No.94312

真・恋姫†無双 ~新たなる外史の始まり~もう一つの物語2

aianaianさん

さて、前回の感想で話が変わってるような~っていうのが
在りましたが、この話は、もし樹が天下三分の計を成功
させて、平和なひと時を謳歌していて~、という
簡単に言えばifな話です
では、どうぞ!

2009-09-08 18:56:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:5137   閲覧ユーザー数:4481

真・恋姫†無双~新たなる外史の始まり~もう一つの物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢をみた

 

愛華達が生きていて、皆が笑顔で暮らしていて、幸せだったあの日々だ

 

その夢では、俺の息子や娘達が可愛い笑顔で妻達と遊んでいた

 

そして、城下では民達が笑顔で暮らしていた

 

夢の中で俺は、一回目を瞑る

 

次に目を開けたときには、あの光景が目の前に広がっていた

 

目の前に広がるのは、殺された愛する人たち

 

後ろを向くと、見るも無残な姿に殺された民達

 

次に前を見ると左慈が俺を殺そうと襲いかかって来る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで目が覚めた

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けて上半身を起こすと、其処は始まりの日でもあったあの日の荒野が目の前に広がっていた

 

脇を見ると、双槍があった

 

色は、片方が赤、片方が黄の美しい装飾のされた槍であった

 

樹「・・・・・・・これらの名前は、赤薔薇と黄薔薇にしよう」

 

二本の槍を持って、改めて周りを見渡そうと歩き出そうとする

 

その時、足に何かがぶつかった

 

人だった

 

そいつは、歳は昔の俺と同じくらい、服装はポリエステルで出来た制服を着ていた

 

樹「・・・・・・・こいつが、北郷一刀か。・・・・・・・おい、起きろ」

 

そう言って、頭を足で小突く

 

北郷「・・・・・・・・・・・(ゴンッ!)痛って~~~!!!突然何するんだよ!ってここ・・・・・・・どこだ?」

 

そいつは、俺が足で軽く小突いたぐらいで痛いとか言った

 

仕方ないから、此処がどこか教えてやることにした

 

樹「・・・・・・・ここは千八百年前の中国、要するに三国志の世界だ。それも普通の三国志とは違う」

 

北郷「へっ?ここが、三国志の世界だって?はっはははは!おいおい、冗談にしたってきついぞ!

ははははははは「笑ってんじゃねえよ!!!」!!!」

 

北郷の放った言葉に怒りを覚えた

 

この世界がありえないだって?ふざけるな!!だとしたら、殺されたあいつ等は!愛華達はどうなるん

だ!

 

樹「お前、此処が三国志の世界なんて冗談だって言ったよな?此処は冗談なんてもので済まされるほど甘いもんじゃねぇんだよ!!この世界は人々が殺し合い無益な血を流し、愛するものを亡くし!!

それでも一生懸命生きてる!!そんな世界なんだよ!!

お前みたいな平和な世界で生きてた甘ちゃんにはそんな事判るわけ無いよなぁ!!!

俺は、前の世界で愛するもの達を、自分の子供を!!愛すべき民達を殺された!!!それも目の前でだ!

この世界を否定するなんてことはなぁ!!ぜってぇ許さねぇぞ!!!」

 

北郷「ごめん、無遠慮な事言って・・・・・・・それで、もう一回聞かせてくれ、ここはどういった世界なんだ?」

 

樹「・・・・・・・ここはさっきも言ったが三国志の世界だ。ただ、三国志に登場する武将全員が女だがな」

 

 

 

この後、色々説明し、北郷は判ったらしい

 

 

 

北郷SIDE

 

この人の話によるとこの世界は外史といい、この世界のほかにもさまざまな外史があることがわかった

 

北郷「なるほど、それじゃあ貴方は家族の敵を討つためにその左慈っていう男を追ってるのか」

 

樹「・・・・・・・ああ、あいつは俺の手から全てを奪った。それにこれは、俺がこの世で最も愛した女性

愛華との約束だから」

 

そう語るこの人の顔はどこか悲しさがあった

 

そう、話していると

 

アニキ「おう兄ちゃん達、いいもん持ってんじゃねぇか。持ってるもん全部おいてきな!!」

 

突然、話しかけられそちらを見ると、頭に黄色い布を巻いた変な三人組が居た

 

樹「・・・・・・・おい、お前等」

 

俺が、そんな事を考えていると、この人は突然一歩前に進み出て、三人組のリーダーらしき男を

 

呼んだ

 

アニキ「あん?何だよ」

 

樹「・・・・・・・今なら見逃してやる、さっさと俺の前から薄汚い顔をどかせ」

 

この人は、唐突にそんな事を言った

 

アニキ「クックククククク!!おいおい、面白い事言うじゃねぇかこの餓鬼!!!」

 

リーダーらしき男はそんな事を言いながら、腰に下げていた銅剣を振り下ろしてきた、否、振り下

 

ろそうとした

 

その男の手には剣など握られてなかった

 

何故なら、剣を腕ごと切り降ろされていたからだ

 

アニキ「あれ?・・・・・・・・・・・・・・ギャアァアァァアアァアァァァアァァァァァ!!!!!!!!腕が!!俺の腕が!!」

 

北郷「な!!」

 

俺は剣術をやってるから判るが、今のは判らなかった

 

何時剣を抜いたのか、何時振り下ろしたのか、まったく判らなかった

 

樹の手を見ると、いつの間にか、幻想的な色合いな篭手がつけられており、その手には蒼色の刀が

 

握られていた

 

チビ「アニキ!!テメェ!よくもアニキを!!!!」

 

小さい男が、なにやら叫びながら突っ込んでくる

 

樹「・・・・・・・うざい」

 

そんな事を言いながら、刀を鞘に納める

 

次に刀の下にあった、赤い槍を手に持っていた

 

樹「・・・・・・・・死ね」

 

そんな物騒な事を言いながら、槍を投合していた

 

その槍はまっすぐに、狙いを違えることなく男の心臓に突き刺さっていた

 

チビ「がぁ!!」

 

その男は、心臓に槍が刺さった後、痛みにのたうち回っていたが、暫くすると男は死んでいた

 

デブ「ヒイィ!!!」

 

樹「・・・・・・・其処のお前、そんなに怖いか、恐ろしいか、逃げたいか?その感情がお前等が今まで殺してきた奴等の感情だよ。その感情を死んでからも味わえ」

 

そういって彼は、もう片方の腰にぶら下げていた槍を取り、それを男の顔に突き刺していた


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
20
3

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択