No.707247

語られし者たちとIS 世界樹大戦 第40話  一夏の現在状況

書かせていただきます
視点は一夏です。
今回は、特に話が大きく進んだりはしません

2014-08-09 03:34:25 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1516   閲覧ユーザー数:1424

「ふう、とりあえず課題のアイテムを手に入れたけど……かなりきついな」

 

「そうね、こんな所まで行くとは思わなかったわ」

 

第1回戦が始まってからすでに2日が経過している。後5日で第1回戦は終了する

 

課題として提示されたアイテムは全部で5つ

 

本日2つ目のアイテムを手に入れた所だが、正直言って大変だった

 

火山の奥地にある特殊な鉱石が目的だったのだが、それを守っている魔物が強かった

 

ジュディスさんのサポートのおかげで大きな怪我もなく倒すことはできたが、一人で戦っていたら負けていたかもしれない

 

だけどもっと強くならないと残りの素材を楽に手に入れることは不可能だと思っている

 

幸い、最近新しい力、秘奥義を習得した

 

今まで覚えた他の技術よりも下準備がたくさん必要だが、切り札という言葉がふさわしい力である

 

初めて使った瞬間、一度で覚えた。まるで昔から体が覚えていたような感覚だった

 

だがこの秘奥義、どうやら他の人達も似た感じではあるが会得できる技らしい

 

つまり俺だけの技ではないということだ。特に気にすることでもないが

 

異世界から戻ってくると同時に俺の携帯が鳴る

 

ディスプレイを見てみると友達である弾の名前が出ていた

 

大抵メールだから珍しいと思いながら電話に出ることにする

 

「もしもし? 弾か?」

 

「よお、今大丈夫か?」

 

先ほどまで戦っていて疲れてはいるが、話くらいなら大丈夫だと思い、頷くことにした

 

「いきなり電話して悪かったな。それで話だけどな、お前の誕生日って3日後だったよな? 予定とか決めているのか?」

 

そう言えばそうだった。すっかり忘れていたが、3日後は俺の誕生日だ

 

「全く決めてないな、そもそも誕生日のことも忘れていたよ。ここに来てからいろいろあり過ぎたからな……」

 

「そ、そうか……ああ、それで何だが、家の店で誕生会をやらないか? さっきお袋が一夏の誕生日を祝いたいから呼んでくれって言ってきたんだ。で、お前の予定を確認したかったって訳だ。何も決まってないみたいだからそれで話を通していいか?」

 

特に遠慮する理由もないし、たまには学園外に出るのもいいかもしれない

 

「ああ、頼むよ……っと言うのを忘れていたけど、その日は学園でイベントがあるからそれが終わってからでいいか? あと人数はどうした方がいいかな?」

 

「まあ時間は夕方以降でも大丈夫だと思うが、人数だろ? お前を除けば少なくともジュディスさんに蘭とガイさんと数馬は絶対呼ぶべきだろ? そうすると……後12,3人くらいが限度だと思うぞ、ああ、もちろん世界樹大戦の参加者を呼んでもいいからな」

 

店の広さを考えると確かにそれくらいだな

 

「まあ、そんな所だな。そうそう、学園で仲良くなった女子とか連れてこいよ!」

 

そう言い残され、電話が切れた。何を考えているんだか……

 

とりあえず、今の電話の内容をジュディスさんに話す

 

「いいんじゃないかしら? 去年は確か一夏の家でやっていたはずだから違う感じになりそうね」

 

さてと、誰を誘うか考えておくか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、というよりもここ1週間ほどISの授業はほとんど明後日実施されるキャノンボールファストと呼ばれるISを使用したレースの練習をしている

 

学年別に競技が行われ、専用機持ちは専用機持ちだけで、一般生徒は訓練機を使用して参加することになる

 

勿論、俺は前者である

 

どうやって戦っていくかはすでに考えてある

 

俺のIS、白式は後付け装備ができない

 

つまり戦い方を考えて、それを実行するだけだから結構楽である

 

ただ、他の人達も後付け装備ができないことはばれているから対策は考える

 

基本的に山田先生に戦い方を教わっているが、素早く戦うにはどうするかということをジュディスさんからも教えてもらうこともある

 

そうそう、千冬姉には聞いていない

 

入学当初からジュディスさんや楯無さんたちに聞いていたため、あまり話を聞きに行く回数は少なかったが、ここ最近は全くと言っていいほど話していない

 

……何だか世界樹大戦のことが知ってから態度が変わった気がする

 

そういえば千冬姉だけじゃなく箒の態度も変わったように思える

 

まるで俺達、参加者のことを敵と認識して見ているかのよう……

 

「どうしたの? 一夏」

 

そんなことを考えていると、簪が話しかけて来てくれた

 

「ああ、何でもない。それよりどうした?」

 

「……ちょっと特訓に付き合ってくれる? 調整したことを試してみたいから」

 

キャノンボールファストについてだろう

 

勿論と頷き、彼女と特訓を始める

 

簪もISのことについては楯無さんから教わっているからか、技術面ではほとんど負けている

 

