No.94196

真・恋姫†無双 ~新たなる外史の始まり~もう一つの物語

aianaianさん

この話は、もし白夜のメンバーが樹を残して全員左慈に殺され
その復讐を果たすために樹が各国を旅すると言う話です
一応これは、何話か続ける予定です

2009-09-07 22:34:44 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:5409   閲覧ユーザー数:4571

真・恋姫†無双~新たなる外史の始まり~もう一つの物語り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樹「うっうう・・・・・・ここは?」

 

どうやら長い間気絶していたらしい

 

周りを見渡す

 

樹「なっ!!」

 

其処は一面廃居と化していた

 

どうやら俺がいる場所は玉座の間だった場所らしい

 

樹「・・・・・・!!っそうだ!皆は!!」

 

此処に来て皆が居ない事に気づき、いまだ満足に動かない身体に鞭を打ち皆を探すために移動する

 

樹「お~い、愛華~、明華~、星~、思春~、桃香~、愛紗~、鈴々~、朱里~、雛里~、凪~

沙和~、真桜~、蓮~、恋~、ねね~、撫子~、沙耶~、琥珀~・・・・どこだ~、居たら返事してくれ~」

 

今やもう、城としての機能を失った場所で自分の最愛の人達を探して歩き回る

 

皆の部屋で会ったであろう場所も探したが居なかった

 

樹「皆~、何処に居るんだ~」

 

歩くのも辛いが、それでも皆を探して歩き回る

 

城を探し回ったが、何処にもいない

 

樹「そうだ、町はどうなってるんだ?」

 

今まで、皆を探すのに夢中で忘れてたが町はどうなってるのであろうか

 

城が此処まで崩れかかってるんだ、おそらく無事ではないだろう

 

段々視界が狭まってきたが、それでも身体の一部を気付け代わりに思いっきり殴る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの位歩いただろうか、やっと城門であろう場所に着いた

 

其処から一歩踏み出して町を見渡したとき、絶句した

 

樹「そっそんな・・・・・・・・」

 

ある程度は無事では済まないだろうと思っていたが、目の前に広がる光景はそんなレベルじゃない

 

目の前に広がるわ、一面が炎に焼かれ、家や工房、料理屋は跡形も無く崩れ去っていて

 

街道には、見るも無残な姿にされた、民達が惨殺されていた

 

ある人は、頸を切断され、ある人は胴体を切り離されて内臓をぶちまけて死んでいた

 

ふと、視線を巡らせていると其処にある人が目に入った

 

それを見た時、俺は思考の放棄をしそうになった

 

なぜならそれは・・・・・・・・・・

 

樹「あい・・か・・・・?」

 

愛華が、倒れていた

 

樹「愛華!!」

 

愛華に駆け寄る

 

樹「がぁ!!」

 

だがその途中に足に激痛が走り、倒れてしまう

 

それでも、愛華の元に寄ろうと這ってでも行こうとする

 

樹「愛華・・・・・」

 

それから少ししてやっと愛華の元に辿りついた

 

その姿を見たとき、目を逸らしそうになった

 

なぜなら、全身から血が噴出すように出ており、それはもう助からない事を現していた

 

樹「おい、愛華!!大丈夫か?!しっかりしろ!!」

 

それでも、その現実を認めたくなく必死に愛華の名前を呼ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

何回その名を呼んだろうか

 

その時

 

愛華「いつき・・・さま・・・・・無事でしたか」

 

愛華が話しかけてきた

 

樹「愛華?!おい大丈夫か!!」

 

愛華「もうしわけ・・・ありませんでした・・・・・・この町を、そし・・・・・て、いつきさまをまもれず」

 

樹「余り喋るな!!それで何があったんだ!!俺は何があったか覚えていない!!だから教えてくれ!!!」

 

愛華「はい・・・・・とつぜん「遠藤樹を殺しに来た」となのるものがせめてきて・・・・・・わたしたちは・・・・

いつきさまを・・・まもるためにたたかいました・・・・・・それでも、だんだんひとり、又一人と死んでいき、ついにはわたしといつきさま・・・・・・だけになってしまいました」

