No.669648

リリカルHS 8話

桐生キラさん

こんにちは!
体力測定の結果です
書いていて、高校生活が懐かしく思えました(笑)

2014-03-10 17:06:07 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1542   閲覧ユーザー数:1404

 

 

 

 

 

『カンパーイ!』

 

俺、はやて、なのは、フェイト、アリサ、すずか、

そして小学校低学年くらいのサイズになったレーゲンの7人は、

街に新しく出来たと言われるケーキ屋に来店し、各々が好きなケーキを選び、食べようとしていた。

俺の奢りで…

 

はやて「士希君、ゴチでーす!」

 

士希「あぁクソ!負けは負けだ。しっかり味わえ」

 

最後のシャトルランの勝負、俺は負けてしまったのだ。

というのも、あのシャトルランで200回目を迎える頃…

 

 

 

 

先生「そこまでです!測定終了!」

 

なのは「きゃうっ!!」バタッ!

 

先生がCDを止め、俺となのはの動きを止めた。

ただなのはは、途中で止められたせいか、足がもつれ盛大にこけていた

 

士希「な!?なんで止めるんですか?俺はまだ…」

 

先生「雑賀君、時間」

 

俺は先生に促され時計を見る。時刻は4限目終了の5分前を刻んでいた

 

士希「も、もうこんな時間…!!まさか…」

 

俺ははやての方を見る。はやては満面の笑みでこちらを見ていた。

クソッ!やられた!

 

なのは「はぁ、はぁ……私達の、勝ちだね!」

 

はやてがシャトルランを最後に持ってきたのはこれが狙いか。

タイムアップによるカウントストップ。俺がいくら走れても、途中で止められたんじゃあ意味がない。

そしてこれは合計点での勝負。意外にもなのはが最後まで粘った事で、俺の勝ちは消えていた

 

士希「クソ!結局、最後はあいつの思うつぼって事かよ」

 

こんな事なら、合計での勝負はやめとくんだったな。だがまぁ…

 

男子生徒A「ウォー!お前ら2人共スゲーぞ!!」

 

女性生徒A「高町さーん!あなた凄いわ!カッコよかったわよ!!」

 

男子生徒B「雑賀ー!お前も不良のクセにすげぇ根性じゃん!見直したぜ!」

 

女性生徒B「2人共お疲れ様ー!!見ていてドキドキしちゃった!!」

 

俺となのはは他の生徒に囲まれ、「凄かった」やら「よく頑張ったな」などと言われた

 

なのは「あ、あははー。なんか、凄いことになってるね」

 

士希「まったくだ」

 

負けはしたが、不思議と悪い気分じゃないな

 

 

 

 

士希「まったく、あのシャトルラン、最初から俺に勝ち目はなかったってことか?」

 

俺はチーズケーキを食べながらボヤく。あ、このチーズケーキ本当に美味いな

 

はやて「気付くんがちぃっとばかり遅かったね。

士希君の人外な身体能力に勝つには、ああやって工夫せなアカンのよ」

 

人外とは、人聞きの悪い事で

 

士希「今回の事でよく分かった。お前が狡猾だって事をな」

 

はやて「ふふ、まぁあんまり舐めてると、こういう事もあるって事やな」

 

別に舐めては…いや、手を抜いていた時点で、どこかで舐めていたんだろうな。

こりゃ母さんにドヤされる

 

レーゲン「でも凄かったですねー。僕もコッソリ見てたんですけど、最後の一戦は手に汗握りました!」

 

レーゲンはチョコケーキを頬張りながら言った。

あぁ、レーゲンの口の周りにチョコクリームが…

 

士希「俺も、まさかなのはがあそこまで粘るとは思わなかった」

 

俺はレーゲンの口の周りを拭いてあげながら言う。

それに対しなのはは、心外だと言わんばかりの表情でこちらを見た

 

なのは「私だって、やる時はやるんです!ねー、フェイトちゃん!」

 

フェイト「うん。私のなのははいつだってカッコイイんだ」

 

なのは「フェイトちゃん…」

 

あー、はいはい、ごちそうさま。

そんなケーキを食べさせ合う所なんて、見せつけられても困るわ

 

はやて「これでも、管理局のエースオブエースやでな。ここぞって所でキッチリ決めるんさ」

 

士希「ふーん」

 

エースオブエース、高町なのはかぁ。俺にはただのレズ女にしか見えないわ

 

はやて「最後こけてたけどな」

 

なのは「それは言わないで…」

 

どうもなのはは、評価に難しい人だな

 

アリサ「それにしても、あんたこそ一体どうなってんのよ?

