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[あかいしょうかんしのはなし]
「ヒートは、なんで眼帯してるんだ?」
城の食堂でのんびり昼食を摂っていた最中、向かいに座るバーンが唐突に口を開いた。
他意はなくただ素直に問われたその言葉。まあ確かに眼帯してる人間がいれば多少疑問に思う事柄だろう。
その眼帯が怪我や病気で使うようなアイパッチではなく、がっつり瞳を覆うような代物ならば尚更疑問は強くなる。
とはいえ、初対面の相手には問いにくかったのか、そこそこ仲良くなった今この時期になってようやく口に出たらしい。
しかしながら、あまりにも唐突であまりにも謎すぎるタイミングだったため虚を突かれ、ついオレは目を丸くして固まってしまった。
オレの反応を見たバーンは、聞いてはいけない事だったと思い込んだらしく眉を下げオロオロしはじめる。
「あ、いや、ちょっと気になったから聞いてみただけで何か理由があるならその、」
こいつこれで王国騎士なんだぜ。
ガキの頃は騎士サマなんざ年がら年中偉そうに堂々としてるもんだと思ったわ。実物見たら一般人と変わらねェ。
アワアワしているバーンを笑いながら、オレは眼帯をひょいと捲り「フツーだよフツー。普通つうか、不束者です、と」と言葉を並べた。
「…へ?」
「右目と同じだろ?」
ケラケラ笑いながら眼帯を元に戻せば、少しばかり残念そうな表情のバーンが眼に映る。
オッドアイだの魔眼だの隻眼だの、厨二的にベタな眼だとでも思ったのかね。
そう指摘すれば図星だったようで、バーンは恥ずかしそうに顔を赤くした。
割と趣味趣向が子供だよなと茶化せば、バーンはむうと頬を膨らませ不機嫌そうにそっぽを向く。
「…じゃあなんで眼帯してんだ?普通の目なら隠さなくてもいいじゃないか」
「カッコいいだろ?」
加工する格好、と続ければバーンに呆れたような目線を向けられた。
まあ外見は個人の趣味だからなと頭を掻き、バーンは食事を終わらせパンと手を合わせる。
「先行ってるからなー」と食器を片付けつつバーンが声を掛けてきたため、オレは軽く手を挙げ了承の意を示した。
バーンが立ち去ってから、オレは再度ひょいと眼帯を持ち上げる。
そこから見える景色に大きく息を吐きだして、ゆるりと眼帯から手を離した。
バーンにはテキトーに誤魔化したが、
オレが眼帯を付けているのは、両の眼で見ると視えすぎるからだ。
どうにも己の両の眼は、余計な物が視えすぎる。
特にこの王国は、他の場所より面倒な物が妙に多かった。
片目を隠せば多少視えにくくなると気付いてからは眼帯を身に付けるようになったのだが、それはそれで外見が目立つ。
だから代わりに口を回し、外見よりも言動に人の目が向かうように仕向けていた。
まあやり出す内に面白くなり、研究と言えるほどに量産しているわけだが。
「あいつもな、少しばかり黒いモンが視えるんだよなァ」
年々薄まってはいるけれど、とひと息ついてオレはのんびり茶を啜る。
火炎の騎士の名の通り、熱く正義感に溢れたバーンに黒いものが視えるのも妙だなと首を傾げた。
バーンはヒーローものというか、勧善懲悪モノや伝説のどうたら系の物語が好みなのか、そういった書物をこっそり買い集めていたり、街の見回り中に子供たちがヒーロー話をしていれば混ざりたそうにしている。ガキか。
割と本気でヒーローとか伝説の騎士とかそれ系を目指しているバーンが、黒く染まる要因などないはずなのだが。
「まァ、視えるだけのオレにはどうしようもねえハナシか」
恐らく唯一出来ることは、染まりすぎたら引き戻すくらいだ。
あいつはガキみたく英雄に憧れキラキラしてるのが似合うと笑い、飲んでいた茶を啜り切る。
そろそろ行くかと伸びをして、ヒートは食堂から立ち去っていった。
なんてことはない、ちょっとした昼休みのちょっとした話。
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[しろいてんしのはなし]
