No.966080

真・恋姫ガールズ&パンツァー 第三話

アサシンさん

抽選会と黒森峰と婚約者と

2018-09-04 06:58:07 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1199   閲覧ユーザー数:1165

 

 

 

 

 

 

あんこう音頭の惨劇(喜劇)の翌日

 

ボコミュージアムにて

 

 

銀髪天使「ボコゥ!はやくはやく♪」

ボコゥ「はいはい、引っ張らないでリアス」

 

 

自分の職場でお気に入りのボコを抱いている婚約者とデートに来ている、リアスとは本名を弄った愛称だ。自分が大洗学園艦へ行く時にリアスが考えてくれたのだ。それで今ではお互いに本名を弄った愛称で呼び合っている

さて話しを戻すと今日は練習試合で帰港すると義母様から聞いた彼女が時間があったら一緒に行きたいと言ってくれたので副館長として彼女のエスコートを館長達上の方々から仰せつかっている、何せ自分にとっては愛らしく愛おしい婚約者であるが館長達にとっては絶対に頭が上がらないスポンサー筆頭なのである

 

 

リアス「次はアレ♪」

ボコゥ「もちろん」

 

 

ボコな劇場やアトラクションを楽しんだ後に向かったのは、ボコな戦車区画である。大戦時の物から戦後の車両まで戦車と名が付く物は何でも御座れ、特に戦車道のルールに沿ったアトラクションやシミュレーション等のゲームは特に大人気で別の県からも戦車道に関わるないし興味がある人達がやって来る事も多々ある

 

 

ボコゥ「では自分は伯爵で行こうかな」

リアス「センチュリオンアクションX」

ボコゥ「本気中の本気が来た・・・!?」

 

 

彼女は飛び級で大学生であり。殆ど大人の人達と戦車に乗っている。しかもセンチュリオンは彼女の相棒にしてお気に入りの最強車両だ。ドイツのアニマルシリーズも鼠以外は簡単に撃破してしまうだろう

戦後戦車アリの二人一組でのサバイバルモード、お互いが撃破されるまで敵車両の数と質が段々と上がって行くモード、しかも燃料弾薬等の補給が限られ補給できたとしても両が少ない上級者用難易度を二人で挑む事となった

 

 

ボコゥ「それじゃぁ偵察に行って来る。見つけたら御願い」

リアス「うん♪まかせて」

 

 

結果は歴代最高得点の三個機甲師団全滅・・・・・・おかしい、カール自走臼砲やグスタフ列車砲とか出張って来たのに生き残るどころか撃滅させちゃった、彼女は殲滅天使だったのか?大鎌とパレル=マテルが必要だろうか?

 

 

ボコゥ「こちらが景品です、天使様」

リアス「わぁっ!ブリティッシュ・ボコだぁ♪」

 

 

その後もリアル戦車を使ったアトラクションやゲーム等で他の追随を許さない記録を叩き出しまくった天使(婚約者)は御昼のボコ様ランチ(ボコな目玉焼きハンバーグ&お子様ランチ&デザート全部乗せ)に大変お喜びに成られた

・・・・・あっ、義母様から電話だ。はい・・・ええ楽しんでくれていますよ・・・そうですか〇〇大学を相手にたった二両の損害で・・・・・ええ、ウチのミュージアムの戦車関連の記録は一切合切全て塗り替えられました・・・・・ウチで合宿を?まさかウチのアトラクションが?・・・・・・・・解かりました館長達に伝えてます、もうすぐホテルが開くので皆さんはそちらで・・・はい、まだまだ手探りらしく本格的に動く前に多くの意見と経験が欲しいと言ってましたし丁度いいかと・・・・・勿論自分も楽しんでいますよ?はい、任せてください義母様・・・・・はい、では・・・ふぅ

ん?なんで頬っぺた膨らましてるんだ?ああ口周りにソースやケチャップが・・・良し取れたって今度は頬が赤く染まっているけど大丈夫か?熱は・・・うん無いな、デザートを食べさせて?喜んで、はい、あ~ん♪

午後から大学に戻らなくてはならない為に、午前中いっぱい楽しんでもらい昼食を取った後、リアスの副官の三人組が迎えに来てくれたのだが、去り際にお互いの頬にキスしたら迎えに来てくれた三人が泣き崩れたり両手両膝を地面に付いて項垂れたり生暖かい視線を向けて来たりと少々騒がしかったな、二人で首をかしげたが何だったんだろうか?

最後に御出をくっ付け鼻をスリスリしてから抱擁を解いた彼女が車に乗って帰って行ったが・・・なんか蛇行したり急ブレーキや急加速していたが事故だけは起こすなよ?

