No.843419

Triangle Goddess! 第7話「冒険者になりました!」

Nobuさん

ここから、本格的な物語が始まります。

2016-04-20 17:49:34 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:230   閲覧ユーザー数:230

 ファルベベルク山のレッサーデーモンを退治し、

 ファニア草を回収したジャンヌ達は、テンプレムの街へと戻りました。

「これで、わたくし達は冒険者になれますね」

「ああ、そうだな」

 

 ジャンヌ達は、テンプレム冒険者ギルドに戻りました。

 そして、受付嬢のマーベルに報告をしました。

「はい、これがファニア草です」

「確かに受け取りました」

 マーベルはファニア草を受け取ると、それを棚の中にしまいました。

「では、これがあなた達の冒険者ライセンスです」

「わぁ……!」

 そして、ジャンヌ達はマーベルから無事、冒険者ライセンスを受け取りました。

 これこそが冒険者の証であり、冒険者としての誇りだからです。

「これであなた達は、ランクDの『駆け出し冒険者』となりましたよ」

「へっ? 駆け出し?」

「冒険者ランクはDランクからSランクまであります。

 依頼をこなしていくうちに、徐々にランクが上がっていきます。

 最高ランクのSランクを目指して頑張ってくださいね!」

 マーベルはそう言いました。

 

 ジャンヌ達は冒険者ライセンスを見ながら、こう言いました。

(……冒険者としても女神としても、わたくし達は駆け出しなんですね)

(大変そうだなぁ……)

(でも、頑張らなくっちゃね!)

「何、ぼーっとしているんだ?」

「はっ! あ、いや、何でもありませんよ」

 エルダーに言われ、ジャンヌ達ははっと我に返りました。

「まあ、これでとにかく! 念願の冒険者になれましたね! エルダーさん!」

「誇り高き冒険者として、全力を出すのだぞ」

「そうだね! 頑張ろう!」

「えい!」

「えい!」

「おー!!」

 

 こうして、ジャンヌ、ゲール、バイオレットの三女神、

 そして人間のエルダーは、無事に冒険者となりました。

 

 その頃、神界側はというと……。

「……下界に降りるために受肉せねばならなかったが、三女神を探すためならばこのくらい我慢できる」

 結界の神ラシュートが、人間の肉体を得て下界に降りたところでした。

 神は概念体のような存在であるため、

 地上に降りる際は人間などの死体に憑依して活動せねばなりません。

「一刻も早く、三女神を探さなければ……!」

 果たして、本当にジャンヌ達は神界に戻されてしまうのでしょうか……。


 
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