 

樹「ぐっ!!!」

 

ここまで聞いたとき、忌まわしい記憶を無理矢理掘り起こされたかのような痛みが頭を襲う

 

その時、まるで走馬灯のように何があったか頭に浮かんできた

 

 

 

    突然俺を殺すと言い、いきなり襲い掛かってきた左慈と干吉を名乗る男達

 

    こいつ等は傀儡を大量に出してき、襲い掛からせてくる

 

    その合間にも、どんどん左慈に仲間を殺されていく

 

    そして、愛華は俺を助ける為に囮になるが瞬殺されてしまう

 

    怒りに身を任せ、左慈に戦いを挑むも糸も簡単にいなされる

 

    その隙を付かれ、左慈に抵抗するまも無く殺されかけるが

 

    止めを刺されると思った瞬間、突然奴等の姿が消えた

 

 

樹「あ・・ああ・・・・・アアァァアァアアアアァアァアァァァアアァアァア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

その記憶を思い出したとき、何処からとも無く、絶叫が口から出た

 

樹「アアアァァアアァアアァァァァァァァァァァアァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」

 

掘り返された記憶を認めたくないように、いまだ絶叫が出る

 

 

 

 

 

精神崩壊を起こしそうになったとき、誰かが俺を抱きしめた

 

それは、誰であろう愛華であった

 

樹「愛華??」

 

愛華「いつきさま・・・・・つらいでしょうがどうかたえてください・・・・・・・・わたし・・たちは・・・・すすんでいつきさまの・・・・・・たてになったのですから、どうかきになさらないでください。

ほかの・・・みんなもきっと・・・・・・おなじきもちです・・・・・・・それからわたしらしくないでしょうが

これは、わたしからの・・・・さいごのおねがいです」

 

そう離している間にも、愛華の呼吸は段々疎かになっていく

 

樹「なんだ?」

 

その現実に唇を思いっきり血が出るまで噛み締めた

 

愛華「どうか、わたしたちの・・・・・・かたきをうって・・・くだ・・・・・・・・さ・・・・い・・・・・・・・」

 

樹「愛華?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・愛華ァアァアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そこで、又意識が途切れた

目を、覚ました時其処は一面真っ白で何も無い空間だった

 

樹「ここは?」

 

???「どうやら目を覚ましたようだな」

 

背後から、声がしたため後ろを振り向く

 

樹「・・・・・・・あんたは誰だ?」

 

???「おっと、申し送れたようだ。私の名は太公望、この外史を司る神仙が一人」

 

樹「・・・・・・・その太公望が俺をこんなところに呼び出して何の様だ?」

 

太公望「何、お前には頼みたい事がある」

 

樹「・・・・・・・頼みたい事?」

 

太公望「うむ、お主にはいまだ暴走を続ける左慈達を「左慈だと!!」

 

その名前を聞いたとき、太公望に詰め寄る

 

太公望「まぁ、まてまて人の話は最後まできけ」

 

その言葉に冷静さを取り戻す

 

太公望「落ち着いたようだな、では話を続けるぞ?」

 

頷く

 

太公望「お主に頼みたい事は、今だ暴走を続ける左慈達を打ち殺してほしいのだ」

 

樹「・・・・・・・俺にとっては願ったり叶ったりだが、なぜ貴様がそれを俺に頼む

神仙である貴様なら左慈を殺す事造作ないだろう」

 

太公望「それは無理なのだ」

 

樹「・・・・・・・なぜだ?」

 

その言葉に、殺気を織り交ぜつつ聞く

 

太公望「そう殺気を飛ばすな。我等神仙は担当された外史以外には干渉できないのだ。

だが、左慈達は如何なる方法を見つけたか、他の外史に干渉する能力を手に入れたんだ」

 

樹「それが何故俺が居たであろう外史を滅ぼすことにつながる!!!!答えろ!!!」

 

太公望「奴等は、正史の存在によって作られた外史を決して認めはしない

正史の存在によって作られた外史を奴等は滅ぼし回っている。

今まで奴等が滅ぼしてきた外史はこれまでに、約一万を超える」

 

樹「いち・・・・まん?」

 

その数に唖然とする

 

一万だと?それじゃその数だけあいつ等が殺されてきたって言うのか?