気が付いたら、木という物体に囲まれていた。確かここは森というものだったと思う。
知識としてしか知らないものに囲まれて混乱したが、手も足も身体全てが地面についていることから、地上に落下したのだろうと理解する。
地上に来たのははじめてだ、と辺りをキョロキョロ見渡せば近くに白いものが落ちていた。
バラバラになっているその白いものは羽根で、鳥よりも大きくふわふわとしている。
まるで天使の羽根みたいだと気付き、嫌な予感に襲われポフと己の背中に手を伸ばした。
いつも触れる羽根の感触がない。
青ざめながら首を回し己の背中を確認すると、そこには何もなかった。
もう片方の羽根すら、今にも取れそうになっている。
落ちた羽根も、かろうじて付いている羽根も、地上の穢れで汚れていた。
確かめるように薄汚れた羽根をひとつ手に取り、ぼくは息を呑む。
落ちたのではなく堕ちたのだと、今ようやく気が付いた。
取れた己の羽根をいくつもいくつも手のひらに乗せ、ぼくは俯いて途方に暮れる。
背中に残っていたならば飛んで帰ることも出来ただろうに、バラバラに取れてしまったならばそれも叶わない。
輪っかはまだ大丈夫だろうが、朽ち果てるのは時間の問題だ。
こんな地上の穢れた空気に、弱いぼくの輪っかが耐えられるとは思えない。
天界では周りの天使は皆大きくて、立派な羽根と輪っかを持っていた。
生まれたばかりだからぼくの羽根は小さいのだろうと、早く皆に追い付きたいといろいろ勉強していたのに。
君の羽根は白いから、大きくなったらきっと天界一綺麗になるよと褒められたのに。
恐らくきっとうっかり堕ちて、大事な羽根を喪った。
昔々、羽根を捨てた天使がいたらしい。
その天使は天を裏切り地上に堕ちて、二度と帰ってこなかったらしい。
ぼくもそうなってしまうのかなと、木々の隙間から視える遠い遠い天を仰いだ。
かえりたいのに、翼がなくて帰れない。
羽根を喪ったことも堕ちたことも悲しかったが、それ以上に帰れないことが悲しかった。
不意にぽとりと涙が落ちる。
一度決壊してしまえばもう駄目だ。後から後から、ぽとぽとと涙が溢れて来た。
口から漏れる音はぐすぐすと意味をなさず、拭っても拭っても涙は一向におさまらない。
どのくらい泣いていたのだろうか、泣くことでいっぱいいっぱいだったぼくの元に知らない音が降りかかる。
「泣いてるのだれ?まいご?」
声をかけてきたのは人間の子どもだった。
初めて見る人間の姿にぼくはびくんと怯え、カタカタと震えだす。人間には悪いひとがいるらしい。ヒトを憎み妬み争いばかりする野蛮な人間が。
この人間は弓矢をもっている、武装しているのだ。彼がそうだったらどうしようと、思わず後ずさるぼくに小さな人間は小首を捻った。
ビクビクしていたのが悪かったのか、泣いていたのが悪かったのか、首を傾げた人間はぼくを宥めようと思ったらしい。
懐から赤い木の実を取り出し、笑顔を向けて差し出してきた。
「あげる。今日採ったばかりだから美味しいよ、元気になるよ」
元気出たら外まで連れてくね、この森まいご多いからボク道案内出来るよ、だから大丈夫だよ、と人間は春風のように微笑んだ。
こんな笑い方が出来るのならば彼は悪いひとではないと思い、ぼくはしゃくりを鳴らしつつ差し出された木の実を受け取ろうと手を伸ばした。
ら、
「ウリエル!」
ふわんと強い光が辺りに広がり、大きな羽根と大きな輪を持つ大きな天使が割り込むように現れる。
ぼくが驚いていると、その大天使さまはぼくを優しく抱き上げた。
大天使さまが「…羽根…」と呟いたことで、己の羽根がバラバラになっていたことを思い出す。
羽根がないから帰れないと泣きそうな顔となるぼくに「ああ、大丈夫だ」と声をかけ、優しい光で照らしてくれた。
するとぼくの背中からふよんと新しく羽根が生えてきて、取れかけて汚れていた羽根も白く綺麗に元に戻る。
驚いて嬉しくてパタパタ羽根を揺らすぼくに、大天使さまは微笑んで言う。
「帰るぞ」
堕ちたぼくを助けにきてくれた、帰れるようにしてくれた。
救ってくれた。
