No.920896

真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間

hoi2さん

『大陸五虎将』VS『龍天五獄隊』との対決が始まった
最初の対決は春蘭VS炎掌という破壊衝動者同士の戦闘
炎掌への一撃を入れた春蘭は互角の戦いをしていくが、
ここで炎掌が『制限解除』を発動してしまった……!!!

2017-09-02 09:15:21 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1630   閲覧ユーザー数:1566

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に始まった『大陸五虎将』と『龍天五獄隊』の対決

その一戦である春蘭は絡繰人間6号・炎掌と対決していた

激戦の最中、炎掌は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『制限解除』を発動した!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  二節 ~十魏の大剣・春蘭~

 

 

 

機器音声「『制限解除』、完了しました。戦闘を再開してください。」

 

 

機器音声と共に炎掌が大きく声を荒げる

 

 

炎掌「ケケケっ!!!これで、てめぇは終わりだぁっ!!!」

 

 

 

 

ボオォォォォッ!!!

 

 

 

 

炎掌の体から炎と熱気は今までの2倍以上に放出される

 

 

斗誌「わわわっ!!?とてつもない熱気ですっ!!!」

 

 

璃々(未来)「暑いっ!!!暑いっ!!!暑いですっ!!!」

 

 

戦場からかなり離れているのにも関わらず、傍観している者達にも熱気の力が及ぶ

 

 

左慈「このままいたら、焼かれちまうぞ」

 

 

于吉「おや、これはいけませんね

では……………それ」

 

 

わざとらしく驚く于吉は右手を前に突き出す

 

 

すると

 

 

 

 

ブォーーンッ!!!

 

 

 

 

強固な守りの壁、『神域の結界』が于吉達を包む

 

 

于吉「始めから張っておくべきでしたね、申し訳ありません」

 

 

華琳(未来)「いえ、十分よ」

 

 

于吉の言葉に華琳は感謝を述べる

 

 

一刀「(だが、ここにいてあれだけの熱気………

春蘭はもっと暑いはず………)」

 

 

一刀は春蘭の後ろ姿を見つめる

 

 

一刀「春蘭………………頼むぞ」

 

 

一刀の願いは果たして届くのか?

 

 

 

 

春蘭「くっ!!!なんという熱気だ……!!!」

 

 

春蘭は炎掌から5,6m以上に離れているのにも関わらず、体には今までにない熱気が襲いかかる

 

 

炎掌「焼き尽くしじゃあ、終わらないぞ?

ドッロドロに溶かしてやるっ!!!」

 

 

炎掌の言葉通り、炎掌の周囲は完全に溶解されており、マグマの水溜まりが出来ていた

 

 

春蘭「(今までの『溶解熱風』とは比べ物にならん………!!!

これだけ離れているが……これ以上近づけんっ!!!)」

 

 

あまりの熱気で、春蘭から見える炎掌の姿は歪んで見えてしまう

 

 

炎掌「ケケケっ!!!どうだぁっ!!?『龍天五獄隊』の『特別型制限解除』は通常の雑魚兵とは違うだろっ!!?」

 

 

炎掌は大声で問いかける

 

 

雪蓮(未来)「『特別型制限解除』?」

 

 

愛紗(未来)「『龍天五獄隊』の『制限解除』は通常のとは違うのかっ!!?」

 

 

未来の重鎮達や現在の重鎮達に動揺が走る

 

 

一刀「(確かに………違和感はあったんだ

炎掌の姿が絡繰人間7号…『初期初型』の絡繰人間とは全く別の姿だ)」

 

 

一刀の言う通り炎掌の姿と絡繰人間7号の姿形が別物だった

 

 

本来の『制限解除』は発動者の能力値を最大限まで引き出すもの

 

 

その為、発動者は体つきが異様に大きくなり、筋肉が膨れ上がる

 

 

一回り二回り以上も巨大化する

 

 

だが、炎掌が発動した『特別型制限解除』は巨大化していないどころか、見た目は一切変わっていない

 

 

しかし、それでも炎掌の火力や熱気は先程の数十倍はある

 

