No.110654

真恋姫無双~天より舞い降りし虎の子~呉√アフター5

karasuさん

投稿です
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう

<●><●>

2009-12-05 18:38:12 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:24030   閲覧ユーザー数:16023

この作品はキャラ設定が崩壊しています。原作重視の方はご注意下さい

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

真というオリジナルの国が登場しています

それでもいいかたはどうぞ

 

 

長沙の城の一室、そこには一刀、昴、陽蓮、華琳、桃香、月、冥琳、春蘭、愛紗、詠の八人が卓についていた

 

陽蓮「それで、一刀。今日はどんな用件だ?」

一刀「和平交渉をしようと思ってね」

愛紗「和平交渉の席で武装をしているのか?」

一刀「君達が腰に下げたりしてるのはなにかな?」

華琳「何故、和平交渉を?」

一刀「争う理由が無いからさ」

冥琳「同盟ではなく、和平でいいのか?」

一刀「今はね。そっちもそこまでは信用してくれてないでしょ?」

桃香「和平の内容は?」

一刀「お互いに何もし合わない」

春蘭「郷に干渉するなと言う事か?」

一刀「そうだよ。こっちも四国には干渉しない」

詠「どうやってそれを証明する」

一刀「信じてもらうしかない。そちらだって証明できない事だろう?」

月「どうして国を創ったのですか?」

一刀「民が安心して暮らすため」

全員「「………………」」

そこまで一気に話が進み会話が沈黙が訪れる。それを破ったのは昴

昴「それで……どうするのだ? 受けるのか、断るのか?」

陽蓮「受けよう。こちらも無益な争いは望んでいないからな」

一刀「ありがとう。それじゃあ俺たちはもう行くよ」

そう言って一刀はさっさと帰ろうとしたが

澄「一刀様!!」

一刀「どうした!?」

澄が慌てた様子で部屋に入ってきた

澄「国境付近の城が魏軍の兵に強襲されて落とされた!!」

全員「「「……!!!!」」」

華琳「そんな……!! ありえないわ!!」

一刀「これが君達の……いや、魏のやり方ってことかな? 見損なったよ」

一刀は華琳の方を向きながら笑顔でそう言い放つと

一刀「ここで君を殺すのは簡単だけど……。残念な事にこの大陸には君の力がまだ必要だからね……澄、昴、奪われた城を奪い返すぞ!」

昴&澄「「御意!!」」

そして三人は挨拶をすることもなく去っていこうとしたが昴が立ち止まり

昴「和平交渉は決裂ということだな……まあ、近いうちに全員後悔させてあげますよ」

そう言い残していった

 

 