 

太公望「話を続けるぞ?その中には、別世界のお前も含まれていた」

 

樹「・・・・・・・どういうことだ?」

 

太公望「簡単に言えば、外史の数だけ正史での可能性が広がる。要するに一万の中の約三千の

外史はお前が主役であった外史だ」

 

樹「・・・・・・・残りの七千は?」

 

出来うる限り感情を抑えて聞く

 

太公望「うむ、残りの七千もの外史の主役は北郷一刀、正史の世界にあるフランチェスカ学園に

通っていた生徒だ」

 

樹「・・・・・・・フランチェスカ学園?」

 

太公望「うむ、全寮制の学校であったらしい・・・・・・・・・・おっと話が脱線していたようだ

そこで、お前には先程行ったように、左慈達を打ち殺してほしい。

奴等はどうやら他の世界の外史、北郷一刀の世界の外史を滅ぼそうとしているらしい」

 

樹「・・・・・・・そこで、俺に奴等を殺してほしいときた訳か・・・・いいだろう、ただし条件がある」

 

太公望「条件とは何だ?言ってみろ」

 

樹「・・・・・・・ああ、条件は全部で二つある」

 

太公望「一つ目の条件とは?」

 

樹「一つ目は、俺を強化してくれ」

 

太公望「強化してくれとは言っても、どの程度強化するんだ?」

 

樹「・・・・・・・一つは他の世界の「遠藤樹」が使っていた技全部を使えるようにする、二つ目は肉体的な強化をしてくれ、攻めて左慈とは渡り合えるぐらいに。三つ目は自己治癒能力を上げてくれ、出来れば、通常は三ヶ月は掛かるであろう怪我でも一週間で治るぐらいのな」

 

太公望「その程度だったら私の力でも何とかなるだろう。それで最後の条件は?」

 

樹「・・・・・・・その前に一つ聞かせてくれ」

 

太公望「なんだ?」

 

樹「・・・・・・・俺が使っていた武器や鎧はどうなる?」

 

太公望「ああ、それなら大丈夫だ、あれらは決してお主を離れる事はない。

だから、お主が他の外史の行ってもお主の元にあるから安心せい」

 

その言葉を聞き、何故か安心してしまった

 

樹「・・・・・・・そうか、それじゃ最後の条件だ、武器を一つ新しくくれないか?」

 

太公望「ふむ、それも私の人脈を使えばどうということも無いが、どういった武器を望むのか?」

 

そこで、少しの間考える

 

武器、武器、皆を守れるような武器・・・・・・・・・・・・

 

樹「・・・・・・・双槍をくれ。出来れば、太古の英雄「ディルムッド・オディナ」が使っていたのを頼む」

 

太公望「やれやれ、何気に無理難題を吹っかけるもんだ・・・・・だが私の人脈を利用すればそのぐらい

直ぐ見つかるだろう」

 

樹「・・・・・・・それじゃ、直ぐにでもその外史に俺を送ってくれ。時間が惜しい。武器は俺が目覚めた時にあればいい」

 

太公望「判った、一つ行っておくがチャンスは三回まで。この外史で失敗したとしてもやり直しは

二回までだ。そのあたりを考慮していけよ?では、飛ばすぞ!!!」

 

太公望が宙に陣を指で描き、何かを唱える

 

そこで、また俺の意識が途切れた

ここまでの話を見ていかがでしたでしょうか?

 

時系列的には、天下三分の計を成功させ

 

皆が穏やかにすごしていた時系です

 

白夜のメンバーは全員死にました

 

明華は、華琳に擁立されていたために唯一助かりました

 

またご意見、ご感想があった場合、どしどし下さい!

 

では、次回で会いましょう!!


 
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