でも負けっぱなしというのも俺は好きじゃない

 

だから簪の動きを見て、何が足りていないのかを学習することにしている

 

この日は、簪と山田先生からいろいろと教わる事が出来た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏、今から夕食? 一緒に行くわよ」

 

「悪い、今から生徒会の手伝いなんだ」

 

特訓も終了し、生徒会室に向かう途中、鈴と会った。もちろん、マオも一緒だ

 

以前実施した学園祭で、俺と簪は生徒会の副会長に任命された

 

簪はともかく、俺が生徒会に入るということに他の生徒から文句が多少なりとも出たが、楯無さんが、それぞれの部活にお手伝いに言ってもらうという条件を出した瞬間、みんな納得していた

 

楯無さんのことを凄いと思った瞬間でもあった

 

(大変だね~一夏も)

 

「まあな、でも色々と勉強になるからいいんだけどな」

 

マオに合わせて答える

 

「そう言うことなら仕方ないわね、ラクロス部を手伝えるように調整してきなさいよ」

 

そう言いながら鈴は去っていった

 

あいつ確か、ラクロス部に入っていたんだっけ?

 

シャルも料理部に入部していたはず……俺が生徒会に入ってから専用機持ち達がいきなり部活に参加し始めた気がする

 

……っと、それよりも生徒会室に急ぐか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、一夏君の誕生日ってキャノンボールファストの日なのよね?」

 

キャノンボールファストの資料整理中、楯無さんの質問に驚く。何で知っているんだ?

 

「えへへ、私が教えたんだ~いつだったか、クラスで話してくれたことがあったよね?」

 

そう言えば占いに使いたいとか言われて話した覚えがある

 

それを楯無さんに伝えたって訳か

 

「そうですよ。当日は、中学時代の友達の所に行く予定です」

 

昨日の夜に会った電話について話すことにした

 

「へえ、定食屋さんね。面白そうだから私達も行っていいかしら?」

 

(そうですね、一夏さんの友人に興味があります)

 

「……迷惑でないなら……私も行きたい」

 

(行くことに対しては構いませんよ、簪)

 

「私も行きたいな~」

 

(やれやれ、こういう時の本音は何を言っても行くからな。付き合うしかない)

 

「大人数になってしまいますが、構いませんか?」

 

(私もいいんでしょうか?)

 

楯無さんに簪、のほほんさんに虚さんとそのパートナー達か

 

「大丈夫だと思うので、友達には話しておきます。詳しいことが決まったらまた連絡します。それから楯無さん、この資料ですが……」

 

誕生日の話を切り上げ、仕事を続けることにした

 

のんびりやっていては食事の時間が無くなってしまうからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局終わったのはそれから1時間くらい後で食堂に到着した時にはほとんど人はいなかった。メニューを頼んで席に着くと簪と本音以外にも鈴とシャルがいた

 

「鈴にシャル? まだ食べてなかったのか?」

 

「うん、鈴から一夏が生徒会の仕事って聞いたから待つことにしたんだ。その間に課題を一つクリアしたしね」

 

「あたしも一つクリアしたわ。後、3つあるけどね」

 

どうやらここにいるメンバーは全員、同じペースで集めているらしい

 

「それにしても、課題で集めるアイテムを皆で分けたりできないってのは大変よね」

 

「でも、最終的に勝ち上がるのは一人なんだから当たり前のような気もするがな」

 

「そうだね、僕も大変だよ。もう魔物を百体以上倒している気がするし」

 

そうか、課題によっては魔物から手に入れないといけないものもある

 

だけど魔物がその道具を必ず持っているとは限らない

 

運が悪いといつまでたっても魔物から目的のものを手に入れる事が出来ない

 

俺の課題に指定されているものの中にもある

 

……早めにこなすべきだな

 

そう思い、少し急いで夕食を取ることにする

 

部屋に戻った後、もちろんいつも通り異世界に行ってアイテムを探す

 

世界樹大戦にキャノンボールファスト……

 

どうなるんだろう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキット

 

男の子への誕生日

 

夕食後

 

楯無の部屋に簪がいる

 

学園の課題でわからない所があったため、質問をしに来ているようだ

 

「そう言えば簪ちゃん、プレゼント考えた?」

 

「一夏の? 考えているけど……お姉ちゃんは?」

 

「う~ん、男の子だからエッチな雑誌とかがいいのかしら?」

 

その言葉を聞いた瞬間、簪の顔が真っ赤になった

 

「お、おおお姉……」

 

「あはは、そんな真っ赤にならなくてもいいじゃない」

 

楯無は妹の照れている所を見られてご機嫌になっている

 

「ですが楯無さん、お渡しするということは、購入はあなたがするということですよね? 書店まで行ってそのような本を」

 

そんなローエンの言葉に聞いて、想像したのか姉の顔も少し赤くなった

 

「……ちょっと考え直す」

 

「それがいいと思います」

 

ローエンの言葉に簪も頷いていた

 

久しぶりの投稿です

 

感想・指摘等あればよろしくお願いいたします。

 


 
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