No.736965

真・恋姫無双~項羽伝~三国編

あかさん

三人のはなし

2014-11-13 21:37:15 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:5104   閲覧ユーザー数:3847

第三章 拠点 三人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調練場

 

雪蓮と梨晏は恋と凪、思春の仕合と一刀の地獄の鍛錬の後、自主鍛錬をしていた

 

キン

 

カンカンカン

 

シュン

 

雪蓮「梨晏もなかなか強くなってきたわね」

 

梨晏「当たり前じゃないか~雪蓮と冥琳だけ強くなるのも悔しいからね、オット、そこかな」

 

梨晏の頬すれすれに南海覇王が通り過ぎ雪蓮は梨晏が体勢を崩したと思い仕掛けるため大ぶりの攻撃を仕掛けようとした隙に梨晏は自分の剣を雪蓮に斬りかけた

 

ガン

 

雪蓮「フフ、相変わらずヒョウヒョウとして動きが読めないわね。やっぱり仕合する相手は梨晏が一番楽しいわ」

 

梨晏「それは光栄だね。それだったら一刀様はどうなんだい・・・っと」

 

ガガン

 

雪蓮「あれは、地獄よ。おっと、毎回死にかけているわ。他の人たちも同じ、っと、かな」

 

梨晏「冥琳のかい?・・・そこ!!」

 

キン

 

ギャギャン

 

雪蓮「ん~~~冥琳はね~~~なんて言うか・・・・ソレ・・・・詰将棋みたい?」

 

梨晏「詰将棋?」

 

雪蓮「そうよ。あの、変幻自在の九つの鞭が迫ってきてここをこう動いたらこっちが来るみたいに予想して動いているの・・・・・これでおしまいっと!!」

 

ギャシャン

 

そう言った雪蓮は梨晏の剣を弾き飛ばし梨晏に南海覇王を突き付けていた

 

梨晏「まいったよ・・・それで、どうしたの?」

 

雪蓮「うん、それでね、お互いを知り過ぎていてここではこう動くて言うのが解るから近接戦闘の私が不利になっちゃうのよ」

 

梨晏「でも雪蓮もそれを発動したらいいんじゃないの?」

 

雪蓮「そ~~なんだけど、発動させちゃったら最後に待ち受けてる一刀様とやるときすぐガス欠になっちゃって駄目なのよね~~~それに、恋や涼とやるときも発動させないとやばいからできるだけ温存させたいのよね~~~まあ、なんだかんだで上の人たちとやるとき発動させないとやばいんだけど・・・・」

 

梨晏「やっぱり上の組は化け物だらけだね~。私も何回かやったけどすぐやられちゃったよ」

 

雪蓮「その時だれとやったの?」

 

梨晏「えっと、春蘭と星だね。後はやったとは言えないぐらいすぐに負けたのが恋と涼さんだね」

 

雪蓮「やっぱり、その二人か~~~恋の攻撃に、涼の守りは中々崩せないからね~~」

 

梨晏「そうなんだよ、恋のあの猛攻に涼さんのあの風の盾、どうやれば崩せるのかな~~」

 

雪蓮「私も解らないわよ・・・・いつもその二人にはぼろ負けなんだから」

 

梨晏「そうなんだ~。確か雪蓮の鍛錬内容って各子孫たちとの死合の後の一刀様の仕合だったよね?勝率てどのくらい?」

 

雪蓮「・・・・言いたくない・・・・・」

 

梨晏「いいじゃないか、私達の仲じゃない」

 

雪蓮「む~~~私がほとんどの人にぼろ負けよ。いい勝負をするのは冥琳と春蘭、秋蘭姉妹ぐらいよ!!後、星とはもう少しで追いつけると思うけど・・・」

 

梨晏「へ~~そうなんだ~~」

 

雪蓮「梨晏、そっちはどうなのよ。戦から帰ってきて人も増えたしどうなってんの?」

 

梨晏「う~~ん、まずは私と一緒で上の洗礼を受けた翠とは同格かな。翠の妹たちはまだまだかな~~。後、董卓軍の華雄さんと霞さんは強いよ~~~一刀様がここに来る前に指導してたから、かなり強いよ。もうすぐ炎蓮様や葵さんに追いつくよ。あと、祭さんと粋怜さんもかなり強くなってる。そうだね~~私よりは強いね。やっぱり場数こなしてるだけあるからその経験からかなり強いよ。多分、凪達に追いつくぐらいにわ」

 

雪蓮「そうなんだ。それにしてもあの歳・・ゾク・・・お母様がたの強さは何なのかしらね・・・・・おかしいでしょ、私、南海覇王発動した状態じゃないと勝てないわよ」

 

