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リニューアルのお知らせ(1)


普段よりTINAMIをご利用頂きまして、ありがとうございます。
2008年ももう3ヶ月も過ぎ、TINAMIももう開設より本年で12年目を迎えています。

TINAMIは開設当初より、みなさんクリエイターのサイトの情報を集め、わかりやすく分類し、そして世の中に広く紹介していくという目的を持っております。もちろん、今もそれは変わっておりません。

しかし、インターネットの技術の進歩などで、常に状況は変わります。時代ごとに、技術が可能にすること、それにより新しいニーズが生まれます。そのなかで、我々も新しいシステムを模索するべく、昨年の4月より「2.0β」と銘打ち、サポーターシステムのβテストを開始しました。

そして、βを開始し、もうすぐ1年になります。その結果、我々はひとつの決断をしました。

TINAMIのシステムを、根本から大きく変革します。

1996年の開設から、さまざまな機能を追加しましたが、よくよく見れば「TINAMI」というサイトの大枠は、この12年、ほとんど変わっていません。前述のように、みなさんクリエイターの作るウェブサイトの情報を集め、分類する。そのデータを検索する機能を核として、周囲に他さまざまなコンテンツを展開しています。
みなさん「クリエイター=ウェブサイト」という単位にて、すべて情報を整理していました。
インターネットの黎明期、個人の情報の発信の基本は、ウェブサイト(=ホームページ)でした。それゆえに我々も、まずこの原則に準じたのです。

しかし、12年の月日が流れ、いまや誰もがインターネットを使う時代。クリエイターにとってインターネットは、ウェブサイトという表現媒体だけに止まらず、他さまざまな選択を出来るようになりました。

そのなかで「個人の情報を発信する=ウェブサイトを作る」という原則が、崩れはじめています。

少し話が逸れてしまいますが、10年前は、ウェブサイトを作るためには、自分でHTMLを打つのがあたり前の行為でした。インターネットを利用したいと思う人は、それなりのリテラシーを持たないと、使うことが出来なかったのです。ですが、ホームページ作成ソフトなどの登場でHTMLを打たなくともサイトを作ることが出来るようになり、またソフトを使わずとも、無料のブログに登録するだけで情報発信が出来るようになり、そして特定のウェブスペースを持たなくとも、いまやSNSなどを利用して、誰もが気軽に情報を発信しています。

話を戻しましょう。こうした時代の変革は、クリエイターにも無縁ではありません。情報発信への敷居が低くなり、そしてより多くのユーザーがインターネットを利用する今の時代。ウェブサイトを作らなければ、クリエイターとして登録出来ない というTINAMIのシステムは、いささか時代にそぐわないのではないでしょうか。

だから我々はまずはじめに、

クリエイター = 個人ウェブサイトを持っている

という前提を、捨てます。

TINAMIを一軒の家だとしましょう。新しい家を建てるためには、基礎がしっかりしていなければなりません。今の状態は、昔の古い基礎に、無理矢理に増築を繰り返しているようなものです。まずはすべてをリセットし、新しい家を建てるべく、新しい基礎を作ります。