メールアドレス
パスワード
?パスワードを忘れた方
新規登録 | SSLでログイン
/ / 楽天会員IDでログイン
プロフィール
作品投稿・管理
お気に入り
交流・上達支援
メッセージ
設定・その他
No.943643
みらくる☆さん
(先生、まだかな…) 今日は、わざと部活を休んだ 初めてしたズル休みは、心が痛んだが 公園で彼女を待つまでの時間への大事な準備だと思うと 片隅に納得の花も咲くのだった
続きを表示
牧野「お、今日はやってるんだね」 (先生) 俺「え、ええ」 牧野「今日は家で飲もうと思って、ほら、新商品 秋味ビールだって」 先生はいつものようにベンチに掛けた 缶の開く音がして 爽快なため息が続く 牧野「今日はポカやっちゃって、また他の先生方に迷惑掛けちゃって 午後からずっと対応に追われててね 部活にも顔出せなくて」 そう言って気まずい表情になる 彼女に、付き合っている人が聞かないと。 でも 聞いてどうなるっていうんだろう? 答えがイエスだったら? 貴方はただの生徒でしかない。って言われたら? 素直に祝福できる余裕はない それより先に、自分は身を切り刻まれるように 苦しみ、絶望するだろう 思い立ったのに、いざとなると怖くて 切り出せなかった 牧野「なんかさ、いつもは代わり映えしない反復運動を ニコニコ楽しそうにやるじゃない 今日は とても辛そう」 俺「調子が…悪いのかも」 牧野「そっか、だったら帰って休まなきゃ 帰りのHRも顔色悪かったし じゃ、私も帰ろっと」 先生が勢いをつけてベンチから立ち上がる 牧野「わっ」 しかしバランスを崩して、回転するように倒れこむ 俺「危ない」 俺は駆け寄って先生を支えた 牧野「ありがと。今日はお昼からほとんど食べてなくて すきっ腹にお酒入れたから、回るのも早いのかも もういいよ 立てるから」 肩をつかむ手に力が入る。こんなに近いのに、気持ちは遠くにあるのだろうか どうにもならない気持ちが頭の中で渦巻く 牧野「ねぇ。どうしたの?」 1. このまま抱きしめて想いを伝える 2. やっぱり今はまだ聞かないでおこう 3. このまま砂場に投げ飛ばすぜ
2018-03-03 01:40:32 投稿 / 889×1000ピクセル
コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。
この作品について報告する
追加するフォルダを選択
ユーザー登録してTINAMIをもっと楽しもう! ユーザー登録すると投稿された作品に支援やコメントをしたり、 クリエイターとして作品を投稿することができます!
(先生、まだかな…)
今日は、わざと部活を休んだ
初めてしたズル休みは、心が痛んだが
公園で彼女を待つまでの時間への大事な準備だと思うと
片隅に納得の花も咲くのだった
続きを表示