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新システムのコンセプト(2)


さて、前回いきなりSNSの話からはじめてしまいましたが、ちょっと唐突だったかも知れません(笑)。そもそもTINAMIサポーターのシステムは、ある程度「コミュニティ」的な展開を視野に入れつつ、そして流行のSNSを意識したものです。ここでもうひとつ押さえておきたい2つのキーワードがあります。それは「web2.0」と「UGC」です。

「web2.0」は明確な定義のない言葉で、説明するのは大変厄介なのでここでは割愛します(笑)。簡単な例を挙げるとするならば、amazon的なシステムです。サイトの利用者がユーザー登録をすることによって、自分の購入履歴や見た商品のリストを元に、おすすめ(ウィッシュリスト)が提示されたり、また、自分で買った商品のレビューを描いたりすることが出来るようなシステムです。

こうした、利用者個々にパーソナライズしたサービスを提供するサイトを、それまで一般的だった「利用者に対してみんな同じ情報を発信していたサイト」と区別するため、前者を「2.0」、後者「1.0」と呼ぶのです。

「UGC」は「ユーザー・ジェネレイティッド・コンテンツ」の略で、そのまんま直訳で「ユーザーが生成するコンテンツ」です。ユーザーがみんなで書き込み等を行い、サイトのコンテンツを構築していく仕組み。有名なところではWikipediaなんかがまさにそれです。広義で言えばブログなんかも含まれます。もちろんSNSもそうです。
世の中を見渡してみる限り、ここ最近のサイトはほとんどが「UGC」的な要素を持っています。ある意味、UGCはWeb2.0の必須条件とも言えるでしょう。そしてこれらは、SNSの下地にもなっています。

で、現状(サポーターシステム実装以前)のTINAMIは、どうなのか、と言えば、UGC的なものはまったくと言っていいほどありません(笑)。開設から10年ちょっと経ちますが、掲示板なども設置したことはありませんでした。これは実は、作ることをある程度意図的に避けていた、というのもあります。

何故かといえば、まず管理が大変に難しいこと。掲示板は、作るだけ作って放置しておくだけ、というわけにもなかなかいきません。書き込みがたくさんあればあるで、トラブルやユーザー間のもめごとも起きやすいですし、また作ったものの、まったく利用されずに閑古鳥が鳴いていたりするのも恥ずかしいものです。作るからには、最大多数の最大幸福を目指さなければ……なんてことを当時は考えてしまっていたように思います。

なので、TINAMIとしてはまず、クリエイターのサイトを紹介することに徹し、その結果として人と人とが繋がり、それぞれが訪問したクリエイターのサイト上で結果として、コミュニケーションに繋げてもらうことを理想としていたのです。

(長いな;^ω^)でも続きます)