初めまして。
イラスト拝見しました。

塗りですが、丁寧に塗っていると思いますが、キャラクターと背景の色合いが同じで紛れてしまっていると感じました。
(竜のシルエットも距離があるのにはっきりしすぎています)
背景の奥行が出ていないので、奥行を出すため奥の背景にはスクリーンで青系の色を乗せるなどしてみてはいかがでしょうか。

あとデッサンや線画が苦手な印象を見受けられます。
奥の背景は実線を描いていない分それほど気にならないのですが、背景手前とキャラクターの線画がデッサンがとれていないため、違和感がより顕著に出ているのではないでしょうか。

全体的な色のバランスは良いと感じました。

キャラクターと背景の色合いが上手く馴染んでいて、美しいです。
配置も素晴らしいセンスです。キャラと背景の一体感を感じます。

ただし空間認識能力が不足しています。
水平線や消失点、いわゆるパースですが
勉強しても空間認識能力を使いかたが分からなければ、役に立ちません。
例えば、机の上のコーヒーの入ったコップを持って、口に運ぶことができるでしょうか？
当たり前のようにできると思います。
しかしこの単純な行動の中に、空間認識能力が隠されてます。
①コップを観て、どれくらいの筋力で持ち上げられるか計算する。
②ジュースが液体なので、傾けないように水平に持ち上げる。
③腕を横に移動の時は加速度と重力を計算してやや傾ける。
④口に含んだ瞬間、醤油であることに気づく。
そんな感じで、階段下りる時もかなりの空間認識能力が必要です。
それを絵で描くときに使わないので、このような不思議な空間になります。
しかし、セザンヌのように二次元の世界をデザインすると考えるのなら
それはそれで正解なのですが、パースや解剖学は我々の共通言語みたいなもので
これが正確ではないと、一般人には「へたくそな絵」でかたづけられてしまいます。
絵心がない人でも、机の上のコーヒーが持てますし、階段を降りれますからね。

そこで、訓練方法として
①粘土で顔を作ったりします。何千枚とデッサンするより粘土こねたり
ガンプラ組み立てる方が、私の場合は上絵が上手くなりました。
先に粘土遊びしてからデッサンする方が効果的です。
②適当な可動フィギュアを用意して、ティッシュの箱や空き缶などで舞台を作って、何かテーマに合ったポーズをつけて、デジカメで撮影します。

いくつかイラストを拝見しました。この絵が一番好きです。頑張ってますよね。
絵に詰め込まれた要素はとても素敵で、アジアンファンタジーらしさが出ていると思います。
ですがこの絵を見て、どこもいまいちで残念な感じがしました。
正直、メインの女の子が可愛ければそれでよく、背景の粗を気にしないと思います。
女の子の目が横長く…上手く文章にできませんが顔があまり可愛いと感じませんでした。好みの問題かもしれませんが、眉も目も長めで男っ気を出しているのかな？と。

女の子のスカート丈はもっと短い方が良いのではないでしょうか？背中との比率でなのかはわかりませんがバランスが悪く見えます。着物の振袖？部分で隠れてしまい腕がどうなっているかわからないのもバランスが悪く見える要因だと思います。髪も奥行きがなく等間隔に流れていて魅力的に見えないです。上手く風を操れるようになるとグッと良くなると思います。
それから、色合いは良いのですが、グレースケールにしたりいろいろ試して
明暗や視線誘導にも力を入れるともっと良くなると思われます。

藤宮さんのこれからに期待できる絵です。
これからも絵を描いていっていただいて、上達した絵が見たいですね。