No.99763

連載小説12

水希さん

第12回

2009-10-08 22:25:12 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:489   閲覧ユーザー数:488

今日から授業開始。

 

ま、授業初日は先生と生徒の事故紹介がメインで、

授業らしい授業はしない。

 

これは気楽だ。

 

木谷さんは、相変わらず髪を触って来たり生徒会立候補を

勧めて来たりするけど、深く気にしない事にした。

スルーしても友達付き合いはできるし、髪くらい、触られても、

減ったり痛んだりするもんじゃないし。

 

さて、次はなんの授業だ?

「国語か…」

「国語、一年目は現国中心。私好きなんだー」

 文芸部志望だもんなぁ、当然好きだよなぁ~。

「私は普通、かな」

「ふむ、確かにそう見えるね。さて、どんな先生が来るやら」

 そろそろチャイムだ。私達は教科書を用意して、その時を待った。

 

 キーンコーンカーンコーン…

 

「チャイムだ」

 ガラリ

「どんな先生だ?」

 チャイムと同時に入って来たのは、グレーのスーツに身を包んだ、

イケメンだった!

「ちょ、木谷さん、イケメンイケメン!」

「倉橋さん、落ち着いて。人間、見た目だけじゃないんだから」

 入って来たイケメン先生は、まず黒板に名前を書いた。

 

『佐々木悠一』

 

「佐々木先生か…」

 イケメン先生こと佐々木先生は、開口一番言い放った。

「えー、自己紹介のような面倒な事はしない。今すぐ授業を開始する。

もし俺に名前を覚えられたかったら、授業で発言しろ。テストで高得点を取れ。

以上」

 なっ!

「ふーん、面白そうじゃん」

「面白そうって…」

 もしかして、超厳しいのか? だとしたら、ヤバいじゃん!

 

 一体どうなるの?

 

~つづく~


 
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