梨晏「それはあれだよ・・・よく言うだろ、母は強しって」

 

雪蓮「それは、違うと思うわよ・・・・・」

 

梨晏「そうかな?・・・・そう言えば、冥琳どうしたの?この頃、一緒にいるところ見ないね・・・・・その代り、雪蓮は詠ちゃんと話しているところよく見るけど」

 

雪蓮「よく聞いてくれたは梨晏!!それがさ~~この頃、冥琳付き合いと言うかノリが悪いのよ!!いつもなら私が仕事サボっているなら執拗に追い回して説教するのに、この頃はただ一言「ちゃんと仕事しろよ」て言うだけでスキップしながらどこか行っちゃうのよ!!どう思う梨晏!!」

 

梨晏「それは珍しね。冥琳がスキップするなんて」

 

雪蓮「え!!そこ!?違うでしょ、そこも気になるけどいつもの冥琳と違うでしょ?仕事一筋でサボってる人を見つけたらすぐ怒る冥琳がただ一言で済ませちゃうのよ!!変でしょ!?」

 

梨晏「言われてみればそうだね。じゃあ、そのスキップをしながら冥琳はどこに行ってたのかが鍵になるね」

 

雪蓮「私もそう思ったから、気になって後をつけたら愛紗の部屋だったのよ。それで、中をのぞいたらあの冥琳がずっと微笑んでたのよ。信じられる?」

 

梨晏「ほ~~う、それは珍しいことがあるもんだね。冥琳が常に微笑んでるなんてとても楽しんでる証拠だね・・・・・・確か、愛紗の教育係は月ちゃんもだったね・・・ああ、だから雪蓮は詠ちゃんと話していたのか」

 

雪蓮「う・・・そうよ・・・残された者同士でどうやって取り戻すか話し合ってたのよ」

 

梨晏「クククク、残された者同士ね・・フフフ、これは面白いな。別に二人は雪蓮や詠ちゃんを見捨てたわけでもないだろうに残されたとはこれは面白いクククク」

 

雪蓮「もう、何笑ってるのよ!!結構真剣に悩んでるんだから。それに梨晏もこっち側でしょ!!私たちは昔から仲がいい三人組だったんだから」

 

梨晏「いや、別にそう言うわけじゃないぞ雪蓮。私は結構冥淋と話したりお茶をしたりしてるぞ」

 

雪蓮「なんですってーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!どういう事よそれは!!私も誘いなさいよ!!!」

 

梨晏「だって、その時だいたい雪蓮は普段溜めこんでる仕事を一刀様にやらされてるんだもん。炎蓮様と一緒に」

 

雪蓮「しょうがないじゃない。私の机仕事が苦手なのは母様譲りなんだから」

 

と、二人が調練場で話している時、冥琳は

 

 

 

 

 

 

 

 

客間

 

ここには虎牢関で捕虜(保護)された小蓮、雛里、雷々、電々が今使用していた。使用すると言っても、扉と窓には兵が二人ずつ見張っている

 

コンコン

 

冥琳「失礼する」

 

炎蓮「邪魔するぞ」

 

そう言って二人は部屋に入って行った

 

小蓮「お母様に冥琳。また来たの?」

 

炎蓮「当たり前だ。娘の今後にかかわるからな。それに、今までの話を聞いての結論を聞きたくてな」

 

雛里「私たちはどうなりゅんでしゅか?」

 

冥琳「それはお前たちの返答次第だ。ただ、一刀様のご意向で今回は殺しはしない」

 

雛里「あわわ、どうしよう小蓮ちゃん」

 

小蓮「うう・・・・でも、まだ信じれないよ・・・母様の話」

 

炎蓮「まあ、急にこんな話をしても納得が出来なくても仕方がないが事実には変わりないさ」

 

冥琳「そっちの二人はどうする?」

 

雷々「私たちは陶じいの命令で二人についてる。だから、陶じいの最後の命令をやり通すだけだよ」

 

電々「うん、お姉ちゃんの言うとおりだよ。陶じい様が死んじゃったのは悲しいけどやりきってみせるもん」

 

冥琳「そうか、なら鳳統、小蓮様、あなた達の答え次第になりますね。どうされますか?」

 

雛里「もう少し時間を貰えませんか?小蓮ちゃんと話したいので・・・・・・二日後にまでには結論を出します。お願いできませんか?」

 

炎蓮「まあいいだろう。ただし、二日後までだぞ。主にもそう伝えるからな」

 

雛里「わかりました、必ず二日後に」

 