それがとても嬉しくてこくこく頷いて胸に擦り寄ると優しく頭を撫でてくれる。
おうちに帰れると喜んでいたぼくの目に、先ほどの人間の子が目を丸くしている姿が映った。
そりゃ、大泣きしていた子どもが天使でしたとなれば人間は驚くだろう。というか泣いてたのあの子に見られたんだっけ、恥ずかしいな。
そう思い顔を隠すように胸の中に埋めれば、大天使さまはふわりと空に飛び上がる。
みるみるうちに小さくなっていく小さな人間の子を見下ろしながら、あの子にはいつかお礼にぼくが加護を与えたいなと小さく微笑む。
彼は一応ぼくを慰めようとしてくれたみたいだし。そうだな、弓を持っていたから、矢をあげたら喜んでくれるかな。
にこにこと笑っていると、すぐに天界に到着した。
うっかり堕ちたぼくは他の天使に怒られたり嫌われたりするのかとビクビクしたが、そんなことは一切なく、皆心配そうに迎えてくれる。
優しいこの天使たちが住むこの天界のために、ぼくはぼくなりにぼくのできることをしたいと、他の天使たちに撫でくりまわされながらも綺麗になった白い羽根を揺らした。
小さな天使が地上に堕ちたときの、些細な話。
■■■
一方そのころ、天使が空に昇っていくのをきょとんと見ていた少年は「まあまいごに迎えがきたんだろう」と深く考えるのをやめ、渡しそびれた林檎を囓り森の中の家へ帰っていく。
少年はあまり気にしなかったのだが、この日の天使の降臨を目撃した住民が多数いた。
その人たちは天使が降りてくるなんてと驚き戸惑い畏怖しその感情を持って、少年の住む森を「神秘の森」と名付ける。
神秘の極みのような天使が降臨した場所だと。
そのせいで久々に森の外に出た少年が、知らないうちによくわからない呼び名で己の森が呼ばれていることを知り目を丸くしたのも、些細な話。
■■■
「…回収早すぎないか」
「…だって泣いたから…」
偉い天使たちが企んだ少しばかりの悪巧みの結果に、片方が苦笑し、片方が顔を覆ったのも、些細な話。
わざわざ堕ちても大丈夫そうな場所を選んだにも関わらず、小さな天使が泣いた瞬間脇目も振らず天界から飛び出した大天使を見て聖帝が笑ったのも、些細な話。
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[あかいしゅうじんのはなし]
夢を見た。
有り得ないことだと思ったから、ああこれは夢なのだろうと、夢の中で気付いたんだ。
その夢はオレとタクスが闘技場に居て、ヤベー目付きのロックと闘う夢。
『手加減しねーぞ…、負けてらんねーんだよ…』と睨み付けてくるロックの目は据わっていて、ああこいつ本気だと夢の中だとわかっていても恐怖を駆り立てた。
『オレはミンナナカヨク自由になろうなんて、思っちゃいない』
『自由になれるのは強いヤツだけ。それはオレだ』
『勝って自由になるのはこのオレだ』
そんな、自分のことしか考えていないロックの言葉に目を瞬かせたオレは、同時に、笑みが漏れる。
「そうかロック、お前、そんなんでも諦めては、いねーんだ、な…」
「朝っぱらからなんだよジェイル」
己が漏らした声とそれへの返答で、夢から覚めたオレはぼんやりと声の主へと顔を向けた。
そこにいたのはいつもの通り太陽のような笑顔をしたロック。
夢に出たロックとは間逆の表情に安堵しつつ、身体を起こし大きく伸びをした。
もう脱獄は成したのに、未だにあの場所を夢に見るとは。しかもリアルで生々しかった。
目覚め最悪だと頭を掻けば、ケタケタ笑うロックに頭を小突かれる。
「なんだよ、ヘンな夢でもみたのか?」
「お前に殺される夢だったわ」
そう答えればキョトンとした呆けた顔を向けられた。
凄かったぜオレザクロと死に様を語れば、ロックはどう反応していいのか迷う姿を見せる。
まあそうだろう、突然「お前に殺される夢を見た」と言われたら笑い飛ばすべきか謝罪すべきか悩むといえば悩む。
多少知識があるのならば「殺される夢は吉夢だ、よかったな」くらい言えるのだが。
目を泳がせ反応に困っているロックの背中を叩き、夢の内容を教えた。
