No.465626

IS<白き天使と赤の騎士>

十河さん

2012-08-05 20:45:09 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:3508   閲覧ユーザー数:3246

翌日

 

「頼む!妹にしてくれ!」

「・・はいぃ?」

 

ラウラの頼みに教室は騒然となる。

頼まれた芽衣も唖然となる。

 

「あの、どうして妹にしてほしいのかな?理由を聞きたいんだけど。」

「私は軍隊で過ごしてきた・・。世間知らずな所もある・・。だから女性らしく過ごす事と強くなるにはどうしたらいいかを教えてくれ!」

 

ラウラは頭を下げ、芽衣はポリポリと頭を掻き、シャルの方を見ると頷いてくれた。

 

「うん、わかった。だけど僕は男だし、シャルも一緒になるけどいい?」

「構わないぞ。」

 

こうしてラウラは芽衣とシャルの義妹になった。

 

『続いてのニュースです。昨日IS学園に乱入してきた怪人たち。学園職員たちは怪人たちに対応せず、各国の首相らを危険に晒しましたがBSAA及び仮面ライダーたちの活躍により事態は終息しました。この事件によりIS委員会は・・。』

 

昨日の出来事がニュースで流れていた。

それを実家の白河家で遅めの昼食を取りながら見ていた湊。

 

「はっ、ISはくだらない規約に縛られているから迅速に動けるわけないだろ。目の前でドーパントに襲われていても規約を破る勇気を出して助けようともしない。」

 

湊はISに対していい印象を持っていない。

女性にしか扱えない事はもちろん、規約に縛られ迅速に動けず人命救助が出来ないこともあるのが嫌なのだ。

 

「ただいま。・・湊、おかえり。」

「また旅のお話を聞かせてね。」

 

義姉のことりとななかが帰宅、湊に笑いかける。

 

「ただいま、姉さんたち。着替えている間に軽食を用意しておく。」

「うん♪」

二人は部屋に戻って着替え、湊は着替えている間にフィッシュアンドチップスを作り、コーラを飲みながら旅先の話を楽しく話す。

 

「・・でさ、あれはうまかったな。」

「へぇ~。」

「このフィッシュアンドチップスもさ、本場だと揚げすぎで固かったり衣がブヨブヨだったりと不味さが一定じゃないんだよ。」

 

湊は魚のフライを手に本場ではこうだということを話した。

 

「まあイギリスも不味い料理ばかりだと思っていたけど美味しいものもあったから少し評価を見直したな。」

「私たちもいろんなアイドルとお話が出来て楽しいよ。」

「はい、AKBの大島さんたちのサイン。湊は大島さん押しだよね。」

「サンキュー。あとはたかみなもそうだな。」

 

そこへ湊の携帯が鳴り響き、電話に出る。

 

『帰ってきたみたいだね。白河くん。』

「会長。」

 

電話の相手は鴻上ファウンデーションの会長の鴻上光生。

グリードとの戦いをサポートしてくれた人物である。

 

『何か収穫はあったかな?』

「そうだな、いろいろな出会いがあって毎日が楽しい。ただアンクの意思が内包してるタカコアを戻す方法は見つかってないけど、頑張るつもりだ。いつかの未来でまた会うために。・・それはそうと俺に何の用で電話を?」

『白河くん、今度IS学園では臨海学校が行われるのだよ。そこで君にそこへ赴いてもらいたい。』

 

どうやら臨海学校では各国の追加装備が送られるらしい。

さらにガンダムの強化パーツも送られるらしく、財団Xなどが何か行動を起こすかもしれないということで湊に行ってもらいたいようだ。

 

「なるほど、わかりました。その依頼受けます。」

『頼むよ!』

 

湊はこの依頼を快諾、電話を切る。

その頃芽衣はシャルとラウラを連れて買い物に来ていた。

 

「ねえ芽衣。もうすぐ臨海学校だよね。」

「うん、今日はラウラの服の見立てと水着を買おうかなと思ってね。」

「兄さん、ありがとう。」

 

ラウラは芽衣の事を兄さんと呼ぶようになった。

水着売り場の前で芽衣、シャルとラウラに別れる。

買い終えた所で柄の悪い男に絡まれる。

 

「俺らと遊ぼうぜ。」

「こ、困ります。友達待たせてるので。」

 

ラウラは腕を振りほどこうとするが男はそれが気に入らず声を荒げる。

 

「黙ってついてくりゃあいいんだよ!」

「はっ!」

 

ラウラの腕を掴んでいた男は吹き飛ぶ。

シャルは何事かと見てみると恋人に瓜二つだが箒クラスの胸を持っていてAKBみたいなフリフリのミニスカートを履いており、頭にはリボンが装備されていた。

 

