No.1014048

Octo Story 第12話「3つ目の"アレ"」

Nobuさん

3つ目のアレ入手回、後編です。

2019-12-28 08:36:45 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:628   閲覧ユーザー数:628

 ジェットパックで連れてって アツ・シー郡駅

 →ジェットパックで ゴールせよ!

 チャレンジ料 500

 ブキ ジェットパック

 

 私はまた、ジェットパックを飛ばしていった。

 今回は素早く達成したいので、一気にショートカットしていく。

 敵は相手にせず、道を通り抜け、壁の間を通って、

 落ちないように慎重に進んで……よし、ゴール。

 こんな大胆なショートカットをしても、しっかりチェックポイントは通るんだな。

 

「速い、速い、速い!」

「流石ポリュープさんです!」

 テンタクルズは、私の攻略スピードの速さに驚いていた。

 まあ、アレのためなら何とやら、だからな。

 さて、次の試練は……。

 

 エイトボール 穴に落として オトシダマ アケオーメ・コト要路駅

 →エイトボールを 一列そろえろ!

 チャレンジ料 300

 ブキ なし

 

 チャンスが1回の上にブキはなし、しかもエイトボールは4つ?

 こんな難しいチャレンジ、できるか!

 と言いたいところだが、諦めては約束の地に辿り着けないため、何度か挑戦した。

 結果として、3回目の挑戦でようやく達成した。

 どこを揃えたのかは、想像にお任せする。

 

 返されないで ビッグメン湖駅

 →スイッチONにしつつ ゴールせよ!

 チャレンジ料 300

 ブキ1 スプラローラー&スプラッシュボム

 ブキ2 ボールドマーカー

 

 このスイッチは、私が塗っても逆に塗り返してくるらしい。

 その前に先に進むのが「戦場の鉄則」だ。

 駅には昔のゲーム機が浮いていた。

 ここは長かったが、急いでいけば進めるので、そこそこ楽に試練を達成した。

 間違って、ピロピロ撃って ソン・ナバ菜々駅

 →エイトボールを 運べ!

 チャレンジ料 300

 ブキ1 スプラスピナー&クイックボム

 ブキ2 14式竹筒銃・甲&クイックボム

 

 要するに、この駅はピロピロに気を付けながら進んでいくんだな。

 私はエイトボールの中央を狙って撃ち、上手くエイトボールを乗せながら運んでいった。

 二回は落としてしまったが、何とかNAMACOポイントを無駄に消費せずに試練を達成した。

 

 タコミサイル、飛びすぎムズすぎ ゲロゲ路駅

 →回しながら ゴールせよ!

 チャレンジ料 300

 ブキ H3リールガン&スプラッシュボム

 

 私は慎重に足場に着地した後、でんでんスイッチをH3リールガンで撃つ。

 足場が来たらインクを塗って中に潜り、続けてでんでんスイッチを回していく。

 後は予想通り、浮いている独楽のように、私は足場を動かしてゴールしたわけだ。

 

 そして、私は3つ目のアレがある駅に辿り着く。

 一体、どんなアレが待っているのだろうか。

 しかし礎となりし、断罪せし、囚えしと、ちょっと不吉な言葉が続いているな。

 ……何となく嫌な予感がする……気のせいだといいのだが……。

 

 囚えしアレ、ここに眠る タベテミ荘駅

 ブキ スプラシューター

 

 花のシールが貼られてある、この駅に乗り込んだ。

 イイダ曰く「とても怪しい」、アタリメ司令曰く「ネギトロ炭鉱を思い出す」。

 まあ、狭い場所だしな……と、アレを見つけたぞ。

 私が光の玉を割ると、中から丸い形の機械が飛び出してきた。

 なるほど、これが3つ目の「アレ」か。

 私はそれを撮影した後、アレをデンワのところに持っていくのだった。

 

『おめでとうございマス! 3つ目のアレを手に入れましタネ!!!』

 デンワは、アレが残り1つになった、という私の報告を聞いて大いに喜んだ。

『アレがあと1つ揃えば、約束の地へ行けマス! それデハ、引き続きガンバってくださイネ!!』

 私はデンワに頷いた後、その場を後にした。

 その時、デンワが一瞬だけ意味深に止まったが、私はそれに気づいていなかった。

 

「それにしてもセピアの奴、なかなか見つからんのゥ……」

 アタリメ司令は「セピア」という人物を探しているらしい。

 私がそいつについてアタリメ司令に聞くと、

 そいつはNew!カラストンビ部隊の一員で、3号になる前の本名がセピアらしい。

 1号と2号はアオリとホタルという、アタリメ司令の孫娘がメンバーだとか。

「ここは1つ、張り紙でもしようかのゥ! 今、描くからちょっと待っとれィ!」

 こんな地下鉄で張り紙をしても、セピアは見つからないと思うぞ。

 アタリメ司令はそんな私のツッコミをスルーして、スケッチブックにセピアの絵を描いた。

「どうじゃ、ポリュープ! これならバッチリじゃろ?」

 アタリメ司令はセピアの絵を私に見せた。

 うん、なかなかいい感じだ。

 私はセピアの肌と目を思い出して、アタリメ司令に教えてやった。

「『探シ人求ム イカしたワカモノです』……と」

 アタリメ司令は、セピアの絵と、文字がかかれたスケッチブックを私に見せた。

 間違いない……こいつが、セピアだ。

 

「よし……かき終わったぞィ!」

 アタリメ司令は震える足腰でスケッチブックの紙を破り、デンワの前に張った。

 ここに張っておけば目立つらしい。

 すると、デンワの身体が僅かに震え出した。

 一体、デンワの身に何があったんだ?

 まあいい。最後のアレを探して約束の地に行こう。

 私はそう思いながら、アタリメ司令と共に地下鉄に乗るのであった。


 
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