No.973835

紫閃の軌跡

kelvinさん

第147話 とある賭博好きの満身創痍(Ⅱ編第一章END)

2018-11-15 17:09:48 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1265   閲覧ユーザー数:1134

~エレボニア帝国上空 パンタグリュエル~

 

 リィンと別れたクロウが騎神の佇む甲板に来ると、それを興味深そうに見ている男性―――執行者No.Ⅰ<劫炎>マクバーンの姿があった。彼もクロウの姿を見ると、何やら興味ありげな表情を浮かべていた。

 

「おや、あの小僧のところに行ってたのか?」

「まあ、そんなところだ。言っておくが、オルディーネに乗ってアンタとやり合う気はないぞ。確実に負ける博打なんて死んでも御免だからな」

「ハッ、そこまで弁えてる奴も珍しいと思うが……ん?」

「おい、どうした―――なっ!?」

 

 マクバーンが何かを感じ取った様子にクロウが話しかけたその時、空から降り注ぐ銃弾の雨。二人はそれが牽制だとすぐに理解して回避する。そして、空から降りてきたのは二人の人物。クロウは驚きを隠せず、マクバーンはいつになく笑みを零していた。

 

「おいおい、マジかよ……」

「ハハハ、まさかこんなところで再会できるとはな、<神羅>の旦那。それに<剣帝>とは……俺を殺し切るのに十分な奴らは集めたってわけだ」

(旦那って……成程ね。そりゃ勝てねえわけだ)

 

 マクバーンの言葉でその二人が結社絡みの人間だと察するクロウ。しかも、片方は先日オルディーネを圧倒した片割れ。No.Ⅰの肩書を持っている埒外が認めているからこそ、その実力は火を見るより明らかだろう。恐らく、もう一人のほうも同様の埒外であることを感じ取り、内心では滝のように冷汗が流れていた。

 

「久しぶりだな、マクバーンにクロウ。期間はそれぞれ違うが……アンタたちを足止めするには充分だろ」

「仮にも『パンタグリュエル』で本気は出せない。お前がここで本気を出したら船が沈みかねないからな」

「ああ。正直その要請は確かに面倒だが、今後の面白い戦いのためなら仕方ねえと受け入れた。あれから二年…どこまで食らいつけるか、いざ勝負だ! <神羅>に<剣帝>!!」

「ったく……言っとくが、加減はしねえからな?」

 

 人外の戦いに巻き込まれようとしているクロウは敵よりも味方からの攻撃で死なないか冷や汗を流している中、No.Ⅹ<怪盗紳士>ブルブランと鉄機隊筆頭である<神速>デュバリィ、<帝国解放戦線>幹部であるヴァルカンとスカーレットも別の妨害を受けることとなる。

 そして、艦内の格納庫では帝都方面に向かう予定であったルーファス・アルバレアと協力者として新たに加わった<血染め>シャーリィ・オルランド、その後ろに領邦軍兵士に囲まれているソフィア・シュバルツァーがいる。その彼らを待ち伏せていたのは、アスベル・フォストレイト、シルフィア・セルナート、そしてレイア・オルランドの三人だった。彼らの周囲には既に事切れている領邦軍兵士が転がっており、汗一つも流さず成したような所業に兵士たちは戦々恐々していた。

 

「こ、これは……!?」

「へえ、そこそこの実力があった兵士たちを3人でなんてねえ……ま、レイア姉なら可能だね」

「……アスベル・フォストレイト、率直に聞こう。貴公ら3人がいるのは一体誰の依頼なのかな? この期に及んで『遊撃士』として忍び込んだ、などとは言うまい」

 

 兵士たちは格納庫にいた兵士たちが絶命している状況に驚くが、シャーリィは自分の身内なら朝飯前と言いそうな表情で興味津々な笑みを3人に向けていた。アスベルはルーファスの言葉に少し笑みを零したが、真剣な表情に切り替えてハッキリと述べた。

 