その後、炎蓮と冥琳は部屋を出て行った

 

小蓮「どうしようか雛里・・・・」

 

雛里「はい、桃香様のもとに戻っても先の戦から考えるに敗退は確実です。でも・・・・・」

 

小蓮「うん、桃香は友達なんだよね。助けたいて気持ちはあるんだけど、シャオあの戦いの前に桃香から理想を聞いたんだけど何か甘いというか・・・薄いというか・・・・」

 

雛里「はい、私もそれは気づいてました・・・・ただ、他の皆さまはそれに気づこうとしないのか、ただ前え前えと進むだけでした。朱里ちゃんも頭ではわかってるんだと思いますが桃香様の夢のためと触れようとしません」

 

小蓮「うん、そこが桃香たちの危険な部分だよね。シャオ達が戻ってそのことを正せるのか解らないし・・・」

 

雛里「はい、そのことを考慮して考えましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋を出た炎蓮と冥琳

 

 

炎蓮「さて、シャオ達はどうすると思う」

 

冥琳「そうですね、かなり悩むでしょうね・・・・小蓮様も結構あの劉備に毒されているみたいですから」

 

炎蓮「だよな~~流石に娘を殺すのはためらうかもしれんな」

 

冥琳「御冗談を」

 

炎蓮「はははは、それはどうかな。それより、冥琳はこの後どうするんだい?暇なら稽古しようじゃないか」

 

冥琳「すみません、炎蓮様。この後は用事がありまして」

 

炎蓮「用事・・・・・ああ、また愛紗か。お前も好きだね~~」

 

冥琳「それはもう!!!私の原動力と言っても過言じゃありません!!愛紗のあの屈託のない笑顔にどれだけ私が癒されているか!!」

 

炎蓮「まあ、わかりはするがな。俺も涼刀様の笑顔を見るとな~~~たまらなく癒される。この前も喜ばせようと川に連れて行って水につけて遊んだらそりゃ~~~喜んでくれたよ。手足をすごくばたつかせて俺の手を振りほどきそうだったぞ」

 

冥琳(それは嫌がって逃げようとしたのでは・・・・・・)

 

炎蓮「この前は葵の担当の成刀様と俺の担当の涼刀様がどっちが可愛いかやもうこんなことができるかなど自慢しあったほどだ!!」

 

 

冥琳「そう言えば、炎蓮様と葵殿は酒飲み友達と聞きましたけどどのようにお知り合いになったのですか?」

 

炎蓮「うん?・・・・そうだな、まあ戦友て所かね。あの時は色々あったからな。顔を合わせるたび喧嘩していたが、あの戦を切っ掛けに友(ライバル)になったな。・・・・・そう言えば、冥琳時間は良いのか?愛紗が待っているのだろ」

 

冥琳「そうでした。では失礼します炎蓮様」

 

炎蓮「ああ、報告は俺がしておく」

 

冥琳「ありがとうございます。待ってなさい愛紗、冥琳お母さんがすぐ行くわよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

 

炎蓮「お~お、元気だね~。俺も報告をさっさと終わらせて涼刀様にでも会いに行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

中庭で雪蓮が仕事をさぼりながら酒を飲んでると

 

星「雪蓮聞いたか?」

 

雪蓮「いったい何を?」

 

星「それがなあ、とうとう凪と思春が主とやったらしいぞ」

 

雪蓮「何ですって!!また先を越されたの・・・・それじゃあ、これで涼を入れて六人かしら?」

 

星「いや、夏候姉妹お怪しいぞ・・・・あの姉妹はよく涼殿の寝台に行っている。そのついでにと言う可能性もある」

 

雪蓮「う~~~また取り残されていく・・・・一刀様はどう言う風に選んでるのかしらね」

 

星「それは解らんな・・・しかし、完全にうかうかできなくなってきたな。こっちから仕掛けるしかなさそうだぞ。今回の事で結構動き出そうとしている者が多いみたいだ」

 

雪蓮「そう、わかったわ。お互い頑張りましょうね星」

 

星「ああ、もちろんだ」

 

雪蓮「じゃあ、お互いの祈願に向けてカンパーイ」

 

星「ああ、お互い速く主に娶ってもらおう」

 

二人は意気揚々と酒を飲んでいると

 

梨晏と・・・・・

 

冥琳「雪蓮・・・・いったい何をやっている・・・・・・仕事はどうした」

 

 

雪蓮「げ・・・冥琳・・・今日はいつも通りなのね・・・・」

 

星「おっと、用事を思いだしたのでここで失礼する」

 

雪蓮(ちょ!!ずるいはよ星。私を置いてかないで~)