 

現に、炎掌の足元は『特別型制限解除』起動前より溶岩になる速度が早まり、範囲も広がっている

 

 

炎掌「俺ら『龍天五獄隊』はてめぇら大陸の残党共を抹殺しやすくするため、通常の『制限解除』を改造し、戦闘に特化した『特別型制限解除』を備えてあんだよ」

 

 

春蘭「………………」

 

 

春蘭は大量に流す汗を滴らせ、無言で聞く

 

 

炎掌「雑魚兵共の『制限解除』は所詮、能力上昇に過ぎねぇ

だが、俺達はそれに加え、『設定した技』を随時発動することを可能にしたんだ」

 

 

炎掌の言葉に春蘭を目を見開く

 

 

春蘭「っ!!!そうかっ!!!貴様が今、発している熱気は『溶解熱風』かっ!!!」

 

 

炎掌は大声で嗤い出す

 

 

炎掌「御名答っ!!!戦闘のみだが、流石の頭の回転だなぁっ!!!」

 

 

一刀「そうか………設定した技、『溶解熱風』により随時、強力な熱気を発していたのか

更に、『制限解除』で火力が上がってるからここまでの熱気になっているのか………」

 

 

一刀の解析は的を得ていた

 

 

炎掌「そう言う事だ

だが、それが分かった所で夏侯惇……てめぇにもう勝機はねぇっ!!!

『制限解除』による『溶解熱風』は桁違いの熱量を発するっ!!!

近づくことすら出来ねぇ筈だっ!!!」

 

 

春蘭「くっ!!!(悔しいが、炎掌の言う通りだ………

奴の『溶解熱風』は伊達じゃない……)」

 

 

 

 

炎掌「なぁに、心配はいらねぇ……

てめぇから来なくても此方から近づけばいいんだからなぁっ!!!」

 

 

炎掌はニヤリと嗤いながら勢いよく走り出した

 

 

春蘭「くっ!!?」

 

 

急上昇する熱量に春蘭は退く

 

 

炎掌「どうしたぁっ!!?天下の夏侯惇が退くのかぁっ!!?」

 

 

炎掌の挑発に

 

 

春蘭「っ!!!舐めるなっ!!!」

 

 

春蘭は『七星餓狼』を構え

 

 

春蘭「もう一度、喰らわせてやるっ!!!『無型烈皇』だっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

『無型烈皇』を放った

 

 

ところが

 

 

 

 

ジュウゥゥゥ…………

 

 

 

 

春蘭「なにっ!!?」

 

 

『無型烈皇』は跡形もなく消え失せてしまった

 

 

一刀「まさか………溶けたのか?」

 

 

左慈「おいおい……冗談だろ?

気を凝縮して作り出した気の斬撃だぞ?摂氏何千℃だよ………」

 

 

于吉「しかも、魏の武将の一角を担う春蘭さんですよ?

ここまでの火力とは………侮れませんね」

 

 

管理者達も苦い顔をする

 

 

炎掌「ケケケっ!!!そんなヤワな気で俺に届くと思ってんのかっ!!?」

 

 

炎掌は構わず走り続ける

 

 

炎掌が通った道は全て焼かれ、真っ黒に焦げた溶岩となっていた

 

 

春蘭「ぐっ!!?」

 

 

近づく炎掌の熱気に春蘭は一瞬、意識が飛びかける

 

 

秋蘭「っ!!!姉者っ!!!気を保てっ!!!」

 

 

秋蘭の問いかけは空振りで終わってしまう

 

 

炎掌「焼き死ねよ、『炎天下槍』っ!!!」

 

 

 

 

ボォォォッ!!!

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

炎掌は紅蓮色を超えた水色の『炎天下槍』を作り出し、即行で投げつけた

 

 

 

 

ザシュッ!!!