「その辺は理解できるか。俺らは遊撃士としてでも“教会”からの依頼でもなく、リベール王国軍の軍人として『ソフィア・シュバルツァーの奪還』を目的としている。言っておくが、<不戦条約>は提唱国権限で凍結されており、更には先月エレボニア帝国からの宣戦布告を正式に受理した。この意味が解るな? もしその子に傷一つでもつけてみろ……ここにいるお前ら全員、命が無くなると思え」

「他の“裏”の連中も既に他の人が相手をしている状況で、ここにいるまともな戦力は貴方たち二人だけ。確実性を期すために私たち3人が先回りさせてもらいました。言っておきますが、逃げ場はありませんよ?」

 

 シルフィアがそう述べると、周囲に霧のような結界が展開される。兵士の一人が堪らず霧の中に入ると、兵士の全身から血を吹きだすように斬り刻まれて絶命する。この状況ではシルフィアを抑えなければ脱出も不可能という状況もそうだが、ルーファスはアスベルの述べた言葉に表情を歪ませていた。

 

「馬鹿な……そのような情報など大使館からこちらには何一つ入ってきていないというのに……!?」

「どうやら、交渉が不調になっていた原因にもなっているようだが……先月のリベール王国侵攻の件とユミル襲撃の件、どちらもエレボニアの皇族を保護という名目で発生した事実。それを引き起こした側の自浄作用が見込めないとなれば―――実質的な排除しかない」

「ここにシャーリィがいるのは想定してなかったけどね……でも、容赦はしない」

「このような状況でなければ、純粋に剣士として手合せ願いたかったが……<紫炎の剣聖>の実力、見せてもらうとしよう。―――彼らを拘束して、突破口を開く。シャーリィ嬢、そういうことだからできるだけ殺さないようにしてくれ」

「しょうがないなあ。でも、腕や足の一本ぐらいは勘弁してよね!!」

 

 ルーファスは騎士剣を抜き放ち、シャーリィは特殊なブレードライフルである<テスタ・ロッサ>を構える。ソフィアを囲む領邦軍兵士も武器を構えた。それを見たアスベルは太刀を、シルフィアは法剣を、レイアは一番使い慣れているツインブレードライフルを構えた。

 

「―――リベール王国軍中将、アスベル・フォストレイト。師父ユン・カーファイより賜った名を以て名乗る二つ名は<紫炎の剣神>。いざ、参る」

「同じく少将、シルフィア・セルナート。いざ参ります」

「リベール王国軍少将、レイア・オルランド。いくよ、シャーリィ。この2年でどれだけ磨き上げたか、見せてもらうよ!!」

 

 そうしてアスベルはルーファスと、レイアはシャーリィと、シルフィアは領邦軍兵士たちを相手に戦うことになる。だが、それは最早戦いと呼べるものではなく、一方的な蹂躙と呼べるようなものだった。

 

「はあっ!!」

「最初からトップギアだ―――静動極一『神衣無縫』、解放」

 

 ルーファスはクラフトによる斬撃を繰り出すが、アスベルは『神衣無縫』と歩法『神速』を発動させて回避し、その流れのまま三の型“流水”で捌き切った上で一の型“烈火”と二の型“疾風”の複合剣式“烈風”でルーファスにダメージを与える。

 

「ぐっ!? やはり剣の道は奥が深い……ならば、これはどうだ!!」

 

 予め駆動させていたオーブメントによって放たれるアーツの数々。本来であればそれを無傷で凌ぐのは難しいだろう。だが、今のアスベルからしたら“児戯”に過ぎなかった。歩法を一段階上げた『刹那』を発動させて、すべて回避して見せた。

 今までなら無茶とも思えるようなこともできるようになった……偏にそれは<鋼の聖女>との戦闘経験による恩恵だろう。今の立場では敵になりかねない人物に感謝するのは何かおかしい気もするが。

 

 戦闘を始めて数分。この時点で最早勝敗は決している状況。満身創痍のルーファスは最期の博打を打とうとしている。だが、その動きを察したかのようにアスベルは歩法『裂神』―――『神速』の四重掛けとなる切り札中の切り札を使用。さらに、もう一枚の切り札を切る。通常では不可能とも思える“抜刀術からの刺突技”を。