 

 

 

 

 

 

ボコゥ「緊急事態ねぇ、此処か」

 

 

午後から街を見て回っていた所で優花里からメールが届いた、なんでも自分の所為で五十鈴の母親が五十鈴が華道では無く戦車道をやっている事を知り戦車道を止めさせられるかもしれないと

それで自分は合流して欲しいとの事でメールに書かれた住所、五十鈴家の屋敷に来ている。玄関先に此方が来る事を聞いていたらしい新三郎と名乗る男性に此処に来た用向きを伝えた所

文字通り華に近付く悪い虫と誤解されてしまった、失礼な。自分はリアス以外に興味なんて・・・・・・

まぁその話は置いといて、案内された部屋に付くと誰も居らず五十鈴先輩が母親と話しをしている部屋へ向かうと

 

 

ボコゥ「何やってるんだよ先輩方」

 

 

障子に聞き耳を立てていた、ついでに自分が合流すると同時に問題は解決したらしく。学園艦に戻る時間ギリギリであった為に、先輩方と一緒に新三郎さんが引く人力車に詰め込まれ風紀委員長と冷泉先輩が待つ港へ辿り着けた・・・・・貴重な午後からの時間が潰れた

学園艦に戻った自分は会長からダージリンさんの紅茶セットと連絡先を受け取り直ぐに家のガレージに向かう、其処には既に先の練習試合でまさかのフレンドリーファイアで大破させられた伯爵が。自動車部の先輩方の御蔭で修理された万全の姿を見せてくれた、明日以降に向けて伯爵の身の回りを整備する・・・・・明日だ、明日から始まるのだ高校戦車道大会公式戦が

 

 

翌日、抽選会場近くの喫茶店にて

 

 

ボコゥ「行儀が悪いと義母様に叱られますよ?」

リアス「此処がイイの♪」

 

 

婚約者のリアスが応援に来てくれた、ん?何故会場に居ないのかって?男子が、それもボコルカを付けている自分が言ったら悪い意味で注目度抜群だろう?

それとリアスの実家は知る人ぞ知る戦車道に関わる家である、その彼女が自分の元へ激励(デート)に来てくれたのだ、二重の意味で有象無象の女共が居る会場に行く理由はこれにて完全に消えたのだ、勿論杏会長の許可は頂いているし西住隊長の理解も得られている・・・・後で此処で奢る事と成ったが、それもあんこうチーム全員にっと?

 

 

ボコゥ「リアス、ウチの隊長達が今から此処に来るんだがどうする?」

リアス「西住流の?」

ボコゥ「そうだ、向こうは知らないだろうがコレからこの辺りは高校生が多く出歩くと思われるが、と言うか下手したら二人の西住が居るんだが」

リアス「・・・大丈夫、家名を言わなければ誰も私の事には気が付かない、何よりボコゥの膝を降りる理由にはならない」きりっ♪

ボコゥ「まぁ確かに義母様は自分も含めてその辺目を光らせてくれていますからね、ダージリンさんが言ってたんですがGI6でも自分の事は殆ど解からなかったと」

リアス「さすがお母様」えっへん♪

 

 

その後も自分は某千葉の水と名高いMAXコーヒー成る物を再現した物をチビチビと舐める様に飲み、リアスは目玉焼きハンバーグをもぎゅ♪もぎゅ♪していると白地に緑のセーラー服を着た少女が五人入店して来て店員がこちらを示した五人がこちらを向いたら固まった、どうしたのだろうか?

リアスの口周りの汚れを拭いつつ疑問に思っていると、一人だけ固まっていなかった冷泉が対面に座り

 

 

冷泉「その人が婚約者か」

ボコゥ「そうだ」

冷泉「・・・警察沙汰は起こすなよ?」

ボコゥ「失礼な、清い御付き合いをしているし歳は二つしか差はない」

冷泉「そうか・・・今日はボコゥの奢りだったな」

ボコゥ「ああ、一人頭三千前後でお願いしますよ先輩」

冷泉「任せろ」

 

 

そこで固まっていた四人も合流し、姦しく・・・は成らない、リアスと軽い自己紹介をしてからはリアスは食事に集中し食べ終わるとコップを持っている自分の手を掴んでコップの自分の口元に寄せ、自分は零れない様に気を付けつつ彼女の好きにさせていると、五人は何かを察したらしく、会場での雰囲気や対戦校について等を話しつつ電車成らぬ戦車で運ばれてくるスィーツを楽しんだ

満腹に成って自分に全体重を掛けて寝息を立てる眠り姫の両手に掴まれお腹に片手を当て、もう片手で倒れない様に後ろから優しく抱きしめていると、五人からの視線が集中するがリアスを起こさなければ問題無い