愛紗「まずいな……ただでさえこの間の戦で兵力が減少しているというのに……」

冥琳「華琳殿……これはどういうことですかな?」

華琳「私の指示ではない……そうとしか言えないわ」

詠「証明する事はできる?」

春蘭「貴様! 華琳さまの……!」

華琳「黙りなさい春蘭!!」

春蘭「……!! はい……」

詠「で、出来るの?」

華琳「出来ないわ……」

桃香「華琳さん……」

月「どうしたらいいんでしょう……」

陽蓮「ん? 何をそんなに気にしてるんだお前たちは?」

皆が自然とこの後の最悪のケースを考えている中、陽蓮だけはいつも通りでいた

華琳「何言ってるの陽蓮。私たちは郷との和平交渉に失敗したのよ! このままでは私たちは滅ぼされ――」

陽蓮「一刀がそんな事をすると思っていたのか? だとしたら一刀を見くびりすぎだ」

愛紗「どういうことですか?」

そう訊ねる愛紗に陽蓮は懐から取り出した一編の書簡を見せるその内容は――

一刀「近いうちに和平交渉をしたいから準備しといてくれ。でもこの交渉はどちらかと言えば四国の中で未だに戦を望んで、野心を持ってる奴をあぶりだすためのものだから」

といったようなものであった

春蘭「……?? どういうことだ?」

冥琳「つまり一刀は、自分の城が襲われるのも計画の一部だったと言う事だ」

冥琳がそう春蘭に説明をしていると、不意に扉が勢いよく開かれ、胡蝶が入ってきた

胡蝶「一刀~♪ おっひさ~~!!」

そう言いながら胡蝶は笑顔全開で室内を見渡すが、そこに一刀がいないとわかった途端に不機嫌そうな顔になる

胡蝶「ちょっと冥琳さん! 一刀居ないじゃないですか~!」

冥琳「一刀ならさっき帰ったよ」

胡蝶「……そ、そんな……」

そう言いながら胡蝶は膝をつく

華琳「……それじゃあ、和平については心配がないってことね」

陽蓮「そういうことだ。なんだ? 華琳も意外と小心者だな」

華琳「ふん。私はただ魏からそういった者が出たのが許せないだけよ」

陽蓮「どうだかな~」

桃香「でも北郷さんたち大丈夫かな? 兵もなにも引き連れてないのに……」

冥琳「それこそ杞憂というものだろう」

詠「そこまで考えてるような奴がなんの準備もしてないとは考えられないし」

月「どこかに兵士さんたちを待機させてるんじゃないでしょうか?」

春蘭「そうなのか? しかし、どこからもそんな部隊がいると言う報告は入ってないが……」

陽蓮「そういうことが出来るのが一刀だからな……」

そう言いながら陽蓮は窓を開けて空を見上げる

陽蓮(早く一刀とイチャイチャしたいな………)

そんなことを考えながら

 