 

「―――五の型“残月”が極み。絶技、天神槍覇(てんじんそうは)」

「がっ!? ……まさか、この私が……ン閣下……申し訳……」

 

 抜刀術から一切その速度を落とすことなく刺突に切り替えて相手の急所を確実に貫く“天神槍覇”。

 平面的な剣筋を立体的な軌道へと瞬時に切り替えるのは並大抵のことではない。ましてや相手は達人クラスの剣士。そんな剣術が可能だったのはアスベル自身も気付いていない彼の剣術に関する技術が極まっていたことに起因する。ユン・カーファイもそれを見抜いていたからこそ<剣神>の二つ名を贈ったのかもしれない。

 

 アスベルはアリアンロードの時と比較して3割ほど力を落とした『神衣無縫』でルーファスを完全に圧倒し、最後は彼の心臓にその刃を突き立てた。いくら天才といえども、既に人としての限界点を超えた人間相手に成す術もなかった。

 

 レイアは猟兵としての戦い方でシャーリィを完膚なきまでに叩きのめしたが、身内の誼で気絶に止めた。そしてシルフィアだが……容赦なく相手の武器を破壊した後で心臓を一撃。これにはアスベルも彼女を怒らせないようにしようと思ったのは言うまでもない。

 

「……その、大丈夫ですか?」

「ああ。ソフィアは大丈夫か?」

「はい。丁重に扱っていただきましたので……きゃっ!?」

「本当ならリィンにしてもらいたいんだろうけど、今回ばかりは許してね」

 

 そんな容赦のない戦いを見ていたにもかかわらず、ソフィアは怯える様子もなく寧ろアスベル達を逆に気遣った。8年前の出来事と先日のユミル襲撃で流血沙汰を経験していたためか、ある程度耐性ができていたのだろう。そのソフィアをレイアがお姫様抱っこで抱え、アスベルは傷を塞いで止血したルーファスの死体を担ぐと4人は戦闘の影響で破壊されたハッチから飛び降りた。

 

 そういうことが起きていることも知らず、リィン達はダクトの中を進んでいた。かなり長い距離を進み、二人が出た先は甲板。視界の先にはヴァリマールの姿もあった。人の気配にも気を配りながら進んでいくと、そこには大の字で横たわっているクロウの姿があった。本人は起き上がれないようで、首だけ辛うじて視線をリィン達に向けた。

 

「よう、リィン。お姫様も一緒とはいい御身分だな」

「えっと、何があったんだ? まさかあの時の執行者―――マクバーンと戦ってたのか?」

「そうじゃねえ……人外の戦いに付き合わされて現実を知った馬鹿な男の姿だよ。何なら、ここで止めを刺すか?」

「いや、それはしない。だって、それだとクロウの勝ち逃げみたいなものだろ? ちゃんと納得して俺達と先輩達の元に戻ってきてもらう。それが筋を通すってことだから」

「リィンさん……」

 

 変な拘りかも知れないし、甘いかもしれない。だが、リィンはあくまでもクロウと正面からぶつかって答えを出したい……そう思っていた。その様子にエルウィン皇女は少し心配そうな表情を浮かべた。

 

「にしても、妹さんの代わりに皇女殿下と愛の逃避行か。おめえ、ゼリカが師匠と仰ぐだけあってとんだ女たらしだな! モテる方法教えやがりくださいこの野郎!」

「あはは……なあ、クロウ。ソフィアに帝都地下道のルートを教えたのは、お前だな?」

「―――やっぱ解るか。お前が妹さんに対する拘りは半端じゃねえからな。それに、今となっちゃお前も含めて隣国の人間だ。ほら、俺が動けねえ内にヴァリマールでとっとと離れちまえ、天然朴念仁!!」

「あのなあ……でも、ありがとうクロウ」

 

 リィンはエルウィン皇女をお姫様抱っこで抱えると、光となってヴァリマールに乗り込んだ。ヴァリマールは立ち上がると、スラスターを吹かしてパンタグリュエルから飛び去った。その光景を視線で追いながら、クロウは呟いた。