あの身体能力は普通じゃないわよ?」

 

アリサはモンブランを頬張りながら問いかける。ちょっとばかり、派手にやり過ぎたかな

 

士希「はやてにも言ったが、俺はリミッターの解除を自在にできるんだ。

例えば、砲丸投げがあっただろ?あれ、60mだったけど、実際はもっと遠くまで飛ばせるぞ。

まぁ、誰かにぶつかると危ないから控えめにやったがな」

 

すずか「それ、体の方は大丈夫なんですか?」

 

人間が30%しか力を出せないのは、それ以上出してしまうと人体に影響が出るからだ。

恐らくすずかはそれを心配したのだろう

 

士希「あぁ。ちゃんと限界を超えても耐えられる体作りを、幼少の頃からやってたからな」

 

俺は少し思い出してしまう。あの地獄のような修行の日々を。

ホント、よく生きているな俺…

 

はやて「なんや不思議っていうか、常識はずれな人もおるもんやな」

 

士希「いや、魔導師なんてやってるお前ら程ではないと思うぞ?」

 

アリサ「私の周りには、ノーマルな人間はいないのかしら」

 

なんてことを、クスッと笑って言うアリサだが、

当のアリサはすずかを膝に乗せてケーキを食べさせている。

俺からしたら、これもノーマルには見えない

 

はやて「そういや、体育終わってすぐどっか行ってたみたいやけど、なんかあったん?」

 

士希「ん?あぁ、実はあの後…」

 

 

 

 

士希「すいません、失礼します」

 

俺は職員室の扉を3度ノックし、扉を開ける。

そこには学校職員が総出でなにやら話し合っていた。

まぁ、内容はだいたい想像できるが…

 

先生「あぁ雑賀君、ちょうど良かったわ。今あなたの事で話し合っていたのよ」

 

うちのクラスの担任が困った面持ちで話しかけてくる。さすがにやり過ぎたな

 

士希「俺の体力測定のデータですね?俺もその件について話しにきました」

 

先生「良かったわ。問題は短距離走と砲丸投げで、特に砲丸投げが…」

 

だろうな。50m4秒32。砲丸投げは60m。砲丸投げは軽くギネスを塗り替えれるはずだ

 

士希「その二つ、いや、全ての記録を、八神はやてと同じデータにする事はできますか?」

 

俺の発言に周りがざわつく。そんなに信じられない事か?

 

先生「い、いいんですか?私達職員はこれを提出すべきだ、って話になっていたんですけど…」

 

士希「はい。俺、今回は負けたくなかったんで張り切りましたが、

普段はあまりそうやって目立つデータ残したくないし、それに俺は静かに暮らしたいんです。

そんなデータ提出したら、面倒な大人に囲まれてしまうじゃないですか。

それに学園側も、あまり目立つような事はしたくないんじゃないですか?」

 

俺はこの学校の校長を見て答える。校長は俺の方をジッと見ていた

 

士希「まぁそう言う事です。下方修正ならズルにはなりませんよね?

では、お願いしますよ。俺もうお腹空いたのでこれで」

 

そう言って俺は職員室を出た。

他の職員はわからんが、うちの担任は見た感じ人が良いタイプだ。恐らくは大丈夫だろう

 

 

 

 

士希「なんてことがあったんだ」

 

俺はお昼での出来事をかいつまんで説明する。

だがその説明を聞いていたのははやてだけだった。

レズカップルは彼女らの世界に突入していたようだ

 

はやて「ふーん、私らが士希君のお弁当を食べてる間にそんな事があったんや」

 

士希「ほんと、多めに作ってきて良かったぜ…」

 

あの後教室に戻り、弁当箱を開けたら、中身が半分ほど減っていたからな。

はやてには遠慮というものが無いらしい

 

はやて「そういや、なんで私のデータと一緒にしたん?

私、女子的には上位かもしれやんけど、男子的にはそんな高くはないやろ?」

 

士希「ん?そういや、なんでだろうな。別になのは以外のデータなら誰でも良かったんだが、

パッと頭に浮かんだのがお前の名前だったからな。

まぁ、そんなに悪くないし、データなんて興味ないから気にしないがな」

 

はやて「士希君がそんなにも私の事を想ってくれてるなんて…」

 

士希「いつ誰がテメェを想ったよ!?

こういう掛け合いが多いから、テメェの名前が出てきたんだよ!」

 

はやて「ごめんな士希君…私にはシグナム、シャマル、ヴィータ、ザフィーラ、

リインっていう心に決めた人が…」

 

士希「なんで振ってるみたいな言い方するんだよ!?て言うか心に決めた人多いなオイ!?」

 

はやて「もう、そんな落ち込まんといて」

 

士希「落ち込んでねぇよ!?」

 

ヴィータ「はやてー、タダでケーキ食っていいって聞いたんだけどホントかぁ?」

 

シャマル「わぁ、とっても美味しそう!」

 

リイン「私これがいいです!食べていいですか?」

 

シグナム「ふむ、抹茶ケーキにするかティラミスにするか…」

 

はやて「おう!みんな来たねー!遠慮せんと食べや!士希君の奢りやで!」

 

ザフィーラを除いた八神家が入店し、嬉々としてケーキを眺めていた。

ちなみにザフィーラは甘い物が苦手との事で留守番らしい

 

士希「おいちょっと待てはやて。あれはなんだ?」

 

俺ははやて睨みつける。

はやては俺の視線に気付き、舌をペロッとだして、頭をコツンとつつき…

 

はやて「てへ!呼んじゃった☆」

 

士希「お前は鬼か!?」

 

こうして俺は、計11人分のケーキとお茶を奢るハメになった。

会計の時、一万を越えていたので少し泣きそうになりました…

 

 

 


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