(眠れない）

寝つきが悪いうえに、この時間だといつもは起きてるからな
普段飲まないけど酒でも飲むか…いや、傷にはよくないんだっけかな

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悶々としていると、部屋のドアが開いた音がした
（絹枝か…さっきから様子がおかしいからな）

薄目を開ける
（真奈美さん！？）

はじめは机の辺りで躊躇っているが、すぐにこっちに近づいてきた
そこで起きれば良かったのだが、びっくりしたのと思いつめた彼女の表情もあって
起きるタイミングを失ってしまっていた

彼女はそっとベッドの横まで来て、俺の左腕を見ていた
腕をさすろうとしたが寝ていると思って躊躇したのだろう
「ごめんなさい」
と小さく呟いた

（一体何しに来たんだろう？）
そう考えていると

「お、起きてる　のかな」
彼女が覗き込んできた

荒い息遣いが、薄目を開けてなくても伝わってくる
体の一部が触れてるのにも気づいてないようだ

彼女が顔を近づけて来て…


１.　　このまま寝たふりだ！
２.　　思い切って抱きしめるぜ！
３. 　巴投げを食らわせてやるッ！

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ぼくこのシチュエーションまえにもみたことあるよ！
って人はかなりの通です！

（すみません、でもこういうの個人的に好きで…）