 

「―――負けんじゃねえぞ。あの鉄血野郎は、きっと生きてるだろうからな」

 

 

「それで、どこに向かうのですか?」

「ヴァリマール、ここからユミルまでは飛べそうか?」

『うむ、問題はない』

 

 パンタグリュエルがいたのはラマール州東部のあたり。そこからなら距離的に問題はないとヴァリマールも判断した。

 

「ふふ、それにしてもエリゼやソフィアには悪いですが、こうしてリィン兄様を独り占めできているのが嬉しいです。あの子、アリーシャも妬いているでしょうけど」

「いや、あのですね……そういえば、殿下はアリーシャのことをご存じで?」

「私よりもアルフィンが一番よく知っているかと。その二人はルームメイトでしたから」

 

 貴族の娘ではあるが、興味のあることならどんどん学んで吸収してしまう勉強の虫みたいな感じらしい。それでいて女学院の生徒たる礼儀はできており、敵を作らない不思議な性格だとエルウィン皇女は話した。この分だとソフィアと並んで生徒会長候補に挙がるだろうとも述べた。

 

「ソフィアが生徒会長候補ですか。その、殿下のお蔭でしょうか?」

「いえ、私やアルフィンの存在はそこまででも。寧ろエリゼの影響が強いかと」

「エリゼの?」

「はい。元々エリゼは女学院からの交換留学という形でジェニス王立学園に入学していました。入学試験も主席、それでいて威張ることなく謙虚で御淑やか。それに加えて東方武術にも精通している強さは生徒の間でも持ちきりでした。そのプレッシャーでソフィアがおかしくならないようエリゼから頼まれて、私とアルフィン、それと領地が近かったアリーシャが友人の間柄になったのです。反応が楽しくて、今では親友でもありますけど」

「はは、そうでしたか。これは兄として礼を言わなければいけませんね……殿下?」

「妹さんのことになると見境が無くなるのに、リィンさんは天然で人たらしの朴念仁ですね」

「うっ……(否定したいのに、それを言ったら酷くなりそうだから止めておこう)」

 

 妹に対する必要以上の溺愛を発揮しているリィンの無自覚さにエルウィン皇女はジト目をしつつ口元で笑みを浮かべて容赦ない言葉を浴びせる。これに反論したら自分に嘘をつくような気がして、押し黙るという選択肢しかなかった。

 そうして数時間飛び続け、何とか日没前にユミル上空へ到達した。すると、リィンは今まで気が付かなかったが、領主邸の裏手に開けたスペースがあることに気付き、そこにヴァリマールを着陸させた。片膝をつかせた状態にしてリィンとエルウィン皇女が外に出ると、そこに“Ⅶ組”メンバーが駆け付けてきた。そして真っ先に抱き付いたのは意外にもラウラであった。

 

「まったく、心配を掛けさせないでくれ。その自己犠牲もいい加減にしてほしいものだ」

「ええと、その……ごめん。心配かけてすまなかった」

「解ればよい。エルウィン殿下、御無事で何よりです」

「いえ、ラウラさん。あ、この場合はお姉さまとお呼びしたほうがよろしいでしょうか? 何せ、私にとって従姉でもありますから。それに、言葉遣いは対等でお願いしますね」

「……解った、エルウィン。ふむ、中々慣れないな。里の女子たちやモニカを相手にするときは上手くいくのだが」

 

 考えてみれば、ラウラの母親はエレボニア帝国現皇帝の実妹。つまるところ分家筋になるが皇族の扱いを受けても不思議ではない存在。不思議と言ったら老いを全く感じさせないその母親の存在そのものもそうなのだが。

 一貴族と皇族という感覚がどうにも抜けきらないラウラにリィンが苦笑を零していると、次々と言葉が飛んでくるように投げかけられた。ステラとアーシア、そしてアリーシャには思いっきり抱きつかれてドギマギするリィンを生暖かく見つめていた。そうして屋敷の中に戻ってきたリィンの表情は疲れていたが、それ以上に得るものも大きかった。