郷・国境付近の城

一刀「響、準備は出来ているか?」

響「はっ! すでに城の前面と後方に部隊を展開済みです」

一刀「わかった。では響と澄はそのまま城の後方の部隊の指揮に行ってくれ」

響&澄「「御意!!」」

一刀「昴、悪いけど本陣で全体の指揮を執ってくれるかな?」

昴「仰せのままに」

一刀「それじゃあ行って来る」

そう言って一刀は城門の前までいく。すると城壁の上から二人の男が一刀に向かって話してきた

司馬炎「我が名は司馬炎! 北郷よ、この城は我らが占領した! 返して欲しければ我らに領土を与えよ!」

司馬師「………司馬師なんだな」

司馬炎と名乗ったほうは細身で、となりの司馬師は力自慢のふとっちょといったところだった

一刀「悪いけどそれは無理かな。お前たちみたいな人たちにはご退場願いたいくらいでね……」

そう言いながら一刀は深く腰を落として『双頭魔狼戟』を二つに分けると

一刀「俺に続けーーーー!!!」

そう叫びながら駆け出す

司馬炎「ふん! 馬鹿が! 弓兵、放てーー!!」

司馬炎が号令を掛けると城壁の上にいる兵が一斉に弓を放つ

昴「大盾隊、前方へ! 大弓隊を援護! 矢が止みしだい反撃!」

昴の指示が出た瞬間に郷の兵は一斉に動く。その動きに一切の無駄はなく、司馬炎軍の矢による被害はほんの僅かなものであった

一刀「はぁぁぁ!!」

司馬師「………んが!!」

一刀は城壁に近づくと『双頭魔狼戟』の片方を壁にめり込ませ、それを足場に城壁上まで一気に飛び上がり、司馬炎に一撃放つがそれは司馬師に防がれる

一刀「すぐに終わらせてやるよ……」

司馬炎「そう簡単にやらせるか! おい!」

司馬師「んが!!」

一刀「せい!!」

司馬炎が指示を出すと司馬師は躊躇いなく一刀に近づく

一刀はそんな司馬師を真っ二つにしようとしたが

『ガキンッ!』

司馬師の持っている巨大な剣に防がれる

司馬師「ふんがーー!!」

一刀「なっ!」

一刀の攻撃を防いだ司馬師は武器から手を離すと一刀を背後から羽交い絞めにした

一刀は不意を突かれた為、反応する暇も無かった

司馬炎「くっくっく。いいぞ、そのままでいろよ」

司馬炎は剣を抜きながらゆっくりと一刀に近づき、そして……

司馬炎「死ねーー!!」

そう叫びながら剣を振り下ろすが

司馬師「ぐふぅっ!」

司馬炎の剣が斬ったのは司馬師であった

一刀は司馬炎と一刀の間に入らされて斬られ、表情を歪ませている司馬師を蹴り飛ばす

すると、反対側にいる司馬炎を巻き込みながら吹き飛ぶ

司馬炎「このっ! 邪魔だ! どけーー!」

司馬炎は必死に司馬師をどかそうとするが、司馬師の身体はピクリとも動かない

そこに双戟を担いだ一刀がやってきて司馬炎を見下ろし

一刀「何か言いたいことはあるか?」

そう訊ねた

司馬炎「た、助けてくれ! そ、そうだ。俺がお前の国の軍師になってやろう! そうすれば四国なんて――」

一刀「見苦しいな……」

『ドスッ』

司馬炎「そんな……この俺が……」

一刀は司馬師と司馬炎をまとめて突き殺すと

一刀「敵総大将! この北郷一刀が討ち取った! 敵兵よ! 素直に降伏せよ! さもなくば絶望と死を与えようぞ!」

一刀の叫び声は戦場中に響き渡り、その戦の終わりを告げた

 

 

その後、郷と四国はあらためて話し合い、和平ではなく同盟を結んだ

 

郷と四国が同盟を結んだ夜

一刀は長沙の城の一室に居た

一刀「いい加減出てきたらどうだ……」

そう呟く一刀は部屋の片隅、少し影になっている所を睨みながら言う

管輅「おやおや、ばれていましたか」

そこから現れたのは黒い髪をしたショートパーマの女性

一刀「これでよかったんだろ?」

管輅「……どういうことでしょうか?」

一刀「あんただろ。俺の夢に出てきて、四国との交渉で邪魔が入るのを教えてくれたのは」

そういわれた管輅は身だしなみを整えると

管輅「始めまして。私の名前は管輅といいます。以後お見知りおきを」

一刀「俺のことは知っているのか?」

管輅「ええ、もちろんですよ。北郷一刀殿」

一刀「そっか……あんたも胡蝶や神虎と同類か?」

管輅「そうですね……少し違いますが、似たようなものですね」

一刀「ふ~ん。でもまぁ……」

管輅「……???」

一刀「ありがとな。今回は」

そう言いながら一刀は管輅に微笑みかける

管輅「//// 気にしないでください」

一刀「それでも感謝してるからさ」

管輅「そ、そうですか……////」

一刀「どもどうして俺に教えてくれたんだ?」

管輅「なんとなくです」

一刀「なんとなく?」

管輅「はい」

それから話題もないので二人の間には沈黙が続いたが不意に管輅が

管輅「それでは、胡蝶をよろしく頼みますね」

そう告げて消えようとしたので

一刀「たまには遊びに来いよ」

一刀がそう言うと管輅は軽く微笑み姿を消した

 

 

次の日、一刀は陽蓮から郷と四国の同盟を祝して祭りを行う事を聞かされ、急いで郷に戻って準備をしてくるようにと言われた

そんないつも通りの陽蓮をみて一刀はようやく

一刀(帰ってきたんだな……みんなの所に……)

そう感じていた

 

 

 

どうもkarasuです

短めでしたがいかがだったでしょうか?

呉√アフターこれにて完結……いたしません

たとえgdgdになろうともこの作品だけは続けますとも!ええ、呉が好きですから!もう単発ネタのオンパレードになろうともかならず続けてみせますとも!!

 

というわけでこれからも宜しくお願いいたします

 

 

ここまで読んでくださりまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。

これからも応援していただければ幸いです


 
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