彼女を起こさない様に静かに今後の事、対戦校の戦車と戦術に付いて話していると・・・・・来た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒を基調としたタンクジャケットを着た二人の女性とが大洗あんこう&ボコゥチームの居るテーブルを通る、そのまま通り過ぎて欲しかったがやはりそうは行かなかった。二人の内の銀髪に鋭い目の女生徒が西住みほに話しかけた

 

 

??「副隊長?」

みほ「え?・・・あ」

??「失礼、『元』副隊長でしたね」

みほ「逸見(いつみ)さん」

??「・・・みほ?」

みほ「お姉ちゃん」

??「まだ戦車道をやっていたのか」

みほ「・・・・・うん」

 

 

彼女達は黒森峰女学園戦車道チームの隊長、西住まほ。と『現』副隊長の逸見エリカだ

その二人と言うよりは逸見エリカがみほ達に絡んで来た、店内は中々に思い空気が漂う中リアスは我関せずとお腹一杯でくぅくぅとかわいらしく御昼寝してらっしゃる、自分の右手がリアスの両手に捕まりお腹の所で固定されており、空いている左手で口元に僅かに残っていた汚れを拭い頭をなでなでするとふにゃりとした寝顔を見せてくれる。護りたい、この笑顔っといい加減店の中の空気と言うか聞こえてくる話は中々不愉快だ。終わらせようか

 

 

ボコゥ「戦車道に置いてまぐれは非ず、其処に在るは実力のみ。双方共に決着は舌戦では無く試合にて付けろ」

武部「でもボコゥ!」

ボコゥ「黒森峰や西住流は勝利を尊ぶ、今の私達は何の実績も無い無名校、そんな所の連中の言葉なんかいくら正しかろうと彼女達には届かんし響かん。優花里殿、この『現』副隊長が歌う西住みほの汚名を雪ぐ為に私達がやるべき事は?」

秋山「決勝戦までに黒森峰と戦い勝つ事ですね!」

ボコゥ「肯定だ」

逸見「・・・・・言ってくれるわね、男風情が」

ボコゥ「勝つ事しか見えない盲目な癖に吠えるじゃないか、女風情が」

 

 

今度はピリピリとした空気が店内に漂い始めた所で

 

 

リアス「んぅ~・・・!にゃぁ?(キョロ♪キョロ♪)・・・もうひとねむりぃ・・・・Zzzz♪」

ボコゥ「さすがだよリアス、さて。これ以上店内に迷惑を懸けるのは憚れる、出ようか隊長?」

みほ「ふぇっ!?あ、うん。行こう皆」

武部「そうだね、御茶もたっぷり楽しんだし」

五十鈴「参りましょうか」

秋山「はいっ!」

冷泉「テイクアウトいいか?」

ボコゥ「直ぐ食べれる物か常温でも大丈夫な物なら」

 

 

冷泉を筆頭にあんこうチームが一足先に注文を取りに行くのを見送り自分はレジへ向かう為、片手にレシートを、もう片手に眠り姫を抱え席を立つと

 

 

まほ「少しいいだろうか」

ボコゥ「手短に頼みます、ああ。この子は自分の婚約者です、この仮面は就職先で頼まれた宣伝で付けてます」

まほ「そうか、それはそうとウチの副長が迷惑を懸けた」

ボコゥ「全くですよ、隊長さんであるなら副隊長に首輪をしっかりと付けてといてくださいよ」

逸見「首輪って、あんたぁ!」

まほ「エリカ、今は私が彼と話している」

逸見「・・・すいません隊長」

ボコゥ「話は終わりですか?」

まほ「いや、二・三聞かせて欲しい。みほが戦車道を始めた理由を知っているか?」

ボコゥ「ええ、最初は強制されていましたが最後は自分の意志で考え選び決めてました」

まほ「君はそれに関わっているか?」

ボコゥ「ええ、私は男ですが戦車が好きでして。共学化のテストケースついでに戦車道にも所属しています」

まほ「そう言うことか、では最後に聞きたい。君は私と会ったことが無いか?」

ボコゥ「・・・・・ええ、十年近く昔に会った事がありますよ」

まほ「十年近くも前に・・・君とは何処で?」

ボコゥ「そこまでは言えません、ですがこの大会が終わるまでには必ず思い出しますよ」

まほ「そうか」

ボコゥ「そうです」

まほ「時間を取らせてすまなかったな」

ボコゥ「いえ、それでは隊長達が待っているので私はこれにて」

まほ「すまい、まだ君の名を聞いていなかった、私は」

ボコゥ「黒森峰女学園戦車道チーム隊長西住まほさんでしょ?私はボコゥです」

 

 

既に注文を始めているあんこうチームの元へと向かった、さて。眠り姫とお迎えの人達には何が良いかな?

 

 

 

 

 

 

いざ、パンツァー・フォー!

 


 
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