蓮を連れてきた

桃香「白蓮ちゃん!」

白蓮「桃香!」

白蓮の姿は所々汚れていたり、返り血があったりと、激しい戦をしてきた事が安易に想像できた

桃香「白蓮ちゃん……一体何があったの?」

白蓮「麗羽が……袁紹がいきなり攻めてきたんだ!」

白蓮曰く、麗羽は宣戦布告と同時に多数の拠点を奇襲。白蓮はあまりにいきなりの事だったので対応が遅れ気がついたときには領土の半分以上を制圧されていた

そして、白蓮のいた城も落とされたためここまで落ち延びてきたという

星「今回は完全に白蓮殿が甘かったですな。周りの情勢、袁紹の気質。その辺を考慮すれば少し考えただけでその戦が起こることは考えられた事でしょう」

桃香「星ちゃん!」

白蓮「いいんだ! 星の言うとおりだ……」

星「それで、白蓮殿はこの後どうするおつもりですか? 袁紹から領土を奪い返しに行くおつもりですか?」

白蓮「いや、今の私の力ではもう麗羽には勝てないだろう……でも私はこの大陸に平穏をもたらしたいという気持ちを捨てる事はできない。だから私は……」

そこで白蓮は一つ間をおき

白蓮「桃香の臣下になろうと思う」

しっかりと桃香の目を見つめながら言い切った

桃香「う~んとね……ダメ」

白蓮「ダメ!? どうしてだ!?」

桃香「臣下じゃなくて仲間としてなら良いよ♪」

そう言いながら桃香は白蓮に手を差し出す

白蓮「はぁ……そういうことか……」

そう言いながらも白蓮はしっかりと桃香の手を握り

白蓮「これからよろしく頼むな。桃香、それと皆も」

愛紗「こちらこそ、白蓮殿」

星「ふふふ、あまり期待はしませんがな」

鈴々「にゃはは♪ 星が毒舌なのだ」

朱里「よよよ、よろしくでしゅ!」

雛里「ちわっ……」

一刀「宜しくね白蓮……それと……」

そこまで言って一刀は白蓮を抱きしめる

白蓮「一刀!!! ///」

一刀「白蓮が無事で……本当に良かった……」

そう言う一刀の声が震えているのに気がついた白蓮はそっと一刀を抱きしめかえすと

白蓮「私も……また一刀に会えて良かった」

白蓮もまた泣き出した

二人は泣き止むまで抱き合っていたが。離れた後、周りの空気の重さに少し戸惑った

 

 

白蓮を仲間に加えてから一日後、この日一刀たちは改めて集まっていた

内容としては昨日決めた事の再確認と白蓮に何をやってもらうかだった

そして白蓮には主に桃香の手伝いを担当し手もらうという事が決まった直後、兵士が駆け込んできた

兵士「申し上げます!」

愛紗「どうした!?」

兵士「袁術の軍勢が国境の警備隊を猛烈な勢いで突破中、徐州の州都に到着するのも時間の問題かと!」

一刀「宣戦布告も無しか……なんというか、従妹ってこうも似るものかな?」

愛紗「そんなことよりもすぐに準備に取り掛からねば! 鈴々、星、白蓮殿、一刀殿は手伝ってくれ!」

星「応!」

白蓮「ああ!」

鈴々「任せろなのだ!」

一刀「了解」

朱里「私たちは輜重隊の準備と最悪の状況を考えた上で籠城戦の準備もしておきます!」

桃香「じゃあみんな! すぐに準備に取り掛かって!」

全員「「「御意!」」」

その後、戦の準備は迅速に行われ、瞬く間に桃香たちは出陣していった

 

 

戦場

 

桃香たちが袁術の軍を確認した時、信じられないものが見えた

一刀「呂布か……伝令さん、敵に呂布がいるってことを伝えてくれる」

兵士「はっ!」

そう言われ駆け出そうとした伝令だったが

一刀「ちょっとまった。ついでに最強の武は我らにありって付け加えといて」

兵士「了解です!」

伝令は先ほどよりも気楽そうに駆け出していった

星「言ってくれますな一刀殿……ちなみに、その最強の武とは誰のことですかな?」

そう言いながら一刀を見つめる星、愛紗、鈴々

一刀「え~っと……俺たち四人でってのはダメ?」

星「ふふふ、今はそれで許してあげましょう」

一刀「ありがとう」

一刀が星にそういった瞬間、袁術側から雄たけび声が聞こえ、全体が愛紗たち前線に向かって突撃を開始した

愛紗「来るぞ! 皆のもの! 我らに続けーーー!!!」

兵士「「「おぉぉぉぉぉ!!!」」」

愛紗が檄を飛ばすと兵士達は雄叫びを上げ愛紗の後に続く

両軍はぶつかり合うが、呂布軍は一度ぶつかっただけで後退、袁術軍を先頭に巻き込み壁として利用しようとしたが

袁術軍と劉備軍では鍛え方が圧倒的に違うため、難なく壊滅させられてしまう

呂布軍と劉備軍は再度ぶつかり合うが呂布軍側にいつもの威圧感はなく、愛紗、鈴々、星が対峙した恋もどこか力の抜けた様子であった

さらに恋は愛紗たちとの一騎打ち中に足を挫き満足に動けない状態だった。そんな恋に一刀が近づき『大丈夫?』と言いながら恋をお姫様抱っこして、微笑みを向けた

恋の顔は即座に真っ赤になりコクリと小さく頷いた後、一刀の胸に顔を埋めた

一刀はそんな恋を身ながら軽く笑うと本陣に向けて歩き出した

周りではすでに呂布に兵は次々に投降、もしくは捕縛。袁術の兵は我先にと逃げ出していた

 

