立花「道すいてると思うから早めにいけると思うよ」

俺「色々ゴメン、今度何かお礼するから」

立花「いいの、私も暇だったから車出したし

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それにしても、はじめスーツ姿だったからびっくりしたよ

あの…」

俺「うん？」

立花「急ぎの用って…三好さんのことでしょう？」

俺「え！？どうして？」

立花「わかるんだ、なんとなく」

彼女は笑顔になって話しはじめた

立花「…弟のね、学校の先生だったの。受け持ちじゃないけどね
このあたりの高校だからね。もしかと思って
聞いてみたらそうだって。何で知ってるのって聞かれたりしてさ

あの人ね、とてもいい人だと思うよ
弟の友人がね、学校に内緒でバイトしてて
バイト自体禁止されてるんだけど、家庭の事情でやむなくやってて
それを三好さんに見つかってしまったらしいの
三好さん、学校では凄く厳しくて怖いらしくて
処分を覚悟したけど、事情を話したら、責任は自分がとるから。って
誰にも言わずにいてくれたんだって

普通なら絶対出来ないよ。下手したら自分だって処分されるんだよ
それが正しいことかどうかは個人次第だと思うけど
私は凄いと思った」

初めて聞いた事にびっくりしていると間も無く車が止まった


立花「ここでいいかな、あまり近づいてもまずいんじゃない？」

（もう傍まで来てたのか）

俺「ありがとう、助かったよ」

立花「折角恋が叶ったんだもん。ずっと続いて欲しい
ご両親へのご挨拶だよね、胸はっていいと思うよ」

俺「いや、全然ちが…」

降り際にそう言って発進させた彼女の表情はちょっと辛そうに見えた

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コメント（ご投票）、タグ付け、どうもありがとうございます
やっぱり彼女にお願いしてみる選択が多かったです
この後この子主役で進行予定なのですが、見た目の武器がないので
やや不安だったりしますｗ