No.664128

IS 革新の光 第17話 決闘

大空さん

射真とノエル二度目の衝突!

2014-02-17 15:29:51 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1022   閲覧ユーザー数:1000

                   IS 革新の光 第17話 決闘

 

 

                       海人side

 

挑戦状を射真が受けった翌日の放課後アリーナには漆黒のシュヴァーツと

深緑のデュナメスが対峙していた

 

審判は織斑先生

 

因みに朱武は朝に本社へと帰っている

射真がやりすぎないかとても心配していたが

俺と凛久がいるから心配いらないと背中を押しておいた

それでもダメなら一夏達や織斑先生だっているんだからと更に念を押しておいた

 

そして観客席には超満員のギャラリー・・・・どうしてこうなった

 

凛久「黛先輩が・・・・宣伝してた・・・」

 

凛久が毎日どこから仕入れているのかわからない紙パックのジュースを飲みながら言った

 

あの人は何してんだ!折角静かに済ませようと思ってたのに!!!

後できつい灸を据えてやらねば!

 

凛久「・・・・はじまる」

 

この言葉と同時に試合開始のブザーが鳴った

 

 

 

 

                       No side

 

ノエル「はぁあああっ!!!」

 

先手を打ったのノエルだった、開幕直後の先制攻撃はイグニッションブーストによる真正面からの強襲

 

射真「その程度」

 

ノエル「くぅっ!、はぁっ!!」

 

しかしその攻撃は読まれて躱され、逆にカウンターを貰ってしまい体勢を崩したノエルだったが直様立て直して射真に食らいついていった

 

 

 

 

凛久「なんだか、前と違う・・・・」

 

海人「お前も気がついたか凛久」

 

凛久「うん、なんか・・・・感じる」

 

海人(多からず俺の言葉が効いたみたいで良かった・・・・)

 

 

 

 

射真(この感じ・・・代表戦の時と違う・・・、何だ・・・・)

 

ノエル「私は・・・・貴方を倒す、そして私は前へ進む!!パパとママの為に!!!!」

 

射真「何っ!?」

 

流れはここから徐々に変わって行った

 

それまで百発百中だった射真の攻撃は次第に命中率が低くなり

逆にノエルの動きにキレと鋭さが増た

 

その結果射真に攻撃が当てられるようになっていた

 

射真「このっ・・・クソッ!!」

 

ノエルは鋭い機動で射真の弾幕を掻い潜り射真へ肉薄し刃を振りかざした

 

ノエル「そこぉ!!!!」

 

射真「舐めるなぁ!!!!」

 

キュィイイイイイン!!!!!

 

射真はスナイパーライフルを投げ捨てると右手で腰にマウントされているビームサーベルを引き抜き攻撃を受け止めた

 

ノエル「!!!?」

 

射真「喰らえっ!!!!」

 

左手にGNピストルを展開しシュヴァーツの腹部へ数発撃ち込んだ

 

ノエル「ぐぅっ!」

 

射真「(まさか僕が剣を抜かされるなんて)まだ、貴女に落とされるほど弱くはありませんよ」

 

 

射真はビームサーベルを元の場所に戻し、右手にもう一丁のGNピストルを展開した

 

海人「そりゃそうだな」

 

凛久「でも、あの人も凄い・・・・まぐれでも射真に剣を抜かせた」

 

ティア「凄い・・・でも射真って剣を使えるの?」

 

海人「使えるぞ、剣術に関しては俺が教えてたからな」

 

ティア「そうなの!?」

 

海人「あぁ、でも俺もアイツが剣を使って戦っているのを見たところは片手で数える程しか見たことがないしアイツは剣なんか使えなくても強いしアイツはどんな距離でも、負けない」

 

ティア「その根拠は?」

 

凛久「見てれば・・・わかる」

 

ノエル「今度は、私が勝つ!!!!」

 

ノエルは全速力で射真の視界から出ると後ろから攻めた

 

射真「無理ですよ」

 

ダァン!!!

 

ノエル「なっ!?」

 

しかし射真は振り向く事すらせずに真後ろのノエルに難なく攻撃を当ててみせた

 

射真「ほらね?」

 

ノエル「なら!!」

 

ノエルはまた距離を撮り高速機動で縦横無尽にISを駆り射真に接近する

 

その間射真はスナイパーライフルより連射力のあるGNピストルで弾幕を張るが

一発も掠らないが射真に慌てる風は一つもなかった

 

そしてノエルは射真の死角と自分の攻撃範囲に入るとまた武器を振り上げたが

 

ノエル(もらっ!!)

 

射真「はいはい、ご苦労様です」

 

ズドォン!!

 

ノエル「きゃぁああああ!!!」

 

またしてもノエルは自分に有利な状況を作りながら決定打を打つことが出来なかった

そんなノエルに動揺が走る

 

ノエル(タイミングもスピードも位置も完璧だったのに!なんで当たらないの!?)

 

射真「攻撃のタイミングもスピードも位置も完璧だったのになぜ当たらないか、教えましょう」

 

射真の答えは単純明快だったがそれ故に気づくことのない穴だった

 

射真「貴方の機体には射撃武装は一つだけまるで織斑先輩の白式だ、そして貴女も射撃が得意ではなく戦闘ではごく稀にしか使わないなら攻撃手段は近接戦闘に限られその為には目標に接近する必要があるなら射撃型の僕の行動は一つだけ・・・・相手が近づいてきた時を狙い打てばいい」

 

その言葉に誰もが言葉を失った、彼の語る技術をこの年で習得するのは極めて困難であり誰もが無理だと諦め挫折した技術だ

 

ノエル「っ!!!でも!それを実行するには相手が攻撃してくる場所を正確に予測してタイミングを計らなければならない!そんな事ができるはずがない!!」

 

射真「それができるから僕はこうして生き、そして貴女と戦っているんだこれからの貴女の課題はその左手のビームバルカンを使用しての攪乱射撃とそれを前提としたスタイルの構築です、貴女が僕に挑むのは・・・まだ早かったみたいですね、次に・・・期待します」

 

その瞬間射真の容赦ない射撃によりシュヴァーツのSEが0になった

 

ビィィィィィィィ!!!!!

 

 


 
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