私達を乗せた電車は、無事に目的地に到着した。

　この路線に、３つ目のアレがあるという。

　デンワは一体、アレを使って何をするのだろうか。

　そう思いながらも、私は最初にこの駅に挑んだ。

　例によって、ここからはダイジェスト映像となる。

　そこのけコワモテ、ここにあり　千代岩・ルオヤ路駅

　→時間内に　ジェットパックで　ゴールせよ！

　チャレンジ料　１００

　ブキ　ジェットパック

　邪魔なタコミサイルはショットで倒すのか。

　そしてジェットパックは地面がないと落ちる……油断しないように進めばいいわけだな。

　ジェットパックは練習してきたから、大丈夫だ。

　む、タコッペリン号がいる。

　タコ足を狙って……当たれ！　よし、命中。

　木箱を撃ってイクラを出した後、ひきよせポイントを撃って蛸の姿に戻り、移動する。

　その後、次のひきよせポイントを撃ち、でんでんスイッチを回しながら先に進む。

「ヤッホー！　いい眺め！」

　だな……タコッペリン号もたくさんいるが。

　私はこいつらの攻撃を避けながら、ゴールポイントを目指し、進んでいく。

　ビンイクラを取って、でんでんスイッチを撃って、ひきよせポイントを撃って、到着！

　ゴールポイントに辿り着き、試練は達成された。

　いくらでも食らわせちゃって　メツ・シー郡駅

　→ガチホコを　運べ！

　チャレンジ料　１００

　ブキ１　スプラシューター＆スプラッシュボム

　ブキ２　スプラローラー＆カーリングボム

　ブキ３　パラシェルター＆ロボットボム

　ここは、ガチホコを相手のゴールに運べば試練達成となるらしい。

　私がスプラシューターを装備して入り口に着くと、

　魂が抜けた四人のタコゾネスが待ち構えていた。

「ゲ……なんか待ち構えてんなー」

「ガチホコでバトルするみたいですね」

　１対４……こちらは不利だが、やるしかあるまい。

　私はスプラシューターを塗ってインクに潜った後、すぐに光の玉を爆発させてガチホコを取る。

　攻撃を食らわないように走り抜け、ガチホコで応戦しながら相手を倒す。

　その後は慌てず落ち着いて移動し、私は無事に試練を達成した。

　ライドレール、いっぱいすぎて　ワケワ亀駅

　→レールを乗りついで　ゴールせよ！

　チャレンジ料　５００

　ブキ　デュアルスイーパー＆スプラッシュボム

　チャンスは５回……という事は、かなり難しい駅に入るな。

　うん、ここはチューペットがたくさん浮いていて、本当に訳が分からない駅だな。

　レールから落ちたら乙だしな……うわ、落ちた。

　チャンスは残り４回、ボム風船でライドレールを起動して……ほい、ほい、ほいっと。

　最初のチェックポイントに到達したところで、タコスナイパーが私を狙ってきた。

　私は素早く攻撃をかわしながら、次々とライドレールを乗り継ぐ。

　そして最終チェックポイントに到達しようとしたところで、また落ちてしまった。

　チャンスは残り３回……今度は落ちないぞ。

　く、ダッシュパネルに乗り損ねて落ちてしまった！

　最終チェックポイントに到達し、ゴール手前に行ったところで２回も落ちる。

　そして後１回のチャンス……もう後がない。

　すると、テンタクルズとアタリメ司令が応援した。

「頑張ってください、ポリュープさん！」

「ここで落ちたらダメだからな！」

「イカした走りを見せるのじゃー！」

　彼らの応援に応えなければ。

　足元注意、そしてダッシュパネルに次々と乗り……何とか、私は試練を達成するのだった。

　ボクらのタフギア　クロ・カンヨン区駅

　→車を乗りついで　ゴールせよ！

　チャレンジ料　１０００

　ブキ１　N-ZAP85＆スプラッシュボム

　ブキ２　ホクサイ＆クイックボム

　ブキ３　ロングブラスター

　随分とチャレンジ料が高いステージばかりだな。

　アレのためとはいえ、本当にここは難しかった。

　車という不安定な足場を乗る上に、敵までいる。

　ここは５回目のチャンスで「ようやく」達成したほど難しかった……もう二度とやりたくない。

　七色のチャージャー使い　カーラヒヨ湖駅

　→テクニックを見せつけ　ゴールせよ！

　チャレンジ料　５００

　ブキ１　ソイチューバー

　ブキ２　14式竹筒銃・甲

　ここは、チャージキープ――インクを溜めた時にインクに潜ってキャンセルする――

　という技術を使って楽に突破できた。

　ワケワ亀駅とクロ・カンヨン区駅よりマシだった。

　テンタクルズとアタリメ司令は拍手していた。

　エイトボール見つけて引き返せ！　オートス・リバー駅

　→エイトボールを　運べ！

　チャレンジ料　５００

　ブキ１　クラッシュブラスター＆スプラッシュボム

　ブキ２　ボールドマーカー＆カーリングボム

　ブキ３　パブロ＆ロケットボム

　目の前にエイトボールのゴールがあったが、そこにエイトボールはなかった。

　なので、私はエイトボールを探して運ぶ事にした。

　エイトボールを運ぶのにも慣れてきたが、“慣れ”というのが一番恐ろしいのだ。

　サブウェポンやスペシャルウェポンを巧みに使い、

　鍵を開けてエイトボールを出して、元来た道に戻り試練を達成した。

　ヒメは見ていてハラハラしたらしいな。

　一体、デンワは何を考えているのだろうか。

　そもそも、約束の地とは、本当に地上を指しているのか？

　アレを集めれば、本当に約束の地に行けるのか？

　謎は深まるばかりである。