No.841134

Triangle Goddess! 第5話「初めての依頼」

Nobuさん

色々と溜まっていたため執筆が遅くなりました。

2016-04-06 21:52:03 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:236   閲覧ユーザー数:236

 冒険者になるため、ジャンヌ達はマーベルから依頼を受ける事になりました。

 その依頼内容は、ファルベベルク山からファニア草を積む事。

 ファルベベルク山に強い魔物はあまり多くないため、

 初心者の冒険者が挑むには打ってつけの地となっています。

 

「ここがファルベベルク山ですか」

「ああ、そうだぞ」

「そんなに強い魔物は、多くなさそうですしね」

「せいぜいゴブリンやオークくらいだな」

「ちゃちゃっとやっちゃおうね!」

 バイオレットはやる気満々の様子です。

 

「風よ、吹け! エアリアルブラスト!」

 ジャンヌは能力を使って、迫りくる魔物達に次々と風を叩き付けて倒していきました。

「やるな」

「これもわたくしの力です」

「ほぅ、お前は風の力を操れるのか」

「はい!」

「ならば、俺も剣で魔物達を払わせてもらうぞ」

「私はあなた達をサポートします」

 エルダーは剣、ジャンヌは風、バイオレットは影を操る事によって魔物を倒しました。

 ゲールは回復魔法を使って彼らの傷を癒しました。

 

「ここは、とっても綺麗な山ですね」

「ああ、そうだな」

 ゲールの言う通り、ファルベベルク山は自然豊かで緑が生い茂っています。

 木の実もたくさんあり、動物達も元気に動き回っています。

 

「……でも」

「どうした?」

「なんか、山の様子がおかしいですね……」

「何?」

 しかし、今はジャンヌの言う通り、山はやけに静かです。

 動物達もどこか、元気がなさそうです。

「何事もなければいいのですが……」

「そうだな……」

 

 その頃、神界では。

 

「あの三女神が行方不明だと!?」

「はい、黒い空間に呑み込まれてしまいまして……」

 結界の神ラシュートが、上位神に叱責されていました。

 ジャンヌ、ゲール、バイオレットら三女神が、黒い空間に呑み込まれてしまったからです。

「いくら神とはいえ、見習いで力も弱い。危険な場所に行くのは神として失格だ!」

「し、しかし……」

「よいか、ラシュート! 一刻も早く三女神を神界に連れ戻せ!」

「は、はいっ……!」

 ラシュートは上級神に怯え、そそくさとジャンヌ達の行方を追う事にしました。

 

 神界も神界で、大変な事になっているようです。

 ジャンヌ達は、一体どうなるのでしょうか?


 
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