 

「ふふ、どうやらシュバルツァー家も子沢山になりそうだな」

「ええ。義父様が生きていらしたら、諸手を挙げて喜んでいたでしょう」

「はは……」

 

 なまじ冗談に聞こえない両親の言葉に、リィンは最早乾いた笑いしか出てこなかった。そして、少し置いたところでエルウィン皇女がテオとルシアに頭を下げた。

 

「叔父様、それに叔母様。この度は本当に申し訳ありませんでした! 私のせいでお二人どころかリィンさんやソフィアさん、それだけでなく皆様にも迷惑を掛けてしまいました。私の存在が二国間の関係を悪化させてしまったこと……皇族たる意味を私自身軽んじていた部分があったことも、すべては私の不徳でしょう」

「皇女殿下、頭を上げてください。そもそも貴女の保護を引き受けたのは私の責任。少なからず諍いの種になることは避けようと本国には軍備を止めてもらっていた結果、私自身が深手を負った…甘かったのは私も同じです。なので、必要以上に気に病むことはありませぬ。私たちだけでなく里の皆も殿下の身を案じておられました。後で彼らに顔を見せてやってください。それがなにより一番嬉しいことでしょうから」

「叔父様……はい、是非そうさせていただきます。何でしたら、シュバルツァー家のお手伝いもさせていただきますので」

(やはり強いお方だ。貴族として見習うべき存在だな)

 

 襲われたこと自体を皇女に押し付けず、自らの責任でもあると言い切ったテオに同じ貴族であるユーシスは内心で感心していた。

 ユミルに来た際、ユーシスは自分の実家であるアルバレア家の人間として頭を下げた。だが、テオは「貴族としてその慈しみの気持ちを大切にしてくれ」とだけ述べ、ユーシスをそれ以上責めることはしなかった。戦わずして相手を下す人間はいると聞くが、リィンの養父はまさにそんな存在であった。

 

 そして、そこにセリーヌが一つの懸念事項を投げかける。

 

「ま、それはいいとして……皇女殿下がここにいたらまた狙われる可能性があるわよ。その辺はどうするのかしら?」

「そうですね。貴族連合は現に二度、その名目でリベールに攻め入っています。三度目がないとも限らないでしょう」

「それに“裏”の連中のこともあるわ。今の貴方達なら対処はできるけど……せめてアスベル達がいれば盤石なんでしょうが、贅沢は言えないわね」

 

 確かにセリーヌの言うとおりだろう。エルウィン皇女は皇位継承権を持つ正統なアルノール家の人間。彼女をまた狙うという可能性があることは事実であり、その言葉にクレア大尉とサラ教官も同意するように述べた。“Ⅶ組”のメンバーは着実に力をつけてきている。しかし、想定外のことも考えて動かなければならない。すると、彼らに投げかけるように低音ながらも凛とした男性の声が彼らの耳に入る。

 

「―――なら、皇女殿下をお守りするその役目。我々も請け負いましょう」

「えっ……!?」

「あ、貴方は―――!?」

 

 この声と共に入ってきたのは一人の中年ぐらいの男性。リベール王国軍の制服を身に纏い、腰には鞘に納められた太刀を拵えている。その姿にリィン達は目を見開く。何故なら、その人物を知らぬ者はいないほどの存在。12年前の<百日戦役>においてリベールを勝利に導いた英雄的存在であり、6年前のD∴G教団の制圧作戦の総指揮を務め、更には2年前の『ギルド帝国支部連続爆破事件』を解決に導いた人物。

 

「割って入る形になったことをまずは失礼する。初対面の者もいるので自己紹介だな。リベール王国軍中将、カシウス・ブライトという。よろしくお願いしするぞ、トールズ士官学院特科クラス“Ⅶ組”の諸君」

 

 

ストック分一気に解放しました。

来月は別の事情で忙しくなるため、更新できるか解らないのでモチベがあるうちに進めている形です。またの名をリアル事情。


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