No.1053983

前メイド長”シンシ”3

小説の人さん

咲夜が活躍する物語。
レミリアの予知能力が働く話。

2021-02-10 13:59:36 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:96   閲覧ユーザー数:96

咲夜がそこで見たもの、異形だった。

おどろおどろしい”フランドール”という怪物。

姿は見たくもないのに、目がいってしまう。

大きい体。禍々しい目。ドラゴンの様な翼。異形の毛むくじゃらの体。

美少女どころではない。

正真正銘の化け物がそこにはいた。

その化け物は、化け物たる動きがなかった。

静止した空間、咲夜は時を止めて、紅魔館への途上まで来ていたのだ。

つまり、一方的に攻撃が出来るのだが、それをしなかった。

案外簡単にスルーして、紅魔館に向かう。

紅魔館で起きている事も知らずに。

 

「紅魔館は、今日も平和です。」

 

紅魔館の中で、咲夜は語り出す。

 

「何しているの?咲夜?」

 

ちょっと酷いものを見て、RPGのノンプレイヤーキャラクターの様に成っていたのである。

 

「何でもないです。」

 

「咲夜、パチュリーがどう成っているか、知っている?」

 

「知らないですが、何でしょう?」

 

「酷い事に成っているわよ。見て来なさい。」

 

運命を操る程度の能力を持つレミリアは、予見していたのだ。

彼女の友人パチュリーの状態を。

 

「命令とあらば、行きましょう。」

 

図書室は、巨大な蜘蛛の巣だらけだった。

広いのもあいあまって、パチュリーを探す事を困難にしていたのだ。

蜘蛛の巣をナイフで千切りながら、咲夜はパチュリーを見つける。

 

「パチュリー様、パチュリー様!」

 

蜘蛛の巣に磔(はりつけ)に成った彼女は、良く生きているものだ。

刺し傷があり、致命傷ではないが、重症に思える傷だった。

具体的には、お腹を刺されていた。

 

「これは・・・・・・。」

 

解毒の必要がある様だった。

毒虫の類に刺されたのだろう。

お腹の傷が炎症を起こしている。

 

小悪魔が発言する。

 

「パチュリー様は大丈夫ですか?」

 

「手伝って、重症よ。」


0
このエントリーをはてなブックマークに追加
0
0
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択