 

 

 

春蘭「ぐあぁぁっ!!?」

 

 

それは怯んでいる春蘭の右肩に深々と刺さり込んだ

 

 

秋蘭「っ!!?姉者っ!!!」

 

 

季衣「さっきの『炎天下槍』と色が違うよっ!!?」

 

 

一刀(未来)「炎は温度が上がると赤色から青色に変化するんだ

つまり、そこまで『炎天下槍』は高温になってしまっているだよ」

 

 

未来の一刀は静かに言うが、今にも飛び出して行きそうな雰囲気を醸し出している

 

 

炎掌「『溶解熱風』の蹴りを喰らいなっ!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

ドカッ!!!

 

 

ジュウゥゥゥ………

 

 

 

春蘭「っ!!?ぐあぁぁぁぁあぁぁーーーーーっ!!!」

 

 

炎掌の蹴りは春蘭の腹部に刻印を押すように直撃した

 

 

 

 

春蘭「ぐあぁぁぁぁあぁぁっ!!!ぁぁあぁぁっ!!!」

 

 

春蘭はあまりの熱さに、その場にのたうち回る

 

 

炎掌「ケケケっ!!!あの夏侯惇がのたうち回っていやがるぜぇっ!!!」

 

 

炎掌は春蘭を見て大笑いをする

 

 

秋蘭「き…き…き…貴様っ!!!」

 

 

秋蘭は未だかつてない程に怒り狂っていた

 

 

力任せに『餓狼爪』を引く

 

 

炎掌「そんなもん無駄だ、夏侯淵

夏侯惇の斬撃でさえ、俺に届かなかったんだ………

てめぇのそのチンケな矢がこの『溶解熱風』を貫通出来るとでも?」

 

 

秋蘭「黙れっ!!!」

 

 

炎掌「やれやれ、なんでどいつもこいつもこんなに面倒なのかねぇ……」

 

 

 

 

ボォォォッ!!!

 

 

 

 

炎掌は右手に青色の炎の塊を作り出した

 

 

秋蘭「………来るなら来い」

 

 

秋蘭は冷酷に見据える

 

 

炎掌「ケケケっ!!!悪いが、てめぇじゃねぇよ」

 

 

炎掌は秋蘭から春蘭の方へ振り返る

 

 

春蘭「く、くぅぅ…………く、そ……」

 

 

春蘭は少し熱さに落ち着いてきたが、まだ呼吸が乱れていた

 

 

炎掌「面倒くせぇから終わりだ、夏侯惇」

 

 

炎掌は右手に作り出した青色の炎を春蘭の頭上高く放り投げた

 

 

炎掌「そのまま火葬してやるよ、消えろっ!!!『天衝火柱(てんしょうひばしら)』っ!!!」

 

 

 

炎掌はそういい放った瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カッ!!!

 

 

 

ドオォォォォンッ!!!!!!

 

 

 

 

天を焼き焦がす程の巨大な火柱が春蘭を中心に巻き起こった

 

 

 

 

秋蘭「っ!!?姉者ーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 

華琳「っ!!?」

 

 

一刀「春蘭ーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 

その場にいた全員が目を見開き、絶望を感じてしまう

 

 

炎掌「『天の御遣い』に遣える『魏の大剣』なんざ、この程度だってことだ」

 

 

炎掌は鼻で嗤ういながら振り返る

 

 

『天衝火柱』が放たれた場所は最早、焼け野原となっていた

 

 

炎掌「次はどいつだっ!!?夏侯淵かっ!!?曹操かっ!!?北郷一刀かぁっ!!?」

 

 

秋蘭「き……貴様ぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

怒り狂った秋蘭は有無を言わさず矢を放つ

 

 

だが

 

 

 

 

ジュウゥゥゥ………

 

 

 

炎掌の遥か手前で炭となってしまった

 

 

炎掌「届かねぇっつてんだろ、クズが」

 

 

秋蘭「この卑怯者めっ!!!その殻から出てこいっ!!!」

 

 

秋蘭の言葉に炎掌は

 

 

炎掌「何が卑怯なのかサッパリだなぁ~?

