No.684543

ノーゲーム・ノーライフ異世界奮闘記第8話

ハールさん

第8話です。新キャラ登場と、空たちの出番が少しだけでました。
次回は、東部連合に行く予定です。

※19日追記今日でテストが終わるので、今日から投稿再開予定です

2014-05-06 22:31:42 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1837   閲覧ユーザー数:1816

龍太「イタタ、いったい何が降ってきたんだ。」

ぶつかったところをさすりながら、龍太はあたりを見渡した。

そこには、鳥のような翼をはやした少女がいた。

???「うきゅ~……」

その少女は気絶していた。

龍太「…仕方がない、エイミの家に運ぶことにするか。」

龍太は倒れていた少女を抱きかかえ、エイミの家に向かった

 

 

 

 

 

龍太「おーい、エイミ手伝ってくれ。」

エイミの家に着いた龍太は、エイミを呼んだ。

エイミ「どうし…その女の子どうして来たんですか?」

エイミの表情が、険しくなる

龍太「何って、空から降ってきた。」

エイミ「……龍太さん、いくらなんでも、嘘はいけませんよ。まさか、ゲームで勝ってさらって来たんですか!?」

エイミが軽蔑のまなざしで見つめる。

龍太「何言ってるんですか!?僕はそんなことしません!早く手伝ってください。」

エイミ「……なら龍太さんはロリコンですか?」

龍太「だからこの少女は、空から降ってきたんです。僕はロリコンではありません。ましてや、ゲームをして、さらってくるなんてこと僕にできると思いますか!!」

龍太は必死に誤解を解こうとした。

エイミ「……そこまでおっしゃるのなら、信じましょう。わかりました。」

エイミは、龍太と協力して、その少女を龍太が寝ている部屋に連れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

???「うーん、ここはどこですか?」

少女が目を覚ました。

その少女は周りを見渡した。

龍太「大丈夫かい?君空から落ちてきたんだよ?」

龍太はしゃべりかける。

???「…もしかして、ぶつかった人ですか?」

龍太「うん、君の頭が、僕の頭に直撃した人。」

龍太がそのように話すと、その少女はやってしまったという表情になった。

???「ごめんなさい、空を飛んでいたら急に強烈な風が来てしまって…。」

龍太「そんな理由で落ちてきたのなら、謝る必要はないさ。事故だから、仕方がないよ。それより、君の名前を教えてくれるかい?」

???「私の名前はアリエルと申します、よろしくお願いします。」

龍太「僕の名前は龍太です。佐上龍太、よろしくね。」

アリエル「龍太様ですね。わかりました」

龍太「それで、少し質問をしていいかい?なぜ君は空を飛んでいたの?」

アリエル「実は、とある人を探していて…。」

龍太「その人の名前は?」

アリエル「ジブリールというのですが、知っていますか?」

龍太「いや、知らないです。なぜその人を探しているのですか?」

アリエル「実は、ジブリールさんがゲームで負けてしまい、勝った人の所有物となられてしまって、それでジブリールさんに渡すものがあって、探しているんです。」

龍太「なるほど、そのゲームの勝者ってわかる?」

アリエル「たしか…龍太様みたいな人類種でした。2人組の方々で、一人は黒髪、もう一人は白髪の方でした。」

龍太「……………」

龍太の表情が青ざめる。

龍太「……そいつら、僕の知っている人です……」

アリエル「!!それなら、どこにいるか知っていますか?」

アリエルが期待のまなざしで見つめてきた。

龍太「…すまん、こっちも今そいつらを探している途中なんだ。」

アリエル「そうだったんですか…」

アリエルがシュンと気分を落とした。

龍太「明日、東部連合に行くから、一緒に行きませんか?」

アリエル「いいんですか?なら私の力を使って行くです!」

龍太「わかったよ。」

アリエル「約束ですよ、えへへ。」

アリエルは嬉しそうに笑みを浮かべた

龍太「それじゃあ、リビングに行って、エイミたちと話をしようか」

アリエル「この家の主様ですか?わかりました。」

そういって、アリエルはドアを開けて、別の部屋に行った

龍太(あの兄妹はこの世界でも変わりはない…か。ひとまず安心した。それより、おまえらはどこにいるんだ?)

そんな思いを抱いて、リビングに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

空「あいつ元気にしているかな。」

白「……にぃ、龍太のこと…心配?…」

空「まぁ少しな。あいつも巻き込まれたからな。」

ステファニー「空、ちょっとやってほしいことがありますわ。」

空「めんどくさい。今から、ゆっくりしようとしていたのに。」

白「……にぃ、お昼寝してくる…」

空「おうわかった。」

空は白の頭をなでる。

ジブリール「マスター、私も撫でてください。」

ジブリールが甘えてくる。

空「しかたがねぇな。ほらおいで」

空はジブリールの頭をなでた。

ジブリール「えへへ、マスタ~。」

ステファニー(…本当にこの国の王様が空で大丈夫ですの…)

ステファニーは少し溜息を吐きながらそんなことを思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

テト「彼らたちは、元気にしているそうだね。これから、彼らがどう挑むか、楽しみだね。じっくり見せてもらおうか。」

テトは空たちがいる国からかなり遠く離れたところから、水晶玉で空たちの国の様子を見ていた。とても楽しそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「さて…この世界を変えるときがきた。」

黒いマントを羽織っている奴がそういった。

???「テト、おまえの世界はもうすぐ終わる。世の中をゲームばかりで決められてはこまるからな。次の唯一神は、この俺だ。その時まで、楽しんでいるがよい。ククク…」

その男は、何やら、よからぬことを考えている笑みを浮かべていた。

友との再会を望むもの、世界を変えようとするもの、彼らを見守るもの、

いろんな人の思いや決意がこの世界を駆け巡った。

 


 
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