 

戦後

 

愛紗「それで……一刀殿はいつまで呂布とそうやっているおつもりですか……」

一刀「いや、え~っと、呂布さん。そろそろ降りませんか?」

恋「………(フルフル)やだ」

一刀「……だそうです」

愛紗「だそうです、ではありません! そんなうらやま……じゃなくて――」

星「なんだ、愛紗よ。うらやましいなら素直にそう言えばいいではないか」

愛紗「なっ! そそそ、そんなこと言えるわけ……!」

鈴々「愛紗の顔が真っ赤なのだ♪」

一刀「ねえ呂布さん。このままじゃ――」

恋「……恋」

一刀「…それって君の真名だよね? いいの?」

恋「……(コクリ)」

一刀「そっか、なら俺の事は一刀って呼んでね」

恋「……一刀」

一刀「なに、恋?」

恋「……一刀」

一刀「……恋」

恋「……ふふ」

ねね&愛紗「「なにやってるんですか!!」」

一刀「その~……」

愛紗「もういいです! それより桃香さま、この二人はどうします?」

桃香「そうだな~。どうして私たちに攻撃をしてきたの?」

恋「……皆…お腹減ってた」

朱里「……?? 兵糧が尽きたと言う事ですか?」

ねね「そうなのです。実は恥ずかしいとは思うのですが兵糧が完全に底をついて、我々はここ最近まともに食事を取ってないのですよ」

星「なるほど。だから攻めてきたのだな」

恋「……(コクコク)」

桃香「そっか~。なら、呂布さん。私たちの仲間になる気はない?」

恋「……仲間?」

桃香「そう、仲間。そうすれば皆お腹一杯ご飯食べれるよ」

恋「……一刀も一緒?」

桃香「うん、もっちろん♪ 一刀さんも一緒……ってあれ?」

恋「……なら仲間になる♪」

そう言いながら恋は一刀の首に腕を回してさらに一刀に引っ付き、胸に顔を埋める

桃香「ああ~~!!」

愛紗「…!!! うぅ~~~~」

星「おぉ~~。唸ってる唸ってる」

雛里「…………(じ~~~~~~)」

鈴々「鈴々も抱っこして欲しいのだ!」

朱里「はわわ! うらやましいです!」

桃香(うっ、抱っこはして欲しいけど最近お腹の辺りに贅肉が……)

ねね「なんと~恋殿が~~~」

それぞれが個性的なリアクションをとる中

恋「……恋」

そう言いながら恋はその場にいる全員を見渡す

愛紗「私の真名は愛紗だ。これからよろしく頼むぞ、恋」

星「私は星だ。ぜひとも今度、手合わせを願いたい所だな」

鈴々「鈴々は鈴々なのだー!」

朱里「朱里でしゅ!」

雛里「雛里でしゅ!」

???「うぃっしゅ!(シャキーン)」

桃香「桃香だよ。これから宜しくね恋ちゃん」

ねね「うぅ~。恋殿が真名を許されるのならねねも許すのです。ねねの真名は音々音。ねねとよんでくれてもいいのですよ」

桃香「それじゃあねねちゃん。これから宜しくね」

ねね「よろしくしてやるんのですよ」

一刀「俺からもこれから宜しくね」

そう言いながら一刀はねねの頭を撫でる

ねね「はうぁ~/// っは!」

最初は気持ちよさそうにしていたねねだったが途中で周りからの厳しい視線に気がつき恥ずかしながらも誤魔化していた

そんな様子を見ていた恋は一刀の胸に少し強く頭をこすり付けると、「……んっ」と言いながら頭を突き出してきた

一刀はその頭をゆっくり撫でてやると恋は頬を赤く染めながら満足そうに微笑んでいた

しかし、一刀に恋の微笑みを楽しむ余裕はなく、ただただ周りからの視線に怯えていたと言う

 

こうして新たに恋とねねを仲間に加えることで、この戦は終わりを迎えた

 

 

番外編・一刀の新たな武器

一刀「さて……どうしたものか……」

そういう一刀の目の前にはひび割れた『大蛇』が置かれていた

一刀「さすがにこれはもう使えないし……でもこれはもう作れないしな」

この『大蛇』の刃の部分は少し特殊な作り方と材料を使っているので、こっちの世界で再現する事はまず不可能だった

一刀「ということは新たな武器を手に入れたいわけだが……何にしようか?」

そう一刀が一人部屋で悩んでいると

愛紗「一刀殿ー? 入ってもよろしいですかー?」

扉をノックしながら愛紗が声を掛けてきた

一刀は「どうぞー」と返しながらも悩み続けていた

部屋に入ってきた愛紗は一刀の悩んでいる姿を見ると

愛紗「どうしたのですか一刀殿? 何か悩み事でも?」

一刀「ああ、それがさ。虎牢関の戦いでこの『大蛇』が壊れちゃったから新しい武器を作ろうと思ったんだけど何がいいかなって考えてて」

愛紗「新しい武器………ですか……」

その言葉を聞いた瞬間に愛紗の脳内では

愛紗(上手くいけば私と一刀殿でおそろいの武器を使えるかもしれないな……よし!)