「やー、据わった目してたがマジでロックだったわ!変わんねー」
「何?お前ん中で俺は躊躇なく仲間殺す奴なの?」
不機嫌そうにむすっと頬を膨らませるロックにオレは「そこじゃなくて」と苦笑を返す。
何があろうとどうなろうと、ロックという男は諦めない、んだな、と。
外に出るということを諦めないんだな、と。
そういう意味だと手をひらつかせた。
■■
オレはあの監獄で一番腐ってた時期のロックを知らないが、恐らくその時期のロックを濃縮したらあんな感じになるのだろう。
そもそも、ロックの性格や気質的にあそこまで極端になってしまう可能性は著しく低いのだ。
大事なことを全部置き去りにして、
自分で自分の首を絞める救いようのない囚人そのものの姿になるのは。
あの状態になるのは、一番腐ってた時期に仲間たちが己を見捨てて逃げようとしている、という噂をロックが信じたときのみ。
仲間に不信感を持ち、ならばこっちも仲間たちを踏み台にしてひとりで外に出てやる、となるまで疑心暗鬼に陥らせないと駄目だろう。
こいつを、とロックに顔を向ければ首を傾げられた。そして何か勘違いしたのか「仲間殺すわけないだろ」と再度頬を膨らませられた。疑ってねーよ。
そう、有り得ないことなのだ。
運良くひとり外に出れたのに、危険を冒してまで再度監獄に侵入しオレやタクスを救出に来たこのロックが。
仲間に疑心暗鬼を持つレベルまで荒むというのは。
本当に妙な夢だったなとオレが頬を掻くと、ロックは「そうだよ、ンなヘンな夢はどーでもいいわ!」と立ち上がり己の武器を担いでオレを外に引っ張りだした。
どうやら新しい技を見て欲しいらしい。
「どんなんだ?」
「あー、まずはこう、これをぶん投げるだろ?」
そう言ってロックは己の身体よりも大きく重いハンマーを空の彼方へ投げ飛ばした。
大きくて、重いのだ。ロックの武器は。それを軽々と空へ放り投げた。
目を丸くするオレを尻目にロック本体も空を駆け、空中で武器を掴んだかと思えば重力を味方に落ちてくる。
ドカンと、隕石でも落ちたかのような音を響かせロックは地面にクレーターを作り上げた。
「…こんな感じで、空飛んでるのを叩き落そうかなーって」
「…お前怖いわー」
何故空を飛ぶものに対しそこまでするのかと問えば、なんとなく?と首を傾げられる。
どうやら「領空侵犯の罪で叩き落とすぞ」的な気持ちになるらしい。
「特に天使か。なんだか知らんが、うっぜえ叩き落とすぞ!?って気分になるんだよなー」
天使逃げてと冷や汗を流しつつ、オレは不思議そうな顔をするロックを若干引きつつ眺めた。
嫌いというわけではないらしい。ただなんとなく、叩き落としたくなるらしい。そのため、効くかどうかはわからないが、叩き落とせそうな技を考えたらしい。
ロックの妙な性質に首を捻ったオレは、監獄からかっぱらってきた本のことを思い出す。
「ちょっと待ってろ」と声を掛け、部屋を漁り件の本を掘り起こした。
「これこれ。3000年前だかそこらの本なんだけどよ」
この本には簡素に当時起こった出来事が記されている。
あ、ロックてめーは触んな馬鹿力で握ったら崩れるわ。
そう忠告したら悲しげな顔をされた。
うるせえ軽々とハンマー放り投げるヤツは破壊魔かつ馬鹿力に決まってんだろ。
しょんぼりしているロックは放っといて、オレはパラパラ頁を捲り本の最後の方を指差した。
「むかーしな、ここは沼地で人間と天使とアンデッドが争ってたらしいんだわ」
「沼地ぃ?」
辺りを見渡すロックは、砂ばかりのこの地が沼だったことが信じられない様子だ。オレも信じられないが、歴史の記述が遺っているなら事実なんだろう。
正確かは知らんが、監獄内を逃げ惑っていたときに似たような本を読みふけったから、仔細はともかく沼地で三つ巴の戦いをしたことは事実だと思う。
「それで、はじめは協力してた人間と天使は最終的に争ったらしい」
そう言いながらオレはロックの顔を指差した。
ロックはその血、つまりは「天使と争った人間」の血が濃いんじゃないか、と。
だから天使を叩き落としたくなるんじゃないかと。