言っただろ?何をしてでも勝った奴が勝者だとなっ!!!」

 

 

秋蘭「くっ!!!おのれっ!!!」

 

 

秋蘭は『溶解熱風』の熱に負けず、一歩踏み出そうとした

 

 

その時

 

 

一刀「…………」

 

 

一刀が咄嗟に秋蘭の左肩を掴む

 

 

秋蘭「……離してくれ、一刀……」

 

 

秋蘭は振り向きもしないで一刀に言うが、一刀は

 

 

一刀「秋蘭、よく前を見てごらん」

 

 

冷や汗を垂らし、ニヤリと口角を上げて言う

 

 

秋蘭「…………?」

 

 

秋蘭は炎掌の後方、『天衝火柱』が放たれた場所を見る

 

 

炎掌「……んあぁ?何だ?

気の………反応だと?」ピピピッ!!!

 

 

炎掌も思わず振り返る

 

 

そこには

 

 

春蘭「はぁ…はぁ………はぁ…………」

 

 

虫の息となった春蘭が『七星餓狼』に体重を預け、立ち膝をしていた

 

 

秋蘭「姉者っ!!!」

 

 

華琳「春蘭………無事だったのね…」

 

 

秋蘭や華琳は驚きと歓喜の表情となる

 

 

炎掌「おいおい、夏侯惇っ!!!てめぇは俺の『天衝火柱』で火葬された筈だろうがっ!!!

なんで生きていやがるっ!!?」

 

 

流石の炎掌も驚愕の表情となる

 

 

春蘭「さ、さぁな…………

ただ…………私は………………!!!」

 

 

春蘭は力を入れて何とか立ち上がり、大きく叫んだ

 

 

春蘭「諦めが悪いだけだぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

炎掌「くっ!!?このぉ……北郷一刀と同じく、てめぇは化け物かぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

満身創痍の春蘭の覇気に炎掌は思わずたじろぐ

 

 

春蘭「化け物………ふん、何とでも言え…………!!!

この夏侯惇………貴様を倒すまで、何度でも立ち上がるっ!!!」

 

 

 

 

ギュオォォォッ!!!

 

 

 

 

春蘭から『純粋な気』が大量に放出される

 

 

左慈「っ!!!」

 

 

春蘭「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

今の春蘭からは有り得ない覇気と気が放出される

 

 

炎掌「な、なにっ!!?」ピピピッ!!!

 

 

炎掌は『万能眼鏡』を凝視する

 

 

炎掌「気の濃度、『戦闘能力値』が上がっていく…………!!?

しかも、上がり方が………異常だっ!!!」

 

 

春蘭「負ける訳には………いかぬのだっ!!!

貴様如きに………この夏侯元譲が、負ける訳がないのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

ギュオォォォッ!!!

 

 

 

 

左慈「まさか……………これは…!!?」

 

 

左慈は思わず身震いをする

 

 

一刀「………………いけ」

 

 

一刀は小さく呟いた後

 

 

一刀「いけぇっ!!!春蘭っ!!!『限界』を……超えろーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 

大きく、目を瞑って叫んだ

 

 

春蘭「当たり前だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

春蘭が一際大きく、気を高めた

 

 

 

 

ギュオォォォッ!!!

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

ドオォォォォンッ!!!!!!

 

 

 

 

春蘭を中心に土埃が舞い上がった

 

 

炎掌「な、何だぁっ!!?」

 

 

華琳(未来)「一体何が…………!!?」

 

 

全員が土埃の中の春蘭を見る

 

 

そこには

 

 

 

 

ギュオォォォッ!!!

 

 

 

 

大量の気を放出する春蘭が目を閉じて佇んでいた

 

 

春蘭「…………………」

 

 

炎掌「な…な……な……何だ、それは…………?」

 

 

炎掌も冷や汗が留まらなく流れ続けている

 

 

季衣「兄ちゃん、今の春蘭様ってっ!!?」

 

 

季衣が一刀に尋ねる

 

 

一刀はゆっくりと頷き、答える

 

 

一刀「あぁ……あれこそ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「春蘭が発動した『限界突破』だ

名付けるのなら…………『十魏の大剣』といったところか…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ……終……

 

 

 

 


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