「あんたら恥ずかしくないの?大の男二人がが嫌がる女の子を無理やり連れて行こうとすることに。」

「何だテメェ!」

「・・たあぁ!」

 

もう一人の男が殴りかかるが芽衣によく似た女の子は攻撃を受け流し、強烈なミドルキックを叩き込む。

 

「ほらほら、たった一人の女の子に手も足も出ない気持ちってねぇどんな気持ち?」

「くそっ、このアマ!」

「刃物を出せば強い訳じゃないよ!」

 

もう一人の男が刃物を出して威嚇するが女の子は持ち手を蹴りあげ、スカートの中身が見えるにも関わらずその反動で頭に踵落としを食らわせる。

 

「うがぁ!」

「キャハハ♪あんだけ大口叩いてこの程度とか笑えな~い♪」

 

女の子は男二人を持ち上げ、道の隅っこに放り投げる。

二人は女の子を呆然と見ていると女の子はシャルを見て匂いを嗅ぐ。

 

「スンスン。・・へぇ、あんたがあの臭い女か~。」

「え?」

 

シャルは驚いた。

自分を臭い女なんていうのはリュウガだけのはず。

ということは・・。

 

「あ、もう時間がきたからもういくね。私があんたを守るから安心していいよ♪」

「ま、待ってよ!」

 

シャルとラウラは女の子の後を追うが曲がり角で見失ってしまうが二人を探していた芽衣と合流。

 

「探したよ。何かあったの?」

「実は・・。」

 

シャルとラウラは先程芽衣と瓜二つの女の子を見かけた事を話し、その女の子がシャルの事を臭い女と呼んでいた事を話した。

 

「あの黒い龍騎と同じことを言ってるね・・。」

「でも誰なんだろ?芽衣と瓜二つだし・・。」

「考えてもしかたない、帰ろう。」

 

三人は仲良く帰宅。

それを鏡の中から女の子が見ていた。

 

「オリジナル・・あんたと私が一つになれば織斑千冬を殺せる。私たち(・・・)の両親を奪い、真実を知らずにのうのうと生きているあのくそアマは許してはいけないのよ・・!」

 

芽衣そっくりの女の子は手を血が出るくらいに握りしめ、滴る血を舐め恍惚の表情を浮かべる。

 

「フフフ・・アハハ・・♪あんたは光、私は影・・!一つになったらどんな化学反応を起こすのかしら・・♪私たちが一つになった時を考えるだけで・・ああ・・♪」

 

女の子はうっとりしながらスカートの中を触れると下着はうっすらと濡れていた。

その夜

 

楯無の部屋にガンダム持ちが集まっていた。

 

「シャルちゃん、鈴ちゃん、アリスちゃん、そして簪ちゃんに朗報よ。」

 

楯無が扇子を開くとそこには『強化パーツ』と書かれていた。

 

「北欧支部、中国支部、倉持、そしてシャルちゃんのお父さんの工房で製作していた強化パーツが完成したわ。」

「マジか!」

 

楯無の言葉にアリスが食いついた。

 

「ええ、今輸送してるから予定では臨海学校に着くわ。それぞれの支部からお手紙も同封してるから必ず読むようにね♪」

「僕らも手伝う。本音ちゃんも頑張ってもらうから。」

「お~お任せ~♪」

 

本音はダボダボの袖を上げながら答えた。

 

どこか

 

「完成したな。廃棄データを見つけ、研究を重ねた無人で攻撃できるISドールシステムと矛と楯を目指したヴァイエイトとメリクリウス。」

「それらの運用データ・・織斑一夏と天海芽衣のデータを取り入れたビルゴ10体。」

「それを臨海学校に来ているIS学園の生徒にぶつけよう。銀の福音には遅効性のウイルスプログラムを打ち込んでおいた。」

 

そう言って笑う研究員とスーツを来た男。

何やら波乱が起こる予感がする臨海学校が幕を開ける・・。

臨海学校前の買い物です。

 

芽衣は男子物の水着を探していたが店員さんに女子用は向こうだと言われて心の中で泣いてしまいました。

 

シャルを臭い女と呼ぶ芽衣と瓜二つの女の子出現。

 

この女の子はおとなしく、控えめな芽衣と正反対で獰猛で攻撃的、さらに匂いで敵味方を判断する野性が強い女の子です。

 

芽衣を光、自分を影と呼び、千冬を憎んでいます。

 

まるでアクエリオンのアマタとカグラみたいな関係です。

 

この女の子は何を知っているのか・・。

 

今日のシルシルミシルでマクドの特集をやっていてルグランやサンデーとかが食べたくなりました。

 

感想待ってます!


 
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