愛紗「偃月刀などどうですか?」

一刀「偃月刀か~……何か違う気が」

愛紗「いいえ! 一刀殿は偃月刀を使うべきなのです!! さぁ、行きましょう!!」

一刀「えっ!? ちょっと、愛紗!?」

愛紗は一刀の襟を掴むとズルズルと引きずっていった

 

 

一刀「愛紗! 落ち着いて!」

愛紗「落ち着いています!」

一刀「なら襟から手を離してくれ。さすがに苦しいよ!」

愛紗「っは! 申し訳ない一刀殿!」

一刀「いや、気にしないでいいけど」

星「お二人は何をしておられるのですかな?」

愛紗「ああ、星か」

愛紗が一刀に謝っていると、そこに星がやってきた

愛紗「なに、一刀殿が新しい武器は何がいいか悩んでいたようなのでな。偃月刀を差し上げようと思って今から街に行く所だ」

星「……ほう。一刀殿、一つ提案があります」

一刀「な、何かな?」

星「私としては一刀殿には槍を使っていただきたい……そこで、愛紗と私が一騎打ちをして勝ったほうの意見を聞くと言うのはどうでしょうか?」

その問いに一刀が答えるよりの早く

愛紗「面白い! その勝負、受けて立とう!」

星「ならば、中庭にでも向かうとしようか」

そして二人は一刀を気にする事もなく中庭に去っていく

その後ろを一刀はどこか悲しげに追っていった

 

 

一刀が中庭につくとそこでは愛紗、鈴々、星、恋の四人が待っていた

四人の目はそれぞれ輝きを持っており、眩しかった

愛紗「それでは一刀殿も来たことだ。始めよう」

そう言って四人は少しずつ距離を置くと

星「いくぞ!!」

星の一言と同時に激しく互いの武器をぶつけ合わせた

一刀はその様子を見ただけで鈴々と恋も愛紗と星から話を聞いたのだなと理解した

一刀は黙ってその場に座り込むと遠い目をしてその闘いを見つめていた

その闘いは日が落ちても決着がつくことはなく、最後には全員が一斉にその場に倒れるという結末に終わった

一刀は四人を担いでそれぞれの部屋に運び込むと自分の部屋に戻り

一刀(明日は朝早くここを出て鍛冶屋に行こう……武器はそこの店主が一番得意なものでいいや……)

そんな事を考えながら寝台に入り眠りについた

 

 

次の日、一刀は誰にも気づかれる事なく街の鍛冶屋に来ていた

一刀が鍛冶屋に入ると店主が声を掛けてきた

店主「いらっしゃい。今日はどういったご用件でしょうか?」

一刀「あ~。新しい武器が欲しいんだけど~……」

そう言いながら店内を眺めていると、ふと、壁に掛けてあるある物が目に止まった

一刀はそれを指差しながら

一刀「あれは作ったものかな?」

店主「はい。うちの者が気分で作ったと言っていたのですが、誰も購入してくださらなくて」

そういう店主は苦笑いをしていた

一刀「あれは今でも作れるのかな?」

店主「どうでしょう? ちょっと待ってて下さいね」

そう言って店主は店の奥の方へと姿を消して、ちょっとしたら戻ってきた

店主「可能だそうですが。いかがいたしますか?」

一刀「ならお願いできるかな?」

店主「かしこまりました。完成しましたらどこにお届けすればよろしいでしょうか?」

一刀「城に届けてくれるかな? それと出来ればこの武器を利用してくれると嬉しいんだけど」

そう言いながら一刀は『大蛇』を店主に渡す。それを見た店主の顔が輝く

店主「これはすごいですね……。形状について何かご注文はありますか?」

一刀「そうだな……それじゃあ……」

一刀は店主に注文を言い、店主はそれをメモに取る

一刀「それじゃあ頼んだよ。お金は完成してからってことで」

店主「はい。それでは」

一刀は鍛冶屋を出て城へと向かって行った。その足取りは少し軽やかであった

 

ハム「あれ……? 私の出番は!?」

 

どうもkarasuです

いかがだったでしょうか? 

本当はもっと前に更新できたんですが、PCに打ち込んだ文章を保存するのを忘れてしまったため一から書き直しましたorz

そのときは正直もうやめてしまおうかとも思いました

 

 

一刀くんの武器ですがまだ決まってません。未だに悩んでいます……どうしよっかな~♪

 

 

 

ここまで読んでいただきまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。

よろしければこれからも読み続けていただけると幸いです


 
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