No.701254

IS レギオン 2話

駿河さん

特になし

2014-07-16 20:48:44 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:730   閲覧ユーザー数:723

試作品2

 

運命の日、日本国北海道北部平野部某所

その日多くの観光客と天体ファンでごった返していた。皆が世紀の天体ショーを見たいと思って見に来たのだ。そして、そこに一組の姉弟もいた。

姉の方は、長身で黒髪を伸ばして整った顔立ちであり、弟の方は、黒髪が短く、まだまだ、幼い顔立ちであった。名前は、姉の方が、「千冬」弟の方が、「一夏」ある理由でこの姉弟には、父母がいない。

一夏「早く見に行こうよ、千冬姉ちゃん。」

千冬「待て、一夏。急いでは、迷子になるぞ。急がなくても肉眼でもきれいに見えるそうじゃないか」

一夏「そんなこと言ったって、早く見てみたいだもの」

千冬「やれやれ、せっかく北海道旅行が当選したんだ、もう少し,ゆっくりすればいいのに(あまりに寒くてかなわんな)」

この姉弟は、名前の割に寒さや暑さに対する事に関しては、逆の感想があるそうだ。

そんなほのぼのとした空気この地に満たしていたが次の放送で、一変する。

「ツアー客並びに天体観測者皆様方にお伝えします。速やかに避難してください、日本国政府の発表によるとこの彗星は、北海道北部のどこかに墜落する可能性が出てきたと発表されました。そのため、我々も皆様の安全のために至急避難する措置を取らせてもらいます。ツアー客並びに天体観測者の皆様は、最寄りのスタッフの指示に従ってください。繰り返しお伝えします。」

この発表後しばらくは、皆が茫然としていたが、しばらくすると、数名が走り出した瞬間我先もと瞬く間にパニック状態になった。

一夏「お姉ちゃん何処にいるの、ちょっと押さないでよ。」

千冬「一夏、何処だ何処にいる、邪魔だそこをどけ。」

我先もと避難する人たちによってその姉弟は、離れ離れになった。そして、それがこれから起こる途轍もない運命の合図となって降りかかった。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択