No.1078354

エノク書4 第四話「エノクの本領」 改

「偽善者の天使」ディスペアーが時空の改竄者となって、信仰者と戦う話。

2021-11-29 13:50:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:42   閲覧ユーザー数:42

とある天使はこう言った。

「人間の分際で、天使になろうという人間がいるらしい。全く身の程知らずめ。しかも、神に了承を得ているらしいではないか?これは神に直談判(じかだんぱん)するしかない。」

その天使は天使であるにも関わらず、地上の高き所から高き所へ人間に崇拝を強いていた。

 

高き所とは・・・偶像神に生贄を備えるのに、高き所を造って、偶像神を崇める為の所。いわば、列王記にて神に忌(い)み嫌(きら)われたあの高き所である。これはアサやヒゼキヤによって、何度も取り壊されている。しかし、当時のヘブライ人はその悪習を改めようとしなかった。

 

その名はディスペアー(ルシファー)。「偽善者の天使」である。

英語でディスペアーとは、「絶望」を意味する。アラビア語のイブリースからの翻訳を経て、Dispairという、たとえば、ミカエルがMikaelだとすると、el(エル)に対してのir(アー)であるから、その本質はアンチキリストであった。

アンチキリストというのは、エノクはこう記している。

「過去、未来と飛んで、未来予知と過去改変を繰り返すにあたって、曲げられない意志というものがあるというのは、「偽善者の天使」、ディスペアーも知っていた。それは神やミカエルやガブリエルと言った、未来(現代)では知られている神や天使の意志である。同じく信仰者もそれに含まれる。いくら、過去を遡(さかのぼ)って、妨害(ぼうがい)をしようとして、ディスペアーはそれに絶望した。その名の通りに。元々、「偽善者の天使」とは、ディスペアーとそれに従う悪魔共に付けられた、時空の歪曲者の言葉に言い表しがたい者なのである。いくら、歴史を変えようとしても、彼らに、時空はついていかない。歴史を記す者はある程度、信仰者だからである。と言っても、はっきり、神をたたえる様な事はしない。しかし、時空の歪曲者は、ほぼイコールで「偽善者の天使」である。それに対抗するは、信仰者である。エノク、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、エリヤ、イエス・キリスト、ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ等である。

それらは改竄者(かいざんしゃ)の手を退(しりぞ)け、いわば、信仰の聖徒の堅忍をする者達である。歴史に収まりながらも、改竄者に対抗すべく、浮いて出て来る位(くらい)、意志を堅固にしているのである。

アンチキリストはこういう者達に対しての反逆者である。」

いわば、信仰者は皆、心を一つにして、この様な事を行っているのである。

エノクはまたこう記している。

「ディスペアーは行動した。

元々、時間というのは、四次元であり、九次元に拠(よ)り所を持つディスペアーにとって、彼は時間をも超越しているので、改竄は簡単な事のはずだった。五次元下に行けばいいのだから。しかしながら、聖徒の堅忍を受けながら、作業をするのは、それはそれは大変な事だった。

常に、信仰者の意志というものが介在(かいざい)するのだから。」


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