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新システムのコンセプト(1)


というわけで、4月下旬のβテスト開始からもう1ヶ月が経過しましたが、新システムの「TINAMIサポーター」についてちょっと書いてみたいと思います。そもそも、なぜこういうシステムを作るに至ったのかということについてです。

いま、コミュニティサイトで最も流行っているのはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でしょう。大手のポータルサイトも軒並みSNSを開始し、細かい専門的なジャンルを扱うものに至るまで、かなりの数のサービスが存在しています。ほとんどのSNSサイトはIDを申請しないと中身を覗くことが出来ない仕組みになっているので、末端のSNSが正直どこまで流行っているのかは実感として掴みにくいのですが(笑)、とはいえコミュニティを語る上で、SNSは重要なキーワードでしょう。

しかして実態はどうか。印象としては、大規模なところはmixiの一人勝ち。先日、会員数が1000万人を越えたそうで、今でも恐ろしいペースで増えているようですね。かくいう自分も、mixiはだいぶ使っています。

問題はここからです。プライマリでmixiを使っていたとして、他のSNSはどうでしょうか。いくら専門的なジャンルのユーザーが集まっているとしても「会員数1万人以下で、しかも基本的にmixiの機能追従でしかない、他のSNSを頻繁に使う気になるのか?」と聞かれれば、それはかなり難しいところです。そもそもSNSって3つ4つ、複数を同時に使う類のサービスではない気がします(だからこそ、大手ポータルサイトではSNSを使って、ユーザーを囲い込もうと必死になっているのだと思うのですけれども)。

もちろん現実的にIDを取って定期的に眺めるだけであれば、それはなんとかなるのでしょうが、自分で積極的に日記を発信するのはどうしても限界があります。そうすれば、より多くの友人(mixiで言えばマイミク)に見てもらえる場所だけに書き込むようになるのは仕方のないことだと思います。

確かにSNSは面白いサービスではあると思うし、今後も重要ではあるのでしょうが、僕らのような「作る側」の理屈からしたら「流行っているからSNSを立ち上げよう」というのは早計なのかな、と思います。

(前フリが長すぎて本題に入れてませんが(^^;続きます)