大昔から連なる血が騒ぐのだろう。天使は敵だと。
「実際そうかは知らねーが、そう考えたほうが浪漫があるだろ?」
遠い遠い大昔から、
辛い環境にも負けず生き延びた人間たちが作り上げた道は
ロックに繋がっていると。
だからロックは諦めない。
昔、諦めずに生きようとした人間の血が強いから。
昔、諦めずに闘った人間の血が繋がっているから。
昔、光に見放されても生き抜くと決めた人間の気質を受け継いでいるから。
暗い監獄に閉じ込められても、
ボロボロにされても、
仮の未来で荒んでも、
なにがなんでも諦めない。
己の目標を諦めない。
諦めずに生きた3000年前の彼らと同じ。
そうか?とロックは己の頬を撫で、不思議そうに首を捻った。
昔々から連なると言われても実感はないだろう。
なんせロックはその先祖が持っていたという光の加護や聖なる加護は持っていないのだから。
そりゃそうだ。天使と闘いその血は光を喪ったのだから。
故にロックは欲する。
喪っているから欲する。
先祖のせいで喪った光を。
だから彼は太陽の光に嬉しそうな顔を向けるのだ。
暗闇から出たとき、監獄から出たとき、
太陽が眩しい、と。
良かった、見放さず照らしてくれている、と。
■■■■
[なないろのはなし]
古代において、虹は現代のように「綺麗なもの・ロマンチックなもの」では、ありませんでした。
むしろその逆、
不吉なもの・忌まわしいものだと、考えられています。
凶事の前兆といいますか、そうですね言い伝えとしては「虹を指差してはいけない。指差せば指が歪む」とか言われておりました。
虹は天空に棲む蛇。天と地、あの世とこの世を繋ぐもの。
だからまあ、疎んじられていたんですよ。世界規模で。
あとはまあ、虹が立つときは禁忌の恋が成ったときだと言われています。
近親、同性、異界の者との恋。
禁忌、タブー、良くないもの。
それが成り立ってしまったと。
さてさて、
ここでひとつ雑学といきましょうか。
流れ星をご存知ですか?
あれは昔々に「夜這い星」と呼ばれていたんですよ。
夜、一瞬の隙を見て、地上に落ちるからと。
流星を自称する誰かさんに、心当たりはありませんか?
それが現れたのちに、突然現れた虹色の竜に心当たりは?
さてさて、
何が、成ったのでしょうね?
アレは流星を称し同時に彗星も称す、得体の知れない不気味なもの。
そういえば、
彗星も不吉なものの代名詞でしたか。世界規模で。
彗星と虹、流星と虹。
どちらにせよ、
偶然にも、不吉なものと禁忌のものが揃ったとは、しかも連れ合い共にいるとは。
恐ろしい話ですね。
世界規模の凶事の前兆揃い踏み。
ああだから、
この世界は何回も何回も
壊されているのでしょう。
いやはや、非常に
困った話
■■■■
ま、ちょっとした話です
たまにはいいでしょう?
些細ななんてことのない気ままな話
何も考えてない気楽な話
どう、ということはない
だから、と問われたら笑うしかない
そんな話
引き戻してくれる友人は貴重です
未来を狂わす出会いも必要です
浪漫溢るる事柄も良いでしょう?
世界はひとりのものじゃない
ひとつひとつが縫い合わさって
大きな世界になっています
良く言うでしょう?
ひとりひとりが主役で脇役なのだ、と
誰かひとりだけが幸せになった世界は
ハッピーエンドとは言えませんよ
戦いを交えるに至っては
その最終目標が「平和」であることを
忘れてはいけません
彼らが起こす全てをもって
「平和」になるのが正しい道筋
視えていますか?
聞こえていますか?
耳を澄ませれば彼らが教えてくれていますよ?
正義だなんだと言い訳するのも良いですが、
せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ…
あなた方の言う「せいぎ」の中に
いくつ「ぎせい」があるんでしょうね?
END
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適当にごった煮。続きもののようななにか。独自解釈、独自世界観。捏造耐性ある人向け