 

冥琳「何を言っている。私はいつもこの通りだろ」

 

雪蓮「そ、そんなことないわよ~。大体二日に一回は変わるわよ」

 

冥琳「二日に一回?何を言ってるんだ?それよりも雪蓮仕事はどうした?今日お前は炎蓮様と一緒に政務をしているはずじゃないのか?」

 

雪蓮「だって~~~母様、涼刀の所に行っちゃったっし私もいいかな~って」

 

冥琳「ハ~~炎蓮様もか・・・・確か今日は詠の日だったはずだが。やはり親子か・・・・」

 

梨晏「だね~~二人とも愉快犯だから、楽しい方に行っちゃうよ」

 

雪蓮「あ、梨晏もいるなら久々に三人で飲みましょうよ。この頃、三人で集まれなかったし」

 

梨晏「それいいね~~~冥琳飲もう飲もう」

 

冥琳「だから仕事があると、うわっぷ」

 

雪蓮「気にしない気にしない。ほら冥琳ガブガブ飲んじゃって!!」

 

雪蓮は冥琳の口に酒を流し込み無理やり飲ませた

 

ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく

 

冥琳「プハ・・・ハーハーハー・・・・ヒク・・・ちょっと雪蓮こりぇ、強くにゃいか」

 

梨晏「わー、雪蓮何飲ませたの」

 

雪蓮「え?一刀様が造ってたお酒をこっそり盗んだやつよ。名前は何だったかしら・・・・・確か・・・泡盛・・だった気がするわ。その原液をね、ちょろっと拝借したの」

 

梨晏「それ、流石にやばいんじゃない?」

 

雪蓮「大丈夫よ。まだ一回もばれてないから(ただ、この頃お給金が減ってるのよねー何でかしら)」

 

梨晏「でも、それって炎蓮様や祭さんでも盗みに入らないお酒だよ。ばれても知らないぞ」

 

雪蓮「大丈夫、大丈夫。さ、梨晏も飲もう!!」

 

 

実は一刀は雪蓮が盗んでいることに気づいているが何も言ってないだけだった。その代りお給金の一部を盗んだ分だけ引いているのだった

 

梨晏「お、ちょっときついけど美味しいな」

 

雪蓮「でしょ~~~この味知ったら他のが中々飲めないのよ~~」

 

冥琳「雪蓮、私にももとちゅけ~~~」

 

雪蓮「あらあら、もう冥琳できあがちゃってるの?まだ始まったばっかりじゃない」

 

梨晏「いや、雪蓮が最初に大量に飲ませたからでしょ」

 

雪蓮「ははははは~~~そ~だったかしら?それより、はい冥琳おかわり」

 

冥琳「う~~(ゴクゴク)ヒック・・・だいたい雪蓮はだにゃ~~何でこんなひるみゃから酒を飲んでりゅんだ!!だかりゃ、私の仕事がおわりゃ無いにょだ。おかげで、愛紗との時間がへりゅのだ」

 

雪蓮「ぶ~~~~私はもっと冥琳や梨晏との時間がほしいの~~~この頃、冥淋ッたら愛紗に付きっきりで詰まんないだも~~~ん」

 

梨晏「それはそうだね。私も時々はこうして三人で飲んだり遊んだりしたいね」

 

冥琳「んん?寂しかったにょか二人とも?」

 

雪蓮「まあ、そうとも言うわ」

 

梨晏「クスクス、そうだね寂しかったよ」

 

冥琳「そうきゃ・・・・なりゃこれきゃらはきをちゅけりゅ・・・すーーーすーーーー」

 

梨晏「ありゃりゃ、寝ちゃったか。どうする雪蓮?」

 

雪蓮「ん~~~そうね、冥琳のこの姿も珍しいし寝顔を肴に飲みましょうか」

 

梨晏「それもいいね。じゃあ、はい、おかわり」

 

雪蓮「はいはい、でもこれそんなに無いわよ。中々取りに行くの面倒なんだから」

 

梨晏「わかってるって。ゆっくり飲むさ、久しぶりの三人の時間なんだから」

 

雪蓮「そうね」

 

冥琳「すーーすーーー愛紗~~~すーーすーー」

 

雪蓮「ほんと冥琳は愛紗すきね~~~」

 

梨晏「ククク、そうだね~」

 

二人は冥琳が起きた夕方まで飲み明かしました

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

 

うまく書けているか不安ですんね

 

次回は董卓軍と馬軍の涼州勢の話か亞莎と夏候姉妹の話のどちらかを書きます

 

 

 